人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
    --:-- | Top

思いの丈バサラってきた!

行ってきました!バサラ祭冬の陣。
夏、春ときて今回の冬の陣で3回目ということで、ハコも回を増すごとにデカくなっていく…。
今回のビックサイトは4500人だったそうです。ワンマンのゲームイベントで4500人も軽~く集まるのか…スゲーな萌えってヤツは(苦笑)。

ちなみに、バサラ祭初陣です。もう朝からワクワクでした。
なので、テンションも高く…。当然興奮度も高く…。3時間半後どっとツケがきたけどorz
とにかく。笑ったり、叫んだり…ホント楽しかった。
席位置のお蔭で、OPの鎧着た森田さんを間近で見られたし。うわ、卒倒しそうなくらい目の前で手ェ振っちゃったよ(苦笑)。
出演者の皆さんもそれぞれカッコよくて。能登さんカワイイし。
つか、藤原啓治はカッコイイよ。生ヒューズだ!
そして、大川さんの15歳家康の声づくりは可愛かった。あ、あれゲームで初めて聞いた時
「お、大川…さん?」
って首捻ったもんなあ。>私の中の大川さんはロイなので。

小十郎のストーリーモードのOP。
木刀持って筆頭とサシで稽古のシーンには卒倒しそうになった。
卒倒しそうなほど萌えたのに、なんで笑いが止まらないんだろう…(苦笑)。
なににせよ。
発売日が待ち遠しいよ!!!早くやらせろ!!!
…以上、心の叫びということで。
スポンサーサイト

…復活しました

GARDEN:カミマイサーチさまに登録。




明日は祭に行ってきます。>風邪は根性で治したさYeah!
グッズ……なんかその場で目移りしそうな勢い(苦笑)。いっそセットじゃなくて、よりどりだったらいいのにとか思う。今後のこと(来月の恐惶謹言と再来月の復活ライヴ)を考えたら、とりあえず衝動買いは控えてた方がいいのかなァ。でも、パンフは必須。

そういえば。
私のプレオーダー当選運は相変わらず持続中。>チケットの神様重ね重ねありがとう!
ポリスのJAPANツアーにもどうやら行けそうです。来年の2月ですが。
2年ぶりに生STINGに逢えます。STINGスキ。
席も東京ドームにしてはまずまずの位置でした。
あとは…アレだ。12月24日の復活ライヴの席位置だけだ、心配なのは(苦笑)。

267.元気ですか【幻水Ⅱ:赤青】

元気ですか。
出すこともない手紙だとは判っている。判っていて、尚したためる。



元気ですか──────俺達は元気です。


「だいぶこの義手も馴染んできた感じがするな。流石、当代随一とかいうからくりだけはある」
右手を握ったり開いたりを繰り返しながらカミューが云った。自身が馴染んできたというだけあって、多少ぎこちなさは残しているが、確かに動きは以前に比べれば滑らかになってきているようだ。
「おいおい、そんな表情するなよマイク。」
少しだけ困ったように笑ったカミューは、気遣うように寄り添っているマイクロトフの頬を人差し指で突いた。「だが…」と云い掛けて、続く言葉を探しあぐね口を噤んだ彼の頭を慈しむように撫でる。
別に腕の一本くれてやってもあまり支障はないのだ。右腕を失って左腕一本になった時、それなりに生活を営むことはできた。強いて不便だと───歯痒く思ったのは、両腕でマイクロトフを抱きしめることができなくなったということで。
納得して、というにはあまりにも身勝手で自己満足ではあるまいかと思う。だが、カミューは納得して右腕を暴漢どもにくれてやった。マイクロトフを二度と失わずに済むというのなら、そして、そのためにそれが代償というのなら安いものだった。
カミューとマイクロトフは幼馴染という間柄だ。子供の頃はよく二人で遊んだものだった。しかし、ある日突然マイクロトフはいなくなってしまった。前日までは普通に一緒に遊んだのに、別れなければならない理由も別れの言葉も何一つ云わずに彼はいなくなってしまった。子供心にそれがひどく悲しくて、傷ついて、闇雲に彼のことを捜したのを覚えている。
大好きだったのだ。マイクロトフがいれば何も怖くなかった。
それなのに。彼は突然カミューの前から消えてしまった。
やがて大人になっても、当時の痛みは少しも薄れることはなかった。いっそ忘れられればいいのに、とどれだけ思ったかしれない。だが、忘れることなどできなかった。思い出まで忘れてしまったら、今度こそ何もかも手離してしまいそうな気がしたから。
ところが。どんな運命の悪戯か、二人は再会を果たした。片や遊郭で一等格上、誰の腕の中にも堕ちない高嶺の華と評判の太夫、片や一介の客として。
花街の最奥に位置する『桜華楼』といえば、政財界のトップが御用達としている遊郭である。表は普通の廓だが、限られた者だけが通される裏は陰間が一夜の夢を売っている。『桜華楼』は客達にとって一種の社交場のような働きもしていて、そこに通うことが許されればあらゆる情報に通ずることができる。特に<裏>に通されるということは彼等の間でステータスとなっていた。それは、逆に<裏>の客として見限られれば、同時に社会的地位も失うに等しいことをも意味しており、それだけ『桜華楼』は強い影響力を持つということだった。
そのような場所にカミューが出入りするようになったのは、彼の同僚の紹介があってのことだ。当時、カミューは若いながら世界経済を相手にする仕事をしていて、仕事漬けの忙しい毎日を送っていた。その息抜きのつもりか、或いは人脈を広げる機会を設定するという意味合いもあってか、同僚が馴染みの店だという『桜華楼』に連れて行ってくれたのだ。
そして、そこで皮肉にもマイクロトフに再会した。
<義聖>と源氏名を名乗った彼は、最高位の太夫だった。どんなに高額の金を積んでも決して靡かない。誰のものにもならない高嶺の華にカミューは倍以上の花代を払って向こう3ヶ月の専属指名を申し入れた。
彼がどうしても諦められなかったのだ。大好きで、なのに一度は目の前から姿を消され、そして再びこんな形で出逢った。再び逢えたら、今度は絶対に離さないと思っていたから余計だ。
カミューは共に故郷へ帰ることを望んだ。看板太夫を身請けするのに幾ら金を積めば良いか詳しくないので知らないが、幸い蓄えはあるから彼の身請けに支障はない。しかし、頑としてマイクロトフは首を縦に振らなかった。それどころか、賭けを申し出たのだ。
曰く、専属期間中に自分の心を少しでも動かせたならその時はお前と共に帰ろう──────
彼は誰のものにもならない。専属など未だ誰も望んでも果たしえなかった。その彼が。
そう云って、初めて専属指名を受けたのだった。
高嶺の華を占有しない──或いはできない──ことで彼の馴染みの客達は平等でいられた。下手な独占欲も互いに醜い嫉妬心に駆られることもなかった。そうであるうちは微妙な具合でバランスが保たれていたのだ。
それがカミューの登場で崩れてしまった。
今までどれだけ金を積もうとも絶対に専属指名を応諾しなかった義聖が新参の若造に、という知らせは瞬く間に贔屓客に知れ渡った。それは彼等の嫉妬心を煽るに充分なものだった。それでも多くの者達は以降の機会を信じて耐えたのだが、とある愚かな男がカミューを逆恨みして暴挙に出た。暴漢に襲われ右腕を奪われたのはその男の差し金だ。男は大物政治家だった。しかし、これが原因で政界を追われることとなる。
その少し前くらいからマイクロトフとの関係も落ち着きをみせていて、或いは賭けはカミューの勝ちかとも思われた。おそらくマイクロトフ自身も揺らいでいたと思う。だが、その事件は再び彼の心を硬化させてしまった。
『お前に一睡の夢を見せて貰ったから…もういいと思ったんだ。それだけで俺は充分満足だ…って。だから』
ゴタゴタが済んで、言葉が悪いが人攫い紛いに彼を身請けした時、マイクロトフはそう心中を語った。カミューのことを慮って、自ら身を引こうとしていたのだ。
本当に。何もかもが愛しかった。どうして二度もその手を離せるだろう。
あの頃のことがまるで幻のように。二人は毎日を穏やかに過ごしている。マイクロトフは屈託なく笑うようになったし、カミューは隻腕である自分に慣れた。故郷に戻ってしまったので仕事はあの頃のペースまでとは流石にいかないが、同僚がいろいろと手を廻してくれているので凡そ順調だ。二人でなら充分に暮らしていける。
「なあ、カミュー」
「うん?」
「皆…元気だろうか」
ぽつりと呟かれた言葉。
心優しいマイクロトフが彼が長く身を置いていた桜華楼の人達のことを常に心に掛けていることは、傍らにいて良く知っている。彼等がそれぞれ息災であることは時々同僚経由で伝わってきているが、それでもやはり気に掛かるようだ。
「元気だよ、きっとね」
そうだ、とカミューは思いついたように手を打った。
「マイク、どうだろう。皆に手紙を出してみないかい?」
「手紙?」
彼等のことを気に掛けているマイクロトフが幾度となく手紙を書こうとしていたのは薄々気づいていた。だが、それらは一度として投函されていないこともカミューは知っている。彼等はマイクロトフの幸せを願い、笑ってマイクロトフを籠の外へ出してくれた。けれど、マイクロトフは今でもあの時自分自身を優先させたと心苦しく思っている節があるようだ。
「そうだよ。元気ですか、俺達は元気ですってさ。幾ら便りがないのは良い便り、だと云ってもね。俺達ばかりが向こうの様子を知って、逆にこっちは音沙汰ナシってのは些か不義理だとは思わない?」
「だが…」
「お前が心苦しく思っているのは知っている。お前にそういう選択をさせたのは他ならぬ俺だ」
「カミュー、それは…」
違うと首を振るマイクロトフを見つめ、カミューはどこか困ったような笑みを浮かべてぎゅっと抱きしめた。
「ああ、もう。そんな表情をさせたいんじゃないのにな」
「…カミュー」
ごめん、と腕の中で小さな声が返ってくる。
「…お前の云うとおりだ。あんなに優しくしてくれた人達に消息を知らせないのは、確かに不義理かもしれない…」
元気ですか、としたためても許されるだろうか。
今更遅きに失してはいないだろうか。
大丈夫だよ、とカミューは答えた。
きっと彼等は喜んでくれる。そして、同時に安心するだろう。
ついでにね、とカミューはマイクロトフの耳許に唇を寄せて囁いた。
俺達は幸せです、とも知らせてあげれば良い──────と。



365題 お題配布元:capriccio


参加中です。→赤青連続更新企画

27.僕のお姫様【幻水Ⅱ:赤青】

けふん、けふんと苦しそうな咳が障子で隔てた向こう側から聞えてくる。ここのとこ暖かな───所謂小春日和が続いていたのだが、寒気が入ってきた所為で突然寒くなったものだから具合が悪くなったのかもしれない。激しい寒暖差は病弱の身には負荷が掛かり過ぎる。
生垣の崩れた部分、ほんの僅かに生まれた穴に小さな体を潜り込ませれば、目当ての部屋に一番近い。
けふん、けふんと聞えてくるひっきりなしの咳に知らず表情を曇らせたカミューは、縁側で靴を脱ぎ捨てるとそっと障子を滑らせた。
「マイク?」
心配そうに顔を覗かせれば、その声で来訪を知った少女が大儀そうに床から起き上がった。濡羽色の黒髪がサラサラと背中に流れ落ちる。
「マイク、大丈夫?」
「ああ…大丈夫。ここのところ陽気が良かったから…ちょっと油断しただけ、だ」
そう告げてからまた───今度は少し激しく咳き込む。カミューは慌てて枕許に駆け寄ると、自分よりもずっと小さくて細い背中を擦ってあげた。
「それより…来ちゃダメだって云われなかったか?」
「云われたけど。だからっておとなしく云うことを聞く俺だと思う?」
そう問われて、澄んだ漆黒の瞳を丸くした少女は「おとなしく云うことを聞いた例などなかったな。そういえば」と今更呆れたように答え、プッ吹き出した。そうすると見違えるように生気が宿る。
色白の面に艶やかな黒髪。まるでお人形のような少女は、否や少女などではなく、れっきとした男子だ。名をマイクロトフという。カミューとマイクロトフは幼馴染という間柄だ。
マイクロトフの母親は何度も子を流し、やっとのことでマイクロトフを授かったという。だが、その待望の男子は体が弱く、命を繋ぐことを幾度となく危ぶまれた。死神に魅入られてしまった子は性別を偽ればその呪縛から逃れられる、という迷信があって、マイクロトフはそれに倣ってある一定の歳になるまでは女子として育てられているのだった。
そういう事情を教えられるまでは、カミューですら彼のことを本当に女の子だと思っていたのだ。性徴もまだであるこの時期、外見だけの判断なら充分に女子といって通用する。まるでお人形かお姫様だ。
とはいえ未だ死神の呪縛からは逃れることは叶わず、なかなか床上げをすることができない。自由に外を駆け回ることも遊ぶこともできず、こうして日がな一日臥せっているマイクロトフを思うと、幼いながら不憫に思うカミューである。病弱なばかりに不自由なことばかりだ。もし彼の立場が自分だったら、ほんの僅かでも耐えられない。
「カミュー?どうした?」
「ううん、なんでもない」
怪訝そうに見上げてくるマイクロトフの瞳に一旦思考を中断したカミューは、緩く首を振ってにこやかに笑ってみせた。
「それより。いきなり寒くなったよね」
「今年は雪の訪れが早いだろうか」
どうだろう?とマイクロトフの問いにカミューは首を傾げた。確か数日前の天気予報で初雪の便りが間近だとか云っていたような気がする。今年の冬は長そうだ。
寒いのは嫌だなァとつい呟いたカミューの本音を聞き届けたマイクロトフが可笑しそうに笑った。
「わ、笑うなよ」
「スマン。でも、俺も寒いのは嫌だな。雪は好きだが」
尤も、雪の日は大抵臥せっているから雪を触りたくても触れないけど、と少し淋しそうに続ける。
いっそ儚げに。
「マイク…」
こんな時どう言葉を掛けたら良いのだろう。気の利いた言葉の一つでも云えたら良いのに。そんな自分に歯噛みをしたその時、マイクロトフが再び咳き込み始めた。
「マイク!?」
背中を擦り、水差しで少しずつ水を飲ませて落ち着かせてやる。漸く発作が治まったところで、マイクロトフを寝かせた。
「…すまない」
布団を肩まですっぽりと掛けられ、弱々しい声で謝るマイクロトフの黒髪を梳きながら、カミューは気にしないでと答えた。彼の具合を考えれば、無理をさせてしまったのは却って自分の方かもしれない。
「初雪が降ったらさ。マイクのために雪だるまを作ってあげるよ」
「雪だるま?」
「うん。それも大きいヤツ。それとも…雪うさぎの方がいいかな。枕許に並べることを考えたら」
パチパチと目を瞬かせるマイクロトフに悪戯っぽく笑い掛けてやる。
「そんな…作れるほど降るものか」
「判んないよ?枕許に並べるどころか、うっかり部屋中雪うさぎを飾れるかもしれないし?」
やけに自信たっぷりにカミューが答えるから。マイクロトフは布団の中で呆れたように、それでもどこか嬉しそうに「期待はしないでおく」とだけ答えた。
マイクロトフが喜ぶのなら。
どんなことだってしてあげたいし、なんだって与えてあげたい。
そして。
あらゆる害を成すものから彼を護ってあげたい。否、護らなければならないと思う。カミューにとってマイクロトフはとてもとても大切な宝物なのだ。傍にいてくれるだけでキラキラと輝く。
「マイク…」
(これは俺の誓い、だから。絶対にマイクを護るよ)
マイクロトフを護る。
それは、幼き日の誓い。



今年はまた随分積もったなぁと感心しつつ一人ごち、マイクロトフは縁側に立って庭を眺めていた。冷たい縁側に裸足で立っているものだから、見ているこちら側の方が余計に寒くなる。寒くないのかい?と訊ねれば、別にとあっさり返された。
「これだけ積もれば、さぞかし雪だるまも作り甲斐があるぞ」
笑いながら袖捲りを始めるマイクロトフは、最早やる気充分のようだ。
「なに、まさか今から作る気?」
「ああ。だから、お前も手伝え。カミュー」
えーっと口を尖らせているうちにマイクロトフはさっさと縁側を降りてしまった。それでもごねていると、業を煮やしたのかいきなり雪玉を投げられた。
「げ!?」
「もたもたしているお前が悪い。子供の頃はお前の方がこういうの好きだったクセに」
マイクロトフが笑う。子供の頃のことを持ち出されて肩を竦めたカミューは雪を払うと、仕方がないなぁと答えて縁側を降りた。
マイクロトフへの死神の呪縛はなくなった。昔はすっぽりとカミューの腕の中に収まるくらいに華奢だった面影はどこにもない。これだけ鮮やかに変化をするなんて詐欺だとつい罵りたくなるほど呪縛から逃れられた彼は健やかに成長し、病知らずの好青年となった。
(今、面と向かって『護りたい』なんて云ったら…激怒しそうだよなあ)
マイクロトフの背中を追いながらぼんやりとそんなことをカミューは思った。最早どう好意的に解釈をしても庇護などを必要とはしていない。寧ろ今の彼は自分の道を自分でガンガン切り拓くような、そういうタイプだ。
決してお人形だとかお姫様だとかではない。
それでも。
彼を護りたい。彼を護る。という子供の時分の想いは今も変わってはいない。案外一途だったんだなあ、俺と己に感心するカミューである。
尤も。
時々どうしようもなく挫けそうになることがあるのだが。


365題 お題配布元:capriccio


参加中です。→赤青連続更新企画

なんでこんな時に

うっかり体調を崩して風邪をひきました。
本人はしんどくてヘロヘロしているのですが、周囲からはどうもそのように見えないらしく。
昨日の夕方、それこそもうどうにもカラ元気を取り繕えない状況にまで至って、漸く周囲に体調が悪いことに気付いてもらえたというorz。>いっそのこと休んどきゃよかったよ。
今日は昨日ほど具合が悪くはなかったのですが、念のためということで午後から休暇を取りました。
きっと、こういう時じゃないと休めない。
つーか、日曜日までには絶対に治さねば!


220.嗚呼、青春【幻水Ⅱ:赤青】

朝錬を終えてシャワーを浴び、汗を洗い流して頭を切り替える。時刻は午前8時ちょっと前。職員会議は15分後に始まるから、そうゆっくりもできないがコーヒー片手に書類への目通しくらいはできるだろう。
「今日の授業は…2時限目からだな」
コーヒーを飲みながら頭の中で今日一日の予定を組み、手にした書類に目を通す。一度にいろいろなことをできるほど器用なタイプではないが、毎日忙しい生活をしていると流石に慣れてくるというものだ。
「うん、綺麗な項」
「う、うわあ!?」
突然背後に人の気配がして剥き出しの項にキスをされた。無防備な上に書類の方に意識がいっていたから、柔らかな唇の感触に驚いて思わず手にしていたカップを落としそうになる。
「そんな驚かなくったってイイじゃんか」
驚いた表情もカワイイけど。
「五月蠅い!人を揶揄うのも大概にしろとあれほど云っているだろう!カミュー!」
ふり向きざまギッと睨みつけたが、相手にそれほど効果はなかったようだ。制服姿の少年はニコリと全く以て人好きのする笑顔を浮かべている。この笑顔が曲者なのであるが。
「気配を殺して現れるな」
「だって、マイクが真剣な顔して書類見ているからさ。邪魔しちゃ悪いなと思って」
エヘ?と可愛らしく首など傾げてみせて背後から自分抱き寄せてくる。そんなことをしていること自体がもう充分邪魔をしているのだが、今更何を云っても響くまい。
「あ。石鹸のいい香りがする。シャワー浴びた?」
「朝練があったからな。そんなことより、ここは学校なんだぞ。必要以上に引っ付くな」
「えー。イイじゃん。今の時間くらいしかこういうことできないし。俺、朝もの凄い弱いのに、このためだけに頑張って早起きしてるんだぜ」
あー、ハイハイ。偉そうに云うほどのものでもないがな。最早呆れの境地に至ったので、とりあえず肩口辺りにある頭をよしよしと撫でてあげた。それほどの情熱があるのなら、寧ろもっと別の方面へ向けて欲しいと教師としては思う。例えば勉学、とか。
「マイク?」
「マイク、ではない。学校ではマイクロトフ先生だ。俺は物覚えの悪い生徒を持った覚えはないのだがな」
ちぇっと行儀悪く舌を打つ音が聞こえた。

カミューは元々マイクロトフが大学生の頃アルバイトでやっていた家庭教師として面倒を見た生徒の一人だ。あの時彼は確か中学生だったか。教員試験に合格し、晴れて教師として採用されて今の高校に赴任したのだが、そこで彼と再会した。またもや教師と生徒、である。
家庭教師をしていた当時からそうだったが、カミューは利発で頭の回転も速く、何でも器用にこなせてしまう──同じ世代から見たらさぞかし厭味な──子供だった。あまりにソツなくこなせてしまうので少し心配をしていたのだが、それなりに上手く子供の世界を生き抜いているようで安心した。
その彼が何をトチ狂ったのか、赴任早々のマイクロトフの許に推し掛けてきて『告白』をしたのである。大概のことには驚かないマイクロトフだったが、流石にこれには驚いた。彼のことは確かに好ましく思っていたが、それはあくまでも弟のように或いは親近感を込めて、である。恋愛感情とかそういうものではない。
なのに、彼は真正面から堂々と『好きだ』などと云うのだ。
『マイクは俺のこと嫌い?』と。
動物に限らず人に限らず自分を慕って懐いてくるものをどうして素気無くできよう。それが寧ろマイクロトフの弱い──オトしやすい──部分なのであるが、如何せん自分自身気づかない。
「ねえ、マイク。キスしていい?」
「お前のその耳は飾り物か。ええ、カミュー?ここは学校だと…」
云っているだろうと語気を強めて云おうとしたマイクロトフだったが。あまりに真摯な瞳で見つめられ、思わず怯んだ。
ああ、この瞳だと思う。
この瞳が自分をダメにする。
告白された時もこの瞳をしていた。
だから────。
頭に次々に浮かんでくる諸々の云い訳を総て飲み込んで。
(子供のクセにこんな瞳をしやがって)
結局、今度もその瞳に抗えない自分を低く罵った後、マイクロトフは観念したように瞳を閉じた。


365題 お題配布元:capriccio


参加中です。→赤青連続更新企画

100題更新【小政】 / 鋼更新終了

GARDEN:題名&台詞100題「025:紡がれる言葉」(小政)アップ。
鋼関係検索・同盟リンクを外しました。


暫く前に鋼の更新がストップしたのですが、とりあえず検索・同盟のリンクはそのままにしていました。
しかし、今後も(多分)鋼の更新はないと判断しましたので、潔くリンクを外すことにしました。
お題にてアップしているものは、引き続き読めるようになっています。
きちんと整理したら、Heavenlyの方にでも再アップするかなとは考えていますが。
何にせよ、今まで読んでくださった方々には感謝しきりです。
どうもありがとうございました。


憧れと夢>車のはなし。

先日、仕事を終えて家に帰ったら、今月の2日に発売された新型スカイラインクーペのカタログとご丁寧に(苦笑)見積りが机の一番目につく位置に並べて置かれてて。
とりあえず、懇意にしているディーラーのお兄さん。毎回新車が出るたびに見積りをありがとうゴザイマス。
私の愛車は今年で11年目に突入しているので、そろそろ2代目を真剣に考えなければならないんですが、愛着があることと丁度お手頃で且つ好みの車が出ないこととで、なかなか買換えるという気になりません。まぁ愛車もまだまだ現役で快調な走りをみせているので、そういう気にもならないというのもありますが。
今の愛車は子供の頃からの憧れでした。
で、スカイラインは子供の頃からの夢です。いつかは絶対にコイツに乗りたい!という。
ただ、今のスカイラインは往年のあのスカイラインとは見てくれが程遠いので好きではありません。昔のスカイラインらしいスカイラインに乗りたいの、私は!
などと力説しつつ。
新型スカイライン。
とりあえず、カタログを見て少しばかり食指は動きました。
ちょっと現物を見に行って来ようと思います。

ちなみに、今日は秀吉が信長の葬儀を行った日らしいです

昨日は小十郎の命日だったので。


彼を偲びつつ、奥州事変でたんまり買い込んだ本を読み耽り。>お蔭で昨日の大河はうろ覚え。
そして彼を偲びつつ、東京の大丸で買ったずんだのロールケーキを食べる。
昨日あたり傑山寺へお墓参りに行ければ、なお一層感慨深かったのかもしれないけれどなぁ。


223.押して駄目なら?【戦国BASARA2:チカダテ】

障子を隔てた向こうからどかどかと五月蠅い足音が近づいてくる。それこそ床板を踏み抜きそうな勢いだ。耳聡く足音の主を聞き分けた政宗は、スッと眉間に皺を寄せた。
この足音は竜の右目のものではない。小十郎は武骨だが、こういう部分は気遣いのできる男だ。墨を磨っていた手を止め、思い当たりそうな人物を思い浮かべると、途端にムカついてきた。
「よォ、独眼竜」
パーンと勢い良く障子が開けられる。仄かな潮の香。
「…何用だ、西海の」
背後をふり返り、ギロリと睨みつける。無意識にでも聞き分けてしまった足音の主は、西海の鬼と怖れられる四国の武将長曾我部元親だった。
「どうしたよ。随分とご機嫌斜めじゃねーか」
俺とお前の仲で『西海の』ってのはちぃーっと淋しいじゃねえ?と笑いながら元親が告げる。その呑気な云い回しに政宗はいよいよ腹を立て眦を鋭く吊り上げた。
「うるせえ、ほっとけ!テメエが跨げる敷居はこの城にはねェ!」
「おうおう、本格的に不機嫌だなあ。俺の竜は」
「誰がテメエの竜だ!」
怒り狂う政宗とは対照的に元親はそんなことすら気にも留めず、呵々と笑う鷹揚さだ。それがまた政宗を逆撫でするのだということは知る由もない。
「機嫌直せって。ほら、土産持ってきたからよぅ」
政宗の好奇心を煽るような物云いで、元親は部下に運ばせた土産の品々を政宗の目の前に並べだした。並べられた見事な反物やら菓子やら舶来の品々は確かに政宗の好奇心を擽るものだったが、だからといって絆される訳にはいかない。
「どうよ?この反物なんかお前によく似合いそうだぜ?」
元親は貢ぐのが好きらしい。政宗も別段止めようともしないので、気がつくと彼から贈られたものが部屋中に溢れ返っていた。しかも元親が選ぶものはセンスが良いのが曲者で、だから政宗も気に入っているのだが。
「Ha!人の機嫌をモノでとろうなんざ最低だな。俺はそこらの女とは違う」
「なんだ?なに怒ってんだよ。一等足の速い船を飛ばしてわざわざ京で手に入れた流行のガラだってのによ」
「Shut up!テメエの顔なんざ金輪際見たくもねェ!」
「…おい、政宗」
怒りに任せて怒鳴る政宗に流石の元親の声も低くなる。元親にしてみれば、久しぶりに訪れたというのに素気無くされるどころか理由も判らず怒鳴り散らされて堪らないだろう。
「勝手にいなくなりやがって!」
「…え?」
はたと互いの動きが止まる。政宗は思わず口にしてしまった言葉に「Shit!」と舌打った。
「あー、もしかして俺が1ヵ月以上もお前の傍を離れてたことに腹を立ててる、とか?」
「…悪ィかよ」
政宗だとて元親が海の男で海賊なのだということは充分に承知している。彼等の本分は陸ではなく、海だ。海上にあってこその彼だということくらい。
陸に長く上がっていると海が恋しくなってフラリといなくなるだろう。それくらいのこと許せると思っていた。けれど、許せなかった。ほんの少し姿を消されたくらいでこの有様だ。
政宗の本質が非常に臆病であることを元親は知っている。実母に忌み嫌われるという過酷な幼少時代を経験しているが故に他人を愛することも他人から愛されることにも不器用なのだ。その政宗が漸く心を開いて元親と想いを通じ合わせた。しかし、通じ合わせた相手が何も云わずに姿を消してしまったのだ。幼少時代のことが未だにトラウマになっている政宗にとって、それは裏切りにも等しい。頑なになるのも仕方がないではない。
「政宗…」
ごめんな、と素直に謝った元親はぎゅうと政宗のことを抱きしめた。逞しい腕に抱きしめられれば、ツンと潮の香が鼻を衝く。
「お前を喜ばせようと思ったんだがよ。逆に悲しませちまったなぁ」
「…全部テメエが悪ィんだ」
「おう、俺が悪かった。だから機嫌直してくれや。せっかく船を飛ばして戻ってきたのによぅ、お前の笑顔一つ見られねぇのはツライもんだぜ」
なあ?
「……仕方ねぇ。今回はこれで収めてやる」
腕の中でブスリと答えれば、元親はパッと顔を輝かせた。
その笑顔をまじまじと見上げ、本当に仕方ねェよなぁと心の中で呟いて。漸く政宗も凍てつかせた心に光を差し込ませたのだった。

365題 お題配布元:capriccio



参加できるかなぁ

ネット回遊をしていたら、ステキ企画にぶち当たった。
題して「赤青連続更新企画」。
どうやら今年の秋から来年の夏まで、1年通しで企画をやられるそうです。まず第1回目の10~11月は、秋のパラレル3日間連続だそうで。
こういう赤青の企画サイトを見つけたりすると、「わあ、まだまだ同志がいっぱいいる」と実感できてなんだか嬉しいです。>そして、自分もまだ頑張れそう。
とりあえず、この企画。
3日間ぐらいならなんとか参加できるかなぁ…などと思案中。
参加できれば、ブログの365題更新でかな。

なお、詳細はこちらで→赤青連続更新企画

拍手小噺入替

拍手小噺を入替えました。
相変わらず、お借りしている365題からとりあえず3題をピックアップです。
…一石二鳥な消化具合です。
今回は、初期装備として赤青と小政とサスダテ。
サスダテ、初挑戦です。そして、潔く散りました(苦笑)。
幻水Ⅴからも何か出せたらなぁと考えています。フェリゲオかゲオ王あたりで何か。
なお、先代の小噺はそれぞれの部屋に格納済みです。

100題更新【小政】

GARDEN:TEXT 題名&台詞100題「048:どうしてか、貴方が思い出せない」(小政)アップ。

伊達主従巡りの旅in白石・仙台【2日目その2】

作並街道経由で仙台入り。秋保大滝界隈は気持ちいいほど車が走っていなくてガンガン飛ばせたんだけど(余所に行ってまで走り屋根性丸出し/苦笑)、流石に仙台に近づくにつれ車も多くなるわで人並みな速度に。
2日目に入ったので流石にカーナビの扱いにも慣れてきた…という訳で、ナビを頼りにまずは青葉城址へ。>もともとカーナビより地図派というアナログな人達。
わ~、見晴らしが良いわ♪有料駐車場に至るあのいきなり曲がりくねった急坂を登り切っただけはあるな、と。馬力の利かない代理ハニーなので、坂道は悉く難所となるんですよ。アクセルを踏み込んでも踏み込んでも急坂はしんどい(苦笑)。
「がんばるのよ~ッッ」
それが登坂走行時の合言葉。ああ、これが我が愛車なら全然苦にならない軽快な走りを見せてくれるのに…。>小回りが利かないけどさ。
とにかく、そんな苦労を補って余りある見晴らし。そして、当たり前のように観光客がわらわら。筆頭像の前では姦しいオバちゃん達の群れが我先にと記念撮影。…モテモテだな(苦笑)。つーか、オバちゃん達は慰霊碑(太平洋戦争だったと思う)の前でも我先に記念撮影してたから、銅像ならなんでも良かったのかい?
そんな姦しい集団を見送ってから、心置きなく筆頭像をカメラに収めました。
で、資料館へ。
実は同じ敷地にある護国神社で戦艦大和の模型を展示していて、それも見たかったんですが…相棒に即却下されてしまいました(苦笑)。家族旅行なら間違いなく「見に行こうぜ!」で即決なんだけどなぁ。
で、資料館。貴重な資料が沢山展示されていて、もうダメ。なかなか離れられない(苦笑)。丁度入った時に、もうすぐ青葉城のCGの上映が始まるよだったのでいそいそと上映シアターへ。
確か10分くらいのヤツだったんですが、その案内役が小十郎と政宗で。そ、そして、政宗の声が…
波平かっ!?>永井一郎氏デシタ…。
笑いを堪えるのが大変でした。が、ここの小十郎と政宗もなかなか仲睦まじい掛け合いを聞かせてくれました。(森川・中井組でやってもらったら、一部が大ウケだ)
資料館には城下町のジオラマがあったり、城下町を疑似体験できるCGのコーナーがあったり。相棒を余所にわあわあ喜ぶ私は、城下町CGのコーナーで只管小十郎邸にお邪魔してました(苦笑)。>しかし、玄関までしか通してくれない…。
そして、相方も前日から「小十郎、小十郎」ばかり云ってる私を可哀想に思ったのか、城下町ジオラマの前で真っ先に小十郎邸のランプを灯してくれました。ありがとう、心の友よ。
しっかり伊達主従を満喫して、「I got it!次!」と時計を見たところ。
2時15分前。
「え~と…車返すのって何時でしたかいね?」
「2時だけど」
「つか、今2時15分前という恐ろしい現実なんですが…」
わあ。予定では次は瑞鳳殿なのに!移動だけでオーバーだよ!
「…非常に残念なことですが」
「エエ。非常に残念なことですが」
瑞鳳殿諦めます。一つ取りこぼしておくのが我々の旅行です。>それを口実にまた来る気でいるので。
ガソリン満タン返しのためスタンドを求めて市内を彷徨い、時間ギリギリに返車。
仙台ってところは何故にあんなにガソリンが高いのか。
毎年毎年この時期になると、自分の目を疑うよ。
レギュラーでリッター145円越えって、一体なんなの…。そのお値段はこっちのハイオク…。
というか、旅行前に愛車にガソリン入れた時(うちのはハイオク)の単価の方が1円ばかり安かったよ(苦笑)。わあ、あそこじゃ迂闊に車に乗れない。

車を返して仙台駅に戻った我々は。遅いお昼に仙台といえば牛タンを頂き(利久で)、それぞれの家と職場用にお土産を買い漁ったのでした。
そろそろ帰りの新幹線…と互いに我に帰る頃には凄い荷物(苦笑)。戦い済んで日が暮れて、新幹線に乗り込み一路宇都宮に戻るのでした。

どんなミラクル

駆け込みでやったLUNASEA一日限りの復活ライヴのプレオーダー。昨日抽選結果の発表があったんですが…。
チ、チケット取れてた!!!>イェア!
一体、どんなミラクルが(苦笑)。
流石にここのところプレオーダーでのチケット取りがトントンと来ているから、ここいらでハズすだろうと思っていたのに。
…ミ、ミラクルチケットだ。
今年はまだ1回もライヴに行けてないから、チケットの神さまが運を残しておいてくれたんだろーか。
とりあえず、これで28日は後顧の憂いなくバサラ祭に出掛けられるというもの。
今年のクリスマスはドームで7年ぶりに彼等に逢ってきます。>ありがとう、チケットの神さま!


そして、昨日のどんなミラクル第2弾。
ジャイアンツ、5年ぶりのリーグ優勝おめでとう!
5年ぶりって…わあ、どんだけ昔の話。
ああいう肝心な時に、地上波では中継やらないんだもんねぇ。
プロフィール

安曇

  • Author:安曇
  • 今日も元気に生きてます。
カレンダー(月別)
09 ≪│2007/10│≫ 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ちびギャラリー
 

presented by.●○紅羽のTWぶろぐ○●
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。