人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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好きなんだけど…

朝から頭の中でずっとナイトメアがかかっています。

「惰性ブギー」

「メビウスの憂鬱」
が交互にエンドレスで。


…ちょっとウルサイ(苦笑)。


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188.海が呼んでる【戦国BASARA2:小政】

Hey、小十郎早くしろ!と嬉々と弾んだ政宗の声が波の音に重なって小十郎の耳許へと届く。
遠駆けと称して海へとやってきた政宗は、浜へ着くや馬から飛び降りて小十郎が制止するのも聞かず、待ち切れないと云わんばかりに駆け出した。
「政宗様!そのように慌てずとも海は消えませんよ」
まるっきり童である。颯爽と駆ける若き竜の背を見ながら随分と昔に元服は済ませた筈なんだがなァと知らず苦笑を浮かべ、小十郎は二頭の馬を休ませるべく近くにある松の下へと連れて行った。
「小十郎!Hurry!」
「お待ちください」
既に波打際に辿り着いた政宗がこちらをふり返って南蛮語で急かしてくる。そんな主の姿が眩しくて。
「やれやれ…堪え性のねェ竜だ」
ぼやき事を繰り出しながらも政宗を見守る小十郎の瞳はとても優しい。

何事にも適度な飴と鞭は必要である。ここのところ政宗は度重なる戦──どちらかといえばどれも小競り合いの域を出ないもので、実際は戦というほど大袈裟なものではないのだが──の仕置でずっと城詰めの日が続いていた。大将としての責務をきちんと果たしているのは良いことだが、本質はやんちゃな若き竜だ。いつまでもおとなしくしていられる訳がない。おまけに気分屋でムラ気があるから、適当なところで息抜きをしてやらないと本当に保たないのだ。なかなかに難儀な性格をしている、けれど可愛い主の限界を見極めるのも小十郎の大切な役目である。
草履を脱ぎ捨て足袋を抛り早々に裸足になった政宗は袴を捲り上げて海水に足を浸していた。
「遅っせェぞ、小十郎」
漸く政宗の許へとやってきた小十郎に向かって政宗は悪童よろしくニヤリと笑うと、右足を大きく蹴り上げて小十郎に海水を引っ掛けた。陽光に反射して水滴がキラキラと輝く。
「…ったく、足癖の悪ィ童だ」
「呼んでんのに、早く来ないお前が悪い」
子供みたいな屁理屈。政宗はもう一度、今度は左足を蹴り上げた。
「政宗…いや梵天丸様とお呼びした方がよろしいか?」
そう嘯いた小十郎は濡れることも厭わずに──どうせもう濡れているのだ。これ以上どう濡れようと大差ない──政宗を掴まえた。彼もそうした小十郎の行動を予想していたのだろう。抗おうともせず、おとなしく小十郎に掴まる。
「お前にとっての俺はいつまでもガキのまんまかよ?」
「いいえ。そのように無邪気にはしゃがれるお姿に、つい昔を思い出したまでのことですよ」
「それがガキ扱いってんだよッ。俺はもう梵天丸じゃねェぞ」
唇を尖らせて拗ねる政宗を宥めんと返した言葉。それが満足を得られなかったのか、彼はフンと鼻を鳴らしてそっぽを向いてしまった。その様は猛々しい奥州筆頭などではない。小十郎だけに見せる素の彼である。それを可愛らしいと思っても、素直に口にすれば益々臍を曲げるだろう。やれやれと苦笑し、小十郎は政宗を己の懐に抱き込んだ。
漸く機嫌を持ち直したのか。
「なあ、小十郎」
ややあって、腕の中に収まったままの政宗が口を開いた。
「この海の果てには俺達も知らない世界があるんだぜ」
「南蛮…ですかな」
「That's right。だが、南蛮だけじゃねェ」
政宗の自室には地球儀なるものが置かれていて、今はこれが大層お気に入りだ。なんでも世界の縮図だという。
そこに描かれた日の本は頼りないくらいに小さかった。これが日の本だと政宗に指し示された時は小十郎も正直驚いた。海に囲まれた島国が斯様に小さなものだったとは。そして、その小さい国の覇権を巡り、自分達を含め多くの武将が争っているという現実。
「小十郎。俺は天下を取るぜ?」
きっぱりと告げる。己が言葉に責任を持つ彼のことだ。必ずや実行するだろう。政宗は一国の将で終わるような器では決してない。何れ日の本はこの竜の掌中に納まる。
「そして───いつかはこの海の向こうに在る世界も喰らってやる」
「なんと!」
「世界の果てが見たいだろう、小十郎?」
この国だけではなく未だ見ぬ世界すらも喰らおうとする貪欲さに瞠目した小十郎を余所に政宗は不敵に笑ってみせる。
「いいぜ。俺が見せてやる。世界の果てってヤツをな」
そのためには先ずこの国だ。数多の武将を蹴散らし、天下を取って。そうして、広い海の向こうへと。
「連れて行ってくださいますか。この小十郎を」
「ああ。世界の果てを見るのに左目だけじゃ心許ねェからな…右目も一緒だ」
「政宗様…」
「だから、小十郎。ちゃんとついてこいよ?」
「…承知」



この小十郎、何処までも政宗様とともに──────




365題 お題配布元:capriccio

ネタは何処に転がっているか判らねェな、という(苦笑)。

GARDEN:TEXT 365題「05:だけど貴方は気付かないでいて」(小政)アップ。
お互いに一方通行の恋。


たまたまビジネス英語で「talk the talk」というフレーズを勉強してですね、こういう使い方をしますよ的な例文で「Don't talk the talk~」が載っていたんです。
「実行もできないくせに、偉そうなこと云うな」という。
習ったその場で使いたい(苦笑)!
というか、そっくり政宗に云わせたいという一心でできたお話。
ビジネスにはあまり役に立っていないけど、全く意図していないところで役立ったよ。


目下考えているちょっと長めの小政話は、章立てにするのも良いかな…とか、またできもしないことを考えてみたりしてますが。
まさにDon't talk the talk~,じゃんorz
なんかこうしっくりくるタイトルが欲しいなと思っているのですが。
とりあえず、仮タイトルは考えてみた。
出典は本日の朝刊。
やっぱりネタは何処に転がっているか判らない。

ネタ錬成

全編ドイツ語にてお届けします、な講演会を聴いている間、案の定何を喋っているのか全く判らないので(ドイツ語は範疇外)、時間潰しに脳内ではネタを錬成。
せめて英語なら太刀打ちできたんだけど、よりにもよって独語だもんなァ。>そもそも、全然判らない言葉なのにどうしてそんな講演会を聴きに行ったんだというのもあるケド。
とにかく時間だけは長かったので、じっくりネタを練ることができました。真面目に聴いているフリだけして…ドイツ大使館の人ゴメンナサイ(苦笑)。
そんな訳で。
脳内BASARAフィーバーです。
今書き途中の365題(小政)を書き上げたら、少し長めの小政に挑戦しようかなと。そのためのネタ錬成。
そして、脳内における話の展開的に悲恋…モノ?
ちょっとね、ドロドロっぽいものを書きたい気分です。
二人してグルグルしちゃえばいいよ的なね、そういうお話。



244.虫歯【幻水Ⅴ:ゲオ王】

ゲオルグが苦虫を噛み潰したような表情をしている。テーブルの上には彼の大好物であるチーズケーキが1カット置かれているのだが、どうしたことか手を出そうともしない。
「どうしたの、ゲオルグ?」
訝しげにイサギは訊ねてみた。彼の嗜好は行動を共にすることによってだいぶ判ってきている。こう見えて大の甘党なのだ。好物のチーズケーキを美味しそうに頬張っている姿を初めて見た時はそのギャップの大きさに驚いたものだが、慣れてみればそういうのも案外可愛いかもしれないと思う。
「もしかして…具合でも悪い?」
覗き込むようにしてゲオルグの様子を窺うと、彼は相変わらず難しい表情を崩さないままで、けれど首を横にふった。
「いや…」
「本当に?」
「本当、だ。別にどこも具合は悪くない」
「でも、だって変でしょう?いつもなら一にも二にもなく、飛びつくのに。チーズケーキ、好物じゃない。なのにそれに手を出さないなんて」
一にも二にもなく飛びつくのに、という件でゲオルグは僅かに顔を顰め、小さく唸った。一体自分はイサギにどういう認識をされているんだと云わんばかりに。
ここでゲオルグは大きな溜息を吐いた。覚えず己の右頬に手を添えて。
「食べれるものなら食べたいさ。だがなァ、今はちょっと…」
「ちょっと?どうしたの?」
「───歯が痛いんだ」
ゲオルグの思わぬ告白にイサギは一瞬きょとんとした。
「歯が痛いって…え、虫歯?」
きちんとケアはしているんだがと彼は続けたが、声に力はない。
「そういう訳で、暫くこいつは控えておかなきゃならんのでな。イサ、俺の分も食べていいぞ」
泣く泣くといった態で、ゲオルグはイサギの方へチーズケーキが乗った皿を押しやった。目の前にある大好物を我慢しなければならない、というのは辛いことだろう。ゲオルグは大人だからきっと理性で耐えてしまうのだろうが、子供の自分はきっと耐えられないだろうなとそんな彼を見つめながらイサギは思う。
押しやられたチーズケーキを見下ろして思わずしゅんとしてしまったイサギを今度はゲオルグが気遣った。顔を上げるとゲオルグはいつもとは少し違った、弱々しい笑みを浮かべてイサギを見ていた。
「いいから、俺に遠慮せずに喰え」
「でも…」
「お前が美味しそうに食べている姿を見るのが俺は好きだからな。ちょうどいい」
そんな痩せ我慢を云って。
「…あ、そうだ」
「どうした、イサ」
イサギは突然声を上げた。虫歯と聞いて、どうして今まで思い出さなかったのだろう。痛みを和らげるおまじない。
「あのね、おまじないがあるんだよ」
「おまじない?」
「うん。父上がね、こうすると痛みがなくなるってよくやってくれたんだ」
そう告げるとイサギは顔を寄せてゲオルグにキスをした。
「痛み和らいだ?」
どこまでも無邪気にイサギに訊ねられ、ゲオルグは困惑した表情を浮かべた。ひと頻り困惑した後は、『自分の子供に何教えてるんだ!』という親馬鹿な友への呆れ。そう云って積極的にスキンシップを図る友の姿がまざまざと思い浮かんで、ゲオルグはちょっとげんなりしたようだ。
無論、イサギは気づかないが。
「フェリドのヤツ…」
「リムは嫌がるんだけどね、父上にこのおまじないされるの。でも、僕にされるのは好きみたい」
ゲオルグはどう?と澄んだ蒼い瞳で訴えてみる。
何の衒いもなく真っ直ぐに見つめられて怯んだゲオルグは小さく咳払いをしてみせた後、ややあってから「…俺も好きだな」と正直に答えたのだった。




365題 お題配布元:capriccio

DVDBOXが届いたぞ!

映画版相棒を観た後で急に昔の相棒を見たくなって、大好き密林で1stシーズンのDVDBOXを買ってしまった(苦笑)。>殆ど衝動的。
少し前までは『風林火山』のDVDBOXを買うって息巻いていたのに、こっちの方は欲しいという衝動が過ぎ去ってしまったようで、今どうにかしたいのは相棒全シーズンDVDBOXのコンプリート。
きっとその気になれば、大人買いできちゃうんだろうけど(苦笑)。>大人って素晴らしい!
1週間ちょい待って漸く現物が届いたので、早速見ますよ。
今の勢いなら、全12話なんかきっとすぐに見終わっちゃうんだろうけど。
それから、WOWOWで撮り溜めた独眼竜政宗全50話も見なきゃな。

365題ログ格納

GARDEN:TEXT 365題ログ格納。


今回格納したログは、

「22.声が聞きたい」→小政
「191.利用されてあげる」、「14.春のひとをおもう」→赤青
「115.休息日和」→サスダテ

でした。


WEB拍手用小噺とかいろいろ含めて365題で書き上げたものが、今ちょうど50なんですが(苦笑)。
改めて365題って凄いね。

115.休息日和【戦国BASARA2:サスダテ】

この構図はどう好意的に解釈してもあり得ないと思うんだよね。というか、俺様どうして今こういう状況に陥っている訳?
佐助はどう考えてもあり得ない己の境遇を反芻しながら、目の前に置かれた抹茶碗に手を伸ばすべきか否か迷っていた。
「別に毒なんざ入っちゃいねェよ」
「イヤ…毒とかそういうところを問題にしている訳じゃなくてですね」
「Ah?」
俺が手ずから点てた茶を飲めねェっていうのか?と云わんばかりに鋭い隻眼で睨めつけられ、佐助は引き攣ったような笑みを浮かべてみせた。
「飲め」
否やは赦さない、強い口調。
そもそも奥州へは茶を飲みに来た訳ではない。忍使いの荒い主を持った佐助にそんな暇などないのである。
大体自分がここにいる主目的は、決して独眼竜直々に点てた茶を相伴するためではなく、武田信玄の命で奥州の動向を探る───まあ、早い話が偵察なのだが───ためであって。
なのに、この竜ときたら苦心してせっかく忍び込んだ自分の気配を鋭く察知した挙げ句の果てに、あろうことか『暇か?』などと言葉を投げてきたのだ。こちらは完璧に気配を消して忍び込んだのに。俺様、忍としての自信を失くしちゃうなぁ…とがっくり肩を落としてしまう。
『この状況で暇、だと思うワケ?竜の旦那は。寧ろ暇なのは旦那の方でしょ』
『Yeah.お蔭様で奥州はすこぶる平和だぜ。虎のオッサンが何を知りたがってるのか興味もねェが、少なくともオッサンが喜びそうな情報はいくら忍び込んで貰ってもくれてやれそうにねェな。まぁ、時間の無駄ってヤツだろ』
だから、付き合え。と一国の主らしく彼は横柄に告げた。
そして───今に至る。
政宗のお点前を間近で見るのは初めてだ。それもそうだろう。今は利害が一致しているからなんとなく同盟を結んでいるものの大体が敵方の、それも一介の忍風情がこうした機会を授かるワケがないのだ。
奥州筆頭伊達政宗といえば、戦場においては苛烈で名を馳せる独眼の暴れ竜である。その男が自分の対面で意外にも綺麗な所作で茶を点てている。派手な陣羽織を纏い六振りの太刀を器用に操る姿を見慣れている所為か、イメージとは凡そ対極にあるこうした静の所作を目にするのは佐助にとってとても新鮮だった。その澱みない流れるような動作に惹きつけられ、挙げ句うっかり目を奪われそうになる。
どんな形であれ係わり合いを持たなければ知らなかった面、或いは知る筈もなかった一面を垣間見るとでもいおうか。ウチの旦那はこういうのからっきしだけどねぇ。独眼竜といえど…やっぱり一国の主ともなると違うもんだね。
などとぼんやり考えていたら、彼に睨まれた。拙い。思っていることが顔に出たのだろうか。
「ねぇ、旦那。旦那手ずからお茶を点ててくれるのは嬉しいんだけど。旦那の点てたお茶を飲みたがる輩は伊達軍の中に一杯いるんじゃないの?」
武田に負けず劣らず伊達の結束は強い。頭領たる政宗は伊達軍の信望を一身に集めたカリスマ的存在だ。一国の主たるもの、それくらい配下の信望を得、また心酔されていなければ、いざという時に強さを発揮できまい。
「例えば…右目の旦那とかさぁ」
「小十郎か?生憎ウチの小十郎は暇じゃないんでな」
「ナニ、その云い種。どうしても俺様を暇人扱いしたいワケ?」
「Ha、だってそうだろ?至って平和な奥州にわざわざやって来た挙げ句、何日も天井裏に居座られちゃなァ」
「だから、暇なワケじゃなくってですねぇッ。忍遣いの荒い主のお蔭でどっちかいうとこれでも忙しい身なんだけどッ」
どうだかな、などと可笑しそうに笑っている。
なんか憎たらしい。
「飲め」
スッと目の前に抹茶碗を置かれた。
抹茶碗を見下ろし、それからゆっくりと対面の彼に視線を移すと、彼は。
「ま、たまにはいいだろ」
もてなされておけと高飛車な物言いに思わず苦笑を浮かべると、佐助はいよいよ観念したかのように肩を小さく竦めてみせた。
「云っとくけど、正式な作法は知らないよ?」
「別にそんなの望んじゃいねェよ」
それもまた彼らしいと思いながら。
飲み干して、ホッと息を吐く。


結構なお点前で。




365題 お題配布元:capriccio

…お寒うゴザイマス

先週末あたりから急に寒くなって、もう5月も半ばなのに冬仕様から完全脱却できない現状は何なのか…(苦笑)。
とにかく寒いです。まるで夏?!のようなバカ陽気が続いてたから、その反動の所為もあって余計に寒く感じるんだよな。
お蔭で、もうそろそろしまおうかと思っていた冬用毛布とか炬燵とか…今更ながらに大活躍!そして、クリーニングに出そうと思っていた冬物を慌てて引っ張り出す始末。天気予報では木曜日あたりからまた20℃を越えるようなことをいってたので、もうそれを信じるしか(苦笑)。
ああ、でも寒いよなァ。



14.春のひとをおもう【幻水Ⅱ:赤青】

寒い寒いと大仰に連呼しながら体を縮こまらせて戻って来たカミューをマイクロトフはほど良く温めた部屋で出迎えてくれた。どんなに凍てつく外気を孕ませていても、どんなに体中が悴んで今にも凍りつきそうでも、その笑顔一つで温まるような気がするのは何故だろう。何事も気の持ちようなのだと彼は笑うだろうか。
「うへえ。こんな寒い日に野外でのお勤めなんて最悪以外の何物でもないね。うちの連中には申し訳ないが、今日の俺の業務はお終い。もう一歩たりともこの部屋から出たくない」
「やれやれ…赤騎士団長がそんな腑抜けでどうする」
寒さなんか気合いでどうにかしろ、と呆れたように返されるけれど。気合いでどうにかなる代物なら、この世に寒がりの人間など存在しないだろうとカミューは思う。
「こればっかりはどうにもならないんだから仕方がないだろう、マイク。俺は寒いのがてんで駄目なんだからさ」
「お前の寒がりも大概だな。この程度の寒さなどロックアックスではまだ序の口だろうに。今からそれでは先が思い遣られるぞ?」
季節が長い冬へと駆け足で向かうこの時期、決まって自分達の間で繰り返される会話である。また、長い付き合いゆえにこういう時のマイクロトフの対応は素早い。カミューが何を欲するか予測した上で先回りして準備をしてくれている。
己は気の利かない武骨な人間だとマイクロトフはよく口にするが、カミューに云わせれば少しもそんなことはない。彼はカミューが望む時に望むものをちゃんと用意しておいてくれる。そういう心遣いがとても嬉しいし、彼が自己評価どおりの人間だとするならば、彼らしからぬその細やかな心遣いは自分限定のものなのだということになる。自惚れるつもりはないが、それはそれで嬉しいではないか。
パチパチと火が爆ぜる暖炉の正面へと手招いたマイクロトフだったが、ぶつかったカミューの手が思いのほか冷たかったことに僅かに顔を顰めた。
「ほら、まずは暖炉の火にあたって体を温めろ。今のお前は冷たくてかなわん。うっかり触ろうものなら、こっちが縮み上がりそうだ」
「えー。それって、今の状態でマイクに触れるなってコト?」
それは困ると口を尖らせて抗議する。そんなカミューに苦笑を零し、マイクロトフは「だから、暖炉の火にあたって体を温めろと云っているんだ」と諭した。それは反対に解釈したら、温まったら触れても良いというお許しではなかろうか。尤も、口にした当人はきっと無意識のことでそこまで計算しての発言ではないのだろうけれど。
「うん、漸く温まったな?」
暫くの間暖炉の前に陣取り、ご丁寧にストールを巻きつけていた所為かマイクロトフの云うとおり漸く体温が人並みに戻ってきた。最初は悴んで温かい飲み物が入ったカップを手渡されても上手く持つことが出来なかった指先の感覚も、今ではすっかり戻っている。
隣に座るマイクロトフに「もう触っても良い?」と控え目にお伺いを立てると、嫌そうな顔をしなかったので了承のサインだと受け止めてカミューは彼を抱き寄せた。
「ああ、やっぱりマイクはあったかいなぁ」
「おい、カミュー」
抱きしめる両腕の中の温もりはとても優しい。例えるならば、それは春の柔らかな陽射のよう。
これから季節は厳しい冬に向かう一方なのにな、とカミューはマイクロトフの黒髪に唇を寄せながら思う。
「マイクは…<春>みたいだ」
口説き文句のつもりではなかったのだが、ふとそんな言葉を洩らすと、カミューを見上げていた黒曜の瞳の縁がポッと朱に染まった。眉根を寄せてなんともいえない表情をするのは、マイクロトフが狼狽えている証拠だ。
「お、臆面もなく恥ずかしい言葉を…」
「恥ずかしくなんか少しもないよ?だって、俺にとっては本当のことだから」
抱きしめて、その温もりを離さぬように。
お前は<春>みたいに温かい。



365題 お題配布元:capriccio



右京さ~んッッ

昨日、相棒-劇場版-を観に行ってきました。
封切されてからずっと観たかったのーッ!連休中に1回は行っとくつもりで、いつにしよういつにしよう…と予定組んでみたら、なんか連休中はいろいろ出歩くから無理っぽそうで、連休明け以降も実は個人的に連休(休暇を取っているのダ)だから、じゃあ連休明けの空いてきたあたりを狙って行きますかねェということで、結局昨日に。>でも、結構混んでた(苦笑)。
で。
相棒、最高でした!
劇場版になっても、相変わらずクオリティ高い!
内容はちょっと重たいですが。
洋画にしても邦画にしても、よく番宣倒れの映画とかありますけど…相棒は間違いない!!
TVシリーズの緻密さそのままです。
ああ、もう大好きだ。相棒…。
とりあえず、あと何回か観に行こう!

ちなみに。
私は土ワイ時代のpre seasonからずっと好きです。プレから第6シーズンまで欠かさず見てた。
他のドラマは見ずとも、相棒だけは必ず。
もうね水谷・寺脇コンビが好きなのです。
だから、この2人が出ていた「刑事貴族」っていうドラマも大好きだったんだよなぁ。




宝箱キター!

GARDEN:TEXT 365題「41:君が壊れる日」(小政)アップ。


3日のスパコミは。
雨と帰省ラッシュと東京駅でついでにお買い物してきてね司令が出て、行きは良くても帰りはとんでもないことになりそうだったので、戦利品を全部宅急便で送ったのですが。
…別に自力でお持ち帰りしても良かったのかもしれない。帰りの新幹線思ったほどギュウギュウじゃなかったし。雨も殆ど止んでたし。
でも、とにかく送ってしまったため一昨日はお預けを喰らい、そして昨日は…夜になるまで荷物が届かなかったorz
…オイオイ、今日もお預けなのか?!
と正直思ってしまいました。が、とりあえず無事に宝箱は届いたので。
連休の中日は読書に勤しんでおります。でも未だ読み終わらないよ。


そして、連休前に潔く修理に出したPSPも無事に帰ってきました。
アナログパッドがイカれたみたいで交換して貰いました。
うん、多分ねPSP版のオロチをムキになってやり過ぎた所為だと思うんだ…壊れた原因って。

短い命でした…

暫定税率が復活して、今日からまたガソリンが値上がってガックリ。
先月値下がりした時にどうせ5月にはまた上がるんだと…それこそこっちの方が暫定だよ!と判り切っていたのに、いざ上がってみるとやっぱりイタイ。曲がりなりにも1ヶ月安かっただけに余計。
…やっぱり、人間一度いい思いをするとその反動が大きくてイカンですな。
出勤の道すがら何軒かガソリンスタンドの前を通り過ぎるのですが、案の定何処もガーンと値上がっていました。
私の愛車はこのご時世にハイオク仕様なので元から高いんですが、それにしてもリッター170円とかいう驚異のお値段を目にした時は、思わずどうしたものか頭を抱えたくなってしまいました。
通勤手当…ガソリンが値下がった時ですら、一回給油しても足が出るというのに。
これでは大赤字の予感。>イヤン。
これは本気で通勤手段を公共交通機関に切り替えるか…悩みどころだ。

昨日の夜、首相が暫定税率復活で記者会見をやってたのをニュースで見たんですが、あれなんだろ非常に他人事のように聞こえて仕方ないんですが気の所為ですか。
本当に苦しい決断だったのか、言葉に感情が乗ってこないんですが。
何でもかんでも上っ面の綺麗ごとのように聞こえて仕方ないんですがねェ…。
どちらにせよ、振り回されてるのは国民だけか。
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