人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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そんな訳で最終日です

「お誕生日月間」は本日が最終日です。
現時点でいただいているリクは総てお受けしましたので、とりあえずご連絡。
現在7本いただいています。
とりあえず日付が切り替わるまでお受けいたしますので(苦笑)、滑り込みでお考えの方はどうぞ。
明日はオープンキャンパスで出勤なんですが、帰宅後ぐでんぐでんになっていなければ1本目のリクをアップする予定です。


実は今日は誕生日でした。
…まあ、あまり祝われても嬉しい年齢でもないんですけど(苦笑)。
涼しい部屋で存分に3をやってました。>そんな誕生日…。



………小十郎は政宗様の7本目の刀になるといいと思います。

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ありがとうございます!

毎日パチパチどうもありがとうございます。
メッセージくださる方も、空ぱちも日々の励みになっております。


以下、拍手等レスになります。


今後のモチベーションに係わります

今日ソフトが届くかどうかのところで、明日休暇をとるか目下駆け引き中なんですけど(苦笑)。>ゲーム休暇前倒し。
私の職場の連中はみんな話の判る人で、「今日運よくゲームソフトが届いたら明日休むからっ!」と朝のうちに宣言したら、「やりたくてしょうがないんだろうから休むがいいよ」となんと温かなお言葉を(笑)。

職場の野郎ども:「で、今日発売のソフトってなんだっけ?」
私:「(待ちに待ったよ)戦国BASARA3でーすっ」
野郎ども:「あー、関ヶ原」←どうやらそういう認識らしい。


職場の温かな(?)ご理解を得たものの。
配送状況を確認したら、どう好意的に解釈しても今日中には届かない…模様。
メール便発送なので、運が悪い(=配送ルートの関係とかで)と明日の午後とかになりそうな匂いがぷんぷん。
どうやら後口で頼んだPS3の方が先に届いてしまいそうです。宅急便発送なので、こっちは今日届くカンジ。
ソフトよりハードが先に届いても本末転倒なんだ、よ…orz

トラックバックテーマ 第1010回「夏バテ防止にお勧め料理は?」

連日の猛暑続きで、そろそろ軽く夏バテっぽくなっている今日この頃(苦笑)。
これが本格的にひどくなると完全に食欲がなくなって、だるくなって何もできなくなる…という風になっていくんですが。


「夏バテ防止にお勧め料理」ということで、「うーん、なんだろう???」と考えてみたんですが。
うなぎとか、豚の生姜焼とか、カレーとか。
さっぱり系よりもスタミナ系の料理でしょうか。
中でもカレー。
比較的カレーがこの季節頻繁に登場します。
夏野菜も美味しいですしね。茄子とかゴーヤとか南瓜とか抛り込んで夏野菜カレーを。
香辛料も使っているので、食欲もそそりますし。
食欲減退で「もう水分しか本気で欲しくないんだよ」って思っていても、何故か夏野菜カレーが出てくると食べられるんだ(笑)。
私の夏バテ防止の定番メニューとなっています。


発売日まで、

発売日まであと2日。
今朝、起きぬけにCMを見て、一気に目が覚めました(苦笑)。
抜かりなく大好き密林で予約は済ませていますが…発売日当日に届くかどうか定かでないのが大好き密林。
いつもの如く翌日の30日着かなーと思っています。
となると、早くて手をつけられるのが30日の夜から。
で、31日はたぶん飽きるまでひたすらやっているとして…。
日曜日は出勤のため来週は振替が取れるんですけど、「ゲームのために来週は休むからねっ!」と早々に周囲に宣言しています。

とにかく楽しみですね。
あと、今日は東西対決最終日だった気がするので、最後の出陣をしてきます!

ぎゃああああっ!!!

この時期、宇都宮の名物といえば
午後3時も過ぎる頃になると何処からともなく暗雲がたちこめ、風が強くなり…雷がドーン!!!
さらに性質が悪いことに、いつまでも居座るのデス。
そして…昨日も。
午後4時30分過ぎあたりから、いや~んな雲行きに。
雷が派手に鳴り始める。
更に、午後5時10分前。

停電っ?!

…いきなり停電になりやがりました(汗)。
せっかくHD録画のスタンバイもばっちりだというのに…いきなり停電のアクシデント。
あと10分で回復してくれないとシャレになんない……。
なんとか5分前に通電してくれましたけど。←で、なんとか録画できた(苦笑)。
この時期、よくあることです…。

昔テレビが雷の電気を拾っちゃって、買い換えた直後に即修理に出した苦い思い出がある安曇家では、雷が去るまではテレビを点けないお約束で。
なので、今日はリアルで見られなかったんですね。
これから見ます。

本日のおしながき。

GARDEN:TEXT 365題ログ格納。

今回格納したのは、4月から5月に書いた以下の4本です。


「10.十個目の嘘」→鉄道擬人化・宇都宮線×高崎線
「245.三角形の気持ち」→小政+成実、綱元
「116.花に託す」→CR戦国乱舞~蒼き独眼 成政
「304.縋りつく幼さ」→小梵、小政

戦国乱舞は遊戯台の二次創作につき、絡みはありませんが最下層行きです。



今日はこれから1時間勝負なんですが…久しぶりに「無明~」の続きでも書こうかと思います。
或いは、筆頭お誕生日オメデトーに向けて短いのを1本か。

バックアップはこまめに…orz

一昨日と昨日、仕事の合い間を縫って(昨日は引越しの梱包作業が粗方片付いてから)小政を書いてたんですが…。
なんでしょう…あと数行でおしまいという段になっていきなりパソがフリーズしましてね(泣)、ラスト部分が丸ごと保存できずに、もう一度思い出しながらラスト部分を書き直している始末です。>なう。
公私両方でこういうことをやらかすたびに、「バックアップはこまめにとらないとダメだよなー」と思うんですが、ま・た・も・や!
まあ…全部保存されていなかったよかマシか…。←ということも過去あった(苦笑)。


お引っ越し

来週事務室を丸ごとお引っ越しする(といっても学内の平行移動ですが…)ので、この暑い中書類関係の梱包作業と格闘中。
あちこちに段ボール箱の山が積み上げられていて、足の踏み場どころか身の置き所がありません(苦笑)。
結局、ウチの部署が全体で一番最後なんだよなー。
もう少し早ければ、多少は涼しかったのに…ナニ、この猛暑まっただ中の引越しって。


…午後も引き続き格闘します(汗)。


トラックバックテーマ 第1006回「今のパソコン何年使っていますか?」

久しぶりにトラックバックテーマに挑戦!

今回のテーマは「今のパソコン何年使っていますか?」ということで…自宅にあるパソは目下3台なんですけど、一番古いのでもうすぐ(それこそあと何ヶ月で)10年…といったところでしょうか(苦笑)。
その次に古いので8年くらいだから、もうあまり変わらない。
改めて、「うわ、もうすぐ2ケタって…」という心境です。
流石にいろいろ支障が出てきているので、そろそろ買い替えたいなーと思うんですが、そうは思いつつ気が付くとまた1年経っていました…というパターンです。
つまり、その繰り返しでもうすぐ10年ということ。
どういう訳かパソコンに限っては、思い切りよく『買い替えるっ!』ってことができないんですねぇ(苦笑)。
今年こそ、買い替えたいとおもいます…。






まんぞく。

先日何年ぶりに友人とカラオケに行きまして。

私 「友人、友人。今度人間ドックで肺活量の検査をするのだが、最近カラオケに云っていない所為か肺活量がすっかりちっさくなってしまってね」
友人 「その、肺活量とカラオケの関係がよく判らないんだけど…早い話がカラオケしたいのね?」
私 「…まあ、そうともいうね」

合唱やってたし、肺活量には自信があったんだよー、ずっと(苦笑)。
それはさておき。
そんな理由で友人をお誘いし、久しぶりに行ったワケです。
2時間歌いまくって、選曲履歴を見るに…すっかり趣味に偏ったものになっていました。
友人は総じてほんわか系の可愛らしい曲でまとめてたんですが、私の選曲履歴。
GACKT、ナイトメア、陰陽座…以上(笑)。
(そして、何故か画像は破廉恥ばかりという……。)

特にいっぱい歌ったのが陰陽座。
「蒼き独眼」も歌いました!

お暑うゴザイマス…

梅雨明けをした途端に連日の猛暑日で、もうヘロヘロです…(苦笑)。
本日の前橋の最高気温が38℃と聞いて、笑うしか反応できなかったですよ…。
ちなみに地元は36℃とかいっています。
流石に午前中から猛暑日の様相を呈しているので、学内中でクーラーが大活躍。
お蔭で、デマンドオーバーしました(汗)。
オーバーすると、「クーラーを消せ!」指令が一斉通達されるんですよ。
この猛暑日に。
クーラーがないと生きていけません…。


以下、どうもありがとうございます。拍手等レスになります。

181.純情の欠片【戦国BASARA:小政】

重厚な造りの大学図書館。
最高学府の知的集積所とも呼べるそのカウンターに気まぐれに座っている超絶美人司書に出逢えたらその日はラッキーなことがある───などという噂が学生達の間で実しやかに流れているという。

研究費で注文していた専門書が届いたというので受け取りに小十郎が附属図書館のカウンターへ出向くと、其処には噂の美人司書ではなく、少し年配の女性司書が鎮座していた。
「あら、片倉先生」
愛想の良い女性司書に「どうも」と挨拶をする。
噂のひとは滅多にカウンターに座らないから出逢えること自体が稀少で、だからこそ『ラッキー』という…まあ、一種のジンクスなのだろう。
カウンターにこそ座らないが、館内にはちゃんといて普通に配架業務等もこなしているから、館内を歩いていれば何処かで見かけることもあるだろうに、忙しい学生達は館内を隈なく探すほどの根性を持ち合わせていないらしい。
お蔭で──もちろん、教員だって忙しい──己は助かっているのだが。
「注文していた本ね。届いていますよ」
そう云い置いた彼女はカウンターの奥に移動し、貸出用の本が並べられた棚とは別の棚から目当ての専門書を取り出して戻って来る。
研究費での書籍購入は基本的に図書館へ依頼することになっている。納品されると図書館から研究室に連絡があって、こうしてカウンターに受け取りに来るシステムだ。
強面の見てくれに反して本好きなこともあって、小十郎は図書館へ顔を出すことが多い。その所為か、図書館の職員は殆ど顔見知りでもあった。
だから。
「伊達君なら今日は3階で配架作業よ?」
「はあ…どうも」
(まるっきり俺もそこいらのガキどもと同列に扱われているみてぇだな、これじゃあ)
此方が催促した訳でなし、親切心からか。彼女はにっこりと笑ってそう教えてくれる。
様々な意味合いを以てとりあえずは彼女に礼を云い、小十郎は穏やかな陽光が頭上から射し込むアトリウムの脇の階段から3階へ向かった。
禁持出の貴重な書籍や専門書が配架されている2階に比べ、3階は万人受けするようなものが多く置かれている。大学図書館だが、この階を見る限りは所蔵されている本に関して県立や市立の図書館と然程変わりない。
4階も似たような造りだが、此処には自習用に個室スペースがあって、レポートの時期ともなれば常時満員御礼である。
試験期間でもないこの時期、フロアにいる学生の姿は疎らだ。精々が空き時間を利用して自習をしている者か、休講か何かで時間潰しをしている者くらいだろうか。
広いフロアの端から端までズラッと背の高い本棚が並び、宛ら林のようではあるが、その中で目的のひとを見つけるのは存外容易かった。
カラカラと配架用のカートを押している彼は、背表紙に貼られたシールの番号を確かめながら、順番にカートの本を本棚へ仕舞っていく。
あまりに真剣に作業をしているので──そういえば何事にも没頭するタイプだ──、つい声をかけるタイミングを計りかねてしまう。
どうしたものか躊躇っていると、彼がカートから厚みのある本を引き抜いた。どうやら眼前の本棚の最上段に収納するつもりらしい。
(危なっかしいな)
片手でぶ厚い本を持ち、手が届きそうで届かない───そんなもどかしい位置へ仕舞おうと背伸びをする。
だが、厚みがあるためにそれに比例して重さもあるその本の所為でバランスを取るのが大変で。
ぐらり、と重心が後ろに傾いでバランスが崩れる。うわっ、と小さいながらも声を発してしまったのは、本能的だろう。
「大丈夫、ですか?政宗様」
「こじゅうろう?」
間一髪。
慌てて駆け寄った──消音効果のあるフロアカーペットで助かった──小十郎は、バランスを崩して後ろに倒れ込む前に抱きとめる恰好で背中を支えてやることに成功した。
ホッと安堵していると、彼───超絶美人司書と学生達に評されているところの伊達政宗が緩く瞬きながら小十郎を仰ぎ見た。
「Thanks.助かったぜ」
当たり前のようにその背を支えながら、政宗に代わってぶ厚いその本を本棚の最上段に仕舞う。小十郎は彼よりも頭ひとつ分背が高いので、労することはない。
「今日はカウンター業務じゃなかったんですね」
「うん?ああ…この前選書したヤツの配架準備が整ったからな、さっさと配架しちまおうと思ってさ」
でも、なんでだ?
自分がカウンター業務じゃなかったことを残念がるような物言いに聞こえたのだろう。政宗は怪訝そうに首を傾げて、小十郎を見た。彼は観察力に長けているが、殊自分自身に関しては疎いところがある。
「俺が購入依頼を出している本が納品になる日は、いつもカウンターにいるでしょう?」
「───っ?!」
政宗を政宗足らしめる強い光を湛えた瞳が狼狽えたように見開かれ、それから目許にサッと朱が走ったのを小十郎は決して見逃さない。
「そ、そ、そ、そんな…べ、別にそういう訳じゃねェ…よ」
ひどく狼狽えるのを取り繕うようにわざとらしくそっぽを向いて、やや乱暴にカートを押す。
そんな様を可愛らしいと思って、つい小十郎がくすりと小さな笑みを零すと、すぐに見咎めてキッと睨みつけられた。
政宗は気まぐれにカウンターに座っているように見えるが、注意深く観察すればちゃんと法則に則っている。
その法則が、『小十郎が購入依頼を出した本の納品日』である。
納品されたという連絡を貰った小十郎が受け取りにカウンターへ来る日。その日は必ず政宗がカウンターに座っているのだ。
なので、当然今日もそうだろうと思っていたのだが、当の本人はどうやら配架業務に夢中だったようだ。
「まあ…いいですけどね」
「Shit!」
負けん気の強いところがある政宗だ。やり込められてしまったことが面白くないのだろう。
「お前が好きそうなヤツを選書してやったけど…もう知らねェっ!」
「政宗様?」
「配架準備ができたら一番にお前に貸し出してやろうって思って避けといたけど…もう知らねェっ。選書コーナーに置いてくる!」
政宗は小十郎の好みをよく知っている。その彼が『小十郎の好きそうな本』と云うのだから、間違いなくそれは己の琴線に触れるものだろう。
その本が小十郎の手に渡らず選書コーナーに配架されるとなれば。その本はかの〈美人司書〉サマが選書したということでプレミアとなり、常に学生達へ貸出中となってしまう。小十郎の手許にやってくるのは果たしていつになることやら。
流石に少々意地悪が過ぎたか。匙加減が微妙なのだ。
小十郎は反省する。
「政宗様、」
「ンだよ」
「せっかくの貴方の心遣いだ。是非俺に貸して貰えませんかね?貴方が俺のために選書してくださった本、を」
「Hum…どうするかなァ、」
此方が下手に出ると、形勢逆転と見て取ったか政宗は先ほどまでのむくれっ面をくるりと変えて、思案顔を作ってみせる。
暫し「うーん、」とわざとらしく唸った彼は、やがて好からぬことを思いついたのか、悪童のようにニイッと口の端を引き上げた。
「そこでちょっと待ってろ」
「───は?」
命令口調で突然そう云われ、小十郎は目を瞬かせた。不思議そうに見下ろす小十郎の眼前にびしっと人指し指を突きつけて、もう一度「いいから待ってろっ!」と強い口調で命ずると、彼はカートを曳いてその場を離れてしまった。
(一体どうしたんだ…?)
気まぐれな性分はいつものことなのだが。
一旦その場を離れた政宗は、すぐに戻ってきた。今度は配架カートを曳いていない。
「政宗様…?」
カートはどうしたのだ?と問えば、上の階で同じように配架作業をしていた同僚が配架を終えて下りてきたので、そこを捉まえてカートごと押し付けてきた、と悪びれずに答えた。
その答えに呆れる小十郎の二の腕を掴み、ぐいと引っ張る。
「政宗さま、」
「貸して貰いてェんだろ?だったら、ちいと付き合え」
「付き合え…って、ちょ…っ」
ぐいぐいと引き摺られ、連れて行かれたのはフロアの奥、スタッフエリアだった。
いくつかの個室に分かれた其処は、それぞれが書庫となっている。突き当たりは非常階段だ。
政宗はその一番奥の部屋のドアを乱暴に開けると、小十郎を引き摺り込んだ。
「な…っ、政宗様?!」
くるりと反転して、今度はドアを背中に政宗が立ち塞がる。
「此処は一番使用頻度が少ねェから安心しろ」
ふふ、と嗤う。
緩く撓む瞳は───どうやら悪戯を企んでいるようだ。
彼の瞳は饒舌である。
「小十郎、さっきの話の続きだ。俺の機嫌を直してくれたら…貸してやってもいいぜ?お前好みの本」
「やれやれ、そいつは面倒な…。さて、どうすれば貴方の機嫌を直せますかね、司書さん?」
「Ha!そんなの自分の頭使って考えろ。………なあ、片倉センセイ?」
優秀なのは伊達じゃねェんだろ?
クスクス笑いながら鼻先が触れるくらいに顔を近づけた政宗は、煽るように囁いた。
「どうしますかねえ?機嫌を直す方法といっても……俺は生憎と恋人の機嫌を直す方法しか知らないんですよ」
司書さんの機嫌を直す方法までは…と嘯けば、間近に迫った政宗の顔がみるみる赤くなった。
「政宗さま?どうしました?」
「テメエ…っ、楽しんでるだろっ」
「楽しんでるなどとは…また人聞きの悪いことを仰る」
整った顔がすぐ目の前にあるのをいいことに、小十郎はちゅっ、と秀でた額にキスをした。
すると、政宗の顔がますます真っ赤になる。
「Damn it!好きにしやがれっ!テメエの<恋人>が機嫌損ねてんだっ、直すのは得意だろっ」
「…ええ、得意ですよ?」
焦れったそうに吼えた政宗に苦笑で応えた小十郎は、彼の腰に腕を廻してそっと引き寄せた。


本日のおしながき。

GARDEN:TEXT 戦国BASARA「恋しくて、息が止まりそう~side政宗~、~side小十郎~」(小政)アップ。


七夕前夜と七夕の日にブログにて書いたお話のログをアップしました。
side政宗の方で言い回しとかの手直しを多少しています。
ほんの少し離れただけなのに、恋しすぎて息もできない…というお話でした。
(このふたり、1年に1度の逢瀬となったら…きっと耐えられなさそうです/苦笑)

『小十郎』さんがやってきた

命名、『小十郎』さんがとうとうやってきました。(=3代目愛車)
黒いボディのゴツイヤツです。
可愛らしさはどこにもありません。徹底してクールです。


先代とは14年という長い付き合いだったんですが、きちんとメンテをしていても寄る年波には勝てない(苦笑)というか。
更に追い打ちをかけるように追突されたり…で、愛着があるゆえにもうこのあたりで…と思い切ったんですけど。
14年という時間の流れは大変なもので、
「ナニ、このハイテク具合ッ?!」
とエンジンをかけるところから狼狽える有様(苦笑)。>だって、先代は大層アナログだったもんで。
…『小十郎』さんはとても賢い模様です(苦笑)。
取説読みながら、ふり回されてるよ。


『小十郎』さんと入れ替わりで去っていく先代を見送ったとき。
不覚にも涙が出ました。
すごくすごーく愛着のあった大好きな車だったので。
本当に今までどうもありがとう。
とりあえず、明日から『小十郎』さんとの関係を地道に構築です。
乗り潰すつもりだから、覚悟しろよ(笑)!

設定つくり

今年のお誕生日月間でいただいたリクの準備を始めようと思って、設定を作り始めたんですけど。
その設定を作るために今ネットでいろいろ調べているんですが(それが話の中で上手く活かせるかは別として)、お蔭で私のパソの履歴が大変偏っているという…(苦笑)。
たぶん、関係ない人が見たら驚くと思うな。←というか、見せられない(笑)。

夏の、

そろそろ恒例の夏の逃避行の時期。
今年は何処へ逃げようかねェ…と行き先を物色中。
友人は行き先を私に一任しているので、私の行きたいところが即ち逃避行先(苦笑)。
昨年は『米沢』だったし、
一昨年は『白石』だったし、
その前は『仙台・白石』でした。(ちなみに、その前の2年間は伊豆。)
今年は信州…上田と長野か、松島-岩出山-鳴子にしようか…。
友人も私も1泊2日しか時間的に捻出できないので、必然的に近い場所。
ただ…松島ルートだと相変わらず仙台方面から離れられなくて、友人にドン引きされそうだ(苦笑)。
なので。
たぶん、上田方面になるかと思われます。
(仙台は秋になったらまた行くんだ。)

ありがとうございます!!!

「お誕生日月間中につきリクエストお受けしますよ」企画に手を挙げていただき、ありがとうございます!
本日までいただいているものについては、総て受け付けておりますのでご連絡です。
また、リクともども温かなコメントもどうもありがとうございます。
とても励みになっています。
この場を借りてお礼申し上げます。

306.「…………趣味、です」【戦国BASARA:小政】

気配を完全に消して、夜陰に紛れて城の外へ出ていく小十郎の後姿をつけながら、渋面の政宗は形良く切り揃えられている爪をギリッと噛んだ。
右目の人目を忍んでの外出は、ほぼ毎晩のことである。それもほぼ決まって今頃の刻限だ。
右目の───小十郎のことは誰よりも己が一番よく知っている、と自負していた政宗だが、その自信が根底から覆されたような気分だった。
本当は知っているようでいて、その実何も知らないのではないか。
主に行き先も告げず、夜陰に紛れて城の外へ出る、その行き先となれば、主に知られるのは憚るようなところ───例えば女のところかもしれない。
小十郎とて男である。
柔らかな女を抱きたいと思うときもあるだろう。
ただでさえ、色街に懇ろにしている女の一人や二人いてもなんの不思議もないほどの男ぶりなのだ。
あの男が己ではない〈誰か〉を抱く様を無意識のうちに想像───否、妄想して政宗は益々気分が悪くなった。
(Damn it!小十郎のヤツ…っ、そういうことかよっ)
次第に苛立ってくるのが判る。
もし、このまま行き先が女のところであったりしたら…現場を押さえて、竜に不実を働いた報いをきっちりと受けさせねば気がすまない。
例え己が右目であっても、赦せることと赦せぬことはあるのだ。
(ム・カ・つ・くッ!)
ともすれば激情のままに吼えたてそうになるのを瀬戸際で止めて、政宗は先を急ぐ小十郎の背中を睨みつける。
「小十郎のヤツ…タダじゃおかねェ」
夜の尾行はまだまだ続くのだった。


おかしなことに、小十郎の足は色街のある城下とは逆方向に向いていた。
目下、月明かりが頼りのこの道は、政宗もよく知っている。このまま行けば、小十郎が丹精込めて育てている野菜たちの畑がある。
「………畑?」
こんな時間にかよ、と無意識に呟いてしまう。
だが、小十郎は畑へと繋がる道を手前で折れた。
進むに従って両側に木立が現れ、頼りだった月明かりすら伸びた枝に遮られてしまって慣れぬ道程に足許が急に覚束なくなる。しかし、先を進む小十郎はこの薄暗がりでも終始歩みに変化がないので、通い慣れた道なのだろうと察せられた。
畑ルートをとったことで一旦は終息した筈の嫌な想像が、またもやむくむくと頭の中に拡がり始める。
この先に何があるというのか。
秘密裏に女を囲っているというのもあり得ない話ではない。案外こういう淋しい場所の方が人目にもつかないし、一夜の儚い逢瀬には最適だろう。
確かめるべきか否か。
そうだとして、確かめれば間違いなく己は平静ではいられないだろう。たとえどんなに強がったとしても、だ。
逆にここで確かめることを怖れて止めてしまえば、この先ずっと小十郎を疑い続けなければならない。
そんな政宗の迷いを余所に小十郎はどんどん先へと進んでいく。
政宗にとっては見知らぬ道だ。確かめるべきか否かと悶々としている間に小十郎の背を見失っては、元も子もない。
ええい、ままよ。と腹を括った政宗は、見失わないように慌てて後姿を追った。
暫く緩やかな上り坂を行くと、突如視界が開けた。
視界が開けてみれば、見晴らしの良い小高い丘のようだ。己の目線が一段高くなっている。
迷いなく小十郎が向かうその先、月明かりに照らされた其処には畑があった。
いつの間にこんなところに畑を作ったのだろう。
怪訝に思いながら政宗が木の陰に身を潜めていると、背を向けたままで小十郎が鋭い声を発した。
「其処にいるのは誰だっ!」
同時に小十郎の背に殺気が漲る。黒龍の柄に手をかけているのは武人としての習性だろう。背後にいるのが敵であれば、己の間合いとなったと同時に即戦闘態勢に入る───そんな構えだ。
そんな小十郎にこんな時でありながら惚れ惚れとしてしまった政宗だったが、慌てて首を横に振ると、ふぅと息を洩らしてから殺気に晒される覚悟を決めた。
「俺だ───小十郎」
「ま、政宗さま?!」
小十郎の呆けた、顔。
両手を挙げて降参のポーズを取りながら姿をみせた政宗は、相変わらず呆けたままの小十郎を見てくすりと笑った。
「こんな場所に…いつの間に畑なんか作ったんだ?」
「政宗様、まさか…城から此処まで小十郎の後をつけてきたので?」
政宗の問いに小十郎が更に問いを上塗りしてくる。アン?と首を傾げると、小十郎は語気を強めて『〈奥州筆頭〉ともあろうお方が、この暗がりを供も連れずおひとりで?』と云った。
「Jesus…」
どうやら小十郎の体内のどこかにあるらしい説教のスイッチが入ってしまったらしい。
(こちとら尾行してんだ。尾行にゾロゾロ供なんざ連れて行けるかよっ)
と思っても、決して口にはしない政宗である。
火に油を注ぐ真似だけは避けたい。
「政宗様、」
まるで悪戯を咎められた子供のように首を竦める政宗を見下ろし、自身の額に手を当てた小十郎は呆れたように溜息を零した。
「まったく貴方という人は…」
その後に続く『仕方のない』という言葉は、彼がこれ以上の小言を云うのを諦めた証拠である。
「もう少し整備してからお連れしようと思ったんですがね」
「What?」
「どうにもあっちの畑が手狭になりまして…まあ、ウチの若い連中があっちの手入れをやってますし。さてどうしたもんかと思っているところに、村の爺さんが此処の畑を」
「ふうん」
「此処は見晴らしも良いですし…お好きだと思いましてね」
だから、もう少し周囲を整備してから連れてこようと思ったのだ、と小十郎は続けた。
流石は〈右目〉。政宗の好みを熟知している。
「ンだよ、そうだったのかよ。…安心したぜ」
「───は?安心?」
ほっと安堵してつい口を衝いて出てしまった政宗の言葉に、小十郎が緩く瞳を瞬かせた。慌てて「なんでもねェ」と首を振って誤魔化す。
まさか、女の許へ通っているのではなかろうかと疑って尾行していたとは云えない政宗である。
尤も、相手が野菜に代わっても政宗がやきもきするのは、似たようなものかもしれない。
なにしろこの男、丹精込めて育てている野菜と向き合っている時は、これがあの〈鬼の小十郎〉かと驚くほど柔和な表情をしているのだ。
「政宗様?」
わざとらしく咳払いをしてみせてその場を取り繕った政宗は、辺りを見回して「確かに…好きだぜ」と答えた。
良かったといわんばかりに小十郎が嬉しそうな表情をする。
「人気もねェし…逢引きするにはもってこいだな」
「政宗様っ」
眉間に皺を寄せて窘める小十郎を笑い飛ばして。

言葉どおりに、新たに政宗のお気に入りとなったこの場所は。
政宗の口へと運ばれる野菜を育てるという表の顔のほかに、時々人目を忍んで逢瀬を重ねる裏の顔を持つこととなったのは、また別の話である。

日曜日はお出掛けできないの…、

タイトルは日曜日の断り文句(苦笑)。
…なのに、さ来週の日曜日は出勤確定ってどういうことっ!?


昨日は17時からテレビの前で正座をして観ていました(苦笑)。
(そして、30分後には痺れが切れてタイヘンなめに…。)
もう…なにあの筆頭の愛らしさ。
片膝立てて頬杖ついて、ちらと横目で小十郎の方を見るあの仕種。←軍議中。
なにあの小十郎のデレ顔。←at夜の畑
あの素の顔は、筆頭とお野菜限定なんだな(苦笑)。


そんな高台にあるあの畑は人目を忍んでの逢瀬の場所に違いないっ(笑)、と勝手に設定してしまい…いま、抑えきれずに畑の話を執筆中です。
いや、別にあのふたりは人目を忍ばずともデフォでいちゃこらしてくれてて結構なんですけど(笑)。

準備万端

いよいよ…今日の17時から出陣ですね!
朝刊のテレビ番組のページの新番組紹介のところで筆頭の写真付きで紹介されていて、うっかり朝から悶えてしまいましたよ(苦笑)。
もちろん、今日という日のためにHD内のデータを整理して容量を確保し、しっかり録画の準備も整えています。

今月は『3』も出ますしね!
Wii版は既に予約済みですが、どうせならPS3も欲しいよなーと思って。
PS3となると…ハードから揃えなきゃなのですが、まあDVDレコーダー代わりに使えるからいいだろうということで、発売日に併せてお迎えする予定です。
(現行モデルがマイナーチェンジして少し容量がデカくなるらしいので。>7/29発売…だったかな)



…更に個人的に今週末は『小十郎』さんが納車予定です。
これもまた楽しみ。

本日のおしながき

GARDEN:TEXT UNDER「Secret Signs」(小政)アップ。


4日に頭出しをしていた話です。
勢いでアダルトな破廉恥に挑戦してみたものの…アダルトどころか『微』の域すら抜け出せなかった模様です(苦笑)。
…どうせ私が書くものなので、所詮はこの程度です(苦笑)。


備忘録

毎度そうなんですが…こういろいろと制約がある時に限って、現実逃避をしたくなるモンなんですね。
こういう時に限って、ネタが降ってくるモンなんですね(苦笑)。
お蔭で、目下ネタ帳がタイヘンなことになっています…(苦笑)。
尤も、そこからサルベージできるのは本当に微々たるものなんですけど。
ただ…BASARA3が出る前に3もどきの話(=フライング)は書きたいんだよなぁ。


以下、「お誕生日月間中につきリクエストお受けしますよ」企画に手を挙げていただき、ありがとうございます!
備忘録方々現在の状況はこんなカンジです。
今月いっぱいということで、まだまだ受付中です。
企画ページのメールフォーム、WEB拍手、メール等にてお気軽にどうぞ。


ス・ペ・イ・ンーっっ!!!

日本のW杯は終焉を迎えましたが…安曇さんのW杯熱はまだまだ継続中(笑)。
そして。
いよいよ、準決勝のドイツvsスペイン戦。
堅守のドイツと華麗なサッカー、スペインの一戦でしたが…ビバ!スペインっ!
今回のW杯は個人的にアルゼンチンとスペインを推していたので、スペインが決勝に進んでくれて嬉しいです。
さあ、優勝を懸けてオランダと「いざ!尋常に勝負!!!」だ。


それはさておき…。
ドイツ敗退を予想した例のタコ、『パウル』くんの今後が心配です…(苦笑)。

恋しくて、息が止まりそう~side小十郎~

バタバタと板目を踏み鳴らす慌しい足音を耳で拾った小十郎は、蓑を脱ぎ、ぐっしょりと濡れそぼった髪からボタボタと滴り落ちる水滴を手渡された手拭いで拭い取りながら、僅かに顔を顰めた。
「小十郎っ」
「政宗さま?!」
騒々しい足音の主は政宗のものだった。
今宵は伊達軍恒例の七夕の酒宴で、政宗も当然そちらへ顔を出しているものだと思っていたのだが。
人目も憚らず──まあ、奔放な主の所為か周囲もすっかり馴染んでいる──抱きつきそうな勢いだったので、小十郎は慌てて彼を制しようとした。
が、勢いは止められず小十郎のそれは失敗に終わる。
「政宗様、お召し物が濡れてしまいます」
「構うな」
滴る水滴が小十郎を見上げた政宗の頬に落ちる。すぐに手にしていた手拭いで拭ってやったが、頓着しない彼は無邪気に笑うばかりで、離れていて久しく見ていなかった笑顔を見せられると流石に小言を繰る気力も失せてしまった。
「おかえり、小十郎」
「は。───ただいま戻りました」

半刻後。
身支度を整えた小十郎は、改めて政宗の私室を訪れた。
政宗もまた先ほどの着物から着替えている。夜着に一枚羽織っている恰好だ。
「帰城が遅くなりまして申し訳ありません。雨が小康状態になったのを見計らって出発したのですが、道が泥濘で馬が思うように進めず」
「無事に戻ったのならそれでいい。なんなら今から酒宴の方に顔を出してくるか?まあ、アイツらのことだから既に出来上がっちまってるかもしれねェが」
政宗らしい心遣いだったが、小十郎は首を横に振った。
それを見て聡い竜は察したのか、ふっと目許を撓める。
「お前がいない間…恋しくて仕方がなかった」
「政宗様、」
恋しくて仕方がなかった、と政宗は云う。
それは己も同じだ。
ほんの僅かなといえばそれまでなのだが、離れている間も心は添うていると自信はあっても、それでも恋しくて仕方がなかった。
とんだ有様だと政宗のいる本城の方角を眺めては苦く笑ったものだ。
「恋しくて恋しくて…息が上手くできねェんだ。お前があっちに足止めを喰らう日々がまだまだ続けば、我慢できずに俺の方から出迎えに行くところだったぜ」
「なんと無謀な真似を」
愛しい存在であるが、少々無鉄砲すぎる。この雨の中を飛び出して、〈奥州筆頭〉でもある彼に万が一のことがあったらどうするのだ。
生来堪え性のない──しかも行動力は無駄にある──政宗が抑止力も持たぬまま無謀な真似を実行に移す前に帰城できて良かった、と小十郎は密かに胸を撫で下ろした。
「まったく…とんでもない織姫様ですな」
「An?」
恋しくて、恋しくて。
息もできないほど恋しくて。
「自らお渡りになろうとなさるなど…危なっかしくて見ちゃいられねぇ」
「Ha!そういう織姫がいいんだろ?俺の彦星サンはよ」
だから諦めろ、と笑う政宗につられて、小十郎も苦笑を浮かべた。
「しようのねぇ…」
折からの雨で叶わぬ逢瀬に、天上の彦星と織姫はふたりを隔てる天の川の両岸で袖を濡らしているに違いない。
けれど、地上のふたりは叶わぬ逢瀬に泣き濡れるなど性に合わないのだ。
「…恋しくて息が止まりそうだ。なァ小十郎、はやく息をさせてくれ…よ」
「政宗様…」
漸く、だ。
漸く、焦がれていたこの温もりに満たされる。
「…恋しゅうございました」
憂鬱なばかりの雨音はずっと耳に届いているが。
それすらもすぐに気にならなくなるのだろう。


お題配布元:color seasonさま

恋しさに、息が止まりそう~side政宗~

障子戸を開け放ち、仁王立ちになって草木が雨に濡れる庭園をじっと睨み据えながら、政宗は小さく舌打ちをした。
「ぼ、梵…」
背後に控えている成実は、政宗の背から発せられている『不機嫌オーラ』をまともに浴びる形で、均整のとれた体躯を小さく縮こまらせている。
尤も、これは近侍である成実だからこの程度で済んでいることであって、他の連中であれば竜の怒気をまともに浴びるなど耐えられずに尻尾を巻いて逃げていくのがオチだ。
文月の七日。今宵は七夕である。
なにかにつけ騒ぐことが好きな伊達軍である。当然情勢が許す限りという条件付きだが、七夕に託けて城内で酒宴が開かれるのが恒例だった。
厨をはじめとして、今宵の宴に向けて準備は着々と進んでいるようである。昨年のこの時期は羽州最上の伯父のちょっかいに遭って応戦中だったため流れてしまい、今年はそんな昨年の分もあって盛り上がるのは間違いないだろう。
ところが折悪しく、数日前から雨が降り続いていた。
これでは天上の彦星と織姫の一年ぶりの逢瀬も叶うまい。
だが、政宗にとって不機嫌の元はそこではない。風流人でもある政宗なので、もちろん星空の下で七夕の宴を楽しみたいところだが、別に宴自体は雨であろうと予定どおり行われるのでちっとも構わないのだ。
晴れていようと雨降りだろうと楽しめればそれでよい。
問題はそこではない。
(小十郎…)
雨が降り出した数日前より更に遡ること少し前から、政宗は己が右目である小十郎を支城へ遣いに出していた。
本来小十郎を遣いとして立たせる必要はなかったのだが、先頃の合戦で新たに伊達領となった場所でもあるので、最初が肝心と睨みを利かせるために敢えて行かせたのだ。無論、それは小十郎の意向もあってのことである。
七日は七夕の宴が催されることを小十郎も承知しているので、それまでには帰城することになっていた。
そこへこの雨。城で足止めを喰らってしまったのだ。
「Ah~,雨止まねェなァ…」
「そうだ、ね。でもまあ、夜の酒宴はみんな楽しみにしてるし。小十兄が間に合いそうもないのが残念だけど……梵?」
心配そうに背後から成実が窺っている。
この有様では小十郎は戻ってこられまい。
じっと睨み据える不機嫌そうな貌から一転、今度はもの憂げに溜息をついた。


夕闇が迫っても雨は一向に止む気配はなく、織姫の涙雨だと口々に称しながら酒宴は盛大に催された。
伊達軍の酒宴は基本的に無礼講である。それは政宗自身が堅苦しい場を嫌う所為もあるが、上も下も関係なく伊達軍を構成する総ての者に楽しんでもらいたいという配慮もあった。
伊達軍の結束の強さはこういう場から育まれているのだ。
政宗は大将として広間の上座に座し、多くの家臣から酌を受けていた。その一人一人に返杯し、また声を掛ける。それだけでも充分な酒量だが、伊達の男たちはこの程度で潰れたりはしない。
まして、政宗は傅役であった小十郎仕込みなのである。
そんな彼の周りには成実や鬼庭綱元、原田宗時といった重臣がいつもどおり固めていた。
終始明るく振る舞ってはいるものの、思い出したように時折周囲を見回しては浮かぬ表情に政宗がなるのは、やはりこの場に小十郎がいない所為だろう。
宴もたけなわとなって誰もが周囲など気にしなくなった頃を見計らい、政宗は億劫そうに腰を上げた。
主など早々に中座した方が下の者にとってはいいのだ。
「梵?」
「悪ィ、成。なんか悪酔いしちまったみてェだから下がるわ」
「悪酔いって…大丈夫なの?部屋までひとりで戻れる?」
「大丈夫だ。俺に構わずお前らは楽しんでろよ」
そう答えた政宗は掌をひらひら振って宴席を中座し、そのまま自室へ引っ込んだ。
どうせ主が不在となっても、酒宴は宵闇まで続くのだろう。
とはいえ、自室に戻っても一人では何をする気にもなれない。
小十郎が傍にいればこちらはこちらで呑み直すことも雰囲気が良ければそのまま閨に、ということも考えられたが、小十郎は支城で足止めを喰らっていて、政宗がどんなに望もうと傍に在ることは叶わない。
ひとり、だ。
ただただひとりでぼんやりと雨音を聞いているだけで憂鬱になってくる。
どうして、今傍にいないのだろう。
この雨の中早く帰って来いよと願うのは、彼の身を案じれば手前勝手なことだと充分に理解している。
けれど。
顔を見ていないのはもう何日だ?
「小十郎…」
音にしてしまえば、なおのこと恋しさが募るばかりで。
「Ah~なんか息が上手くできねェ…」
どうして、今傍にいないのだろう。
負の思考が螺旋を描きだそうとしたその時。
「政宗様」
己付きの小姓が障子戸の向こう側で控え目に声をかけてきた。
我儘な主の要求を文句ひとつ云わずに見事応える正確さと併せ持つ心細やかさ、見かけによらず剛毅なところが気に入っていて、以前から政宗が目をかけている小姓だ。
「お休みのところ申し訳ありません」
「どうした?せっかくの酒宴なんだ。俺に構わずに楽しんでろと云っただろう」
「そういう訳には参りませぬ。私は政宗様の身の回りのお世話を仰せつかっておりますゆえ」
小姓の言葉に思わず苦笑を浮かべる。難を挙げるとすれば、少々気真面目すぎるところか。
「然様なことは良いのです。政宗様、片倉様がお戻りにございます」
「なに?小十郎が戻っただと」
「ただいま表玄関に。整い次第此方にお渡りになると仰っておりますが…、」
「No problem!構うな、俺の方から出向く」
すぱん、と勢いよく障子を引く。
「ま、政宗様?!」
居ても立ってもいられずに長い廊下を走りだした主の背を、驚いたために一瞬の間があった小姓が慌てて追いかける頃には、政宗は小姓の視界から消えていたのだった。

ああ、早くしねェと。
息が止まりそうだ───。



お題配布元:color seasonさま

ありがとうございます!

毎日拍手をありがとうございます。
併せてブログの方でも拍手をいただいております。
本当にどうもありがとうございます。
いただいたコメはもちろん、空ぱちも日々の励みとなっております。


以下、拍手レスになります。



継続は力なり

当サイトも本日で11年を迎え、12年めに突入することとなりました。
タイトルどおり「継続は力なり」といいますが、ここまで継続して運営してこられたのは、お越しいただいている皆さん、また励ましのお言葉を掛けてくださる皆さんのお蔭です。
本当にどうもありがとうございます!
更に1年、またいろいろと変化があるのかもしれませんが、まだまだ漲っておりますので引き続きお付き合いいただければ幸いです。
今年も引き続き伊達主従を追求していきたい所存です。
(モチロン、チカダテとかサスダテとかも併せて)
今後ともよろしくお願いいたします。



で、今日の更新なんですが…。
昨晩、やけに寝苦しくてパッと目覚めた時にうっかり最下層の神さまが降りてきまして(苦笑)。
勢いに乗じて破廉恥に挑戦中です。>小政
まだ書きたい本筋まで至っていないので…もう少し頑張って、更新は次回になりそうです。
一応、頭だしはこんなカンジ。
中途半端にもほどがある(苦笑)。



昨日は、

やたらニュースで地元の大雨の模様をやっていたんですが…。
いや、どんだけヒドイ雨っぷりだったんだろう、と(苦笑)。
ホントにヒドイ雨っぷりで。
加えて落雷で幹線の信号がダウンしてるしなっ。

ちょうど一番ヒドイ降りの時間に絶賛帰宅中(北関東1時間50mmの局地的豪雨、なんて予報が出たら早く帰らないと車が沈む…。←切実)だったんですけど、殆ど視界も利かない豪雨の中、初めていろいろ『覚悟』しましたよ(苦笑)。
私の愛車は車高が大変低いので、ゲリラ豪雨とか…大雨にもの凄く弱いんですね。(あと、段差にも弱い。)>風には強いケド。
道路が冠水なんてことになったら、真っ先に沈むであろう車なんですが。
通勤ルート上にはいくつか冠水ポイントがあって、激しい雨のときは大概其処を避けるようにして帰るんですけど、昨日の雨はどこをどう避けて通っても、程度の差はあれ冠水を免れられない有様で。
14年間今の愛車と付き合ってきて、確かに何度か『車が沈むーッ』と悲鳴をあげたことはありましたが(苦笑)、昨日は本気でした…。
水深30cmの冠水は私の愛車には最早致命的高さなのです…。


とりあえず、愛車の素晴らしいふんばりもあって無事に帰宅できましたが(苦笑)。
でも、ノーマルで雪道を走る時並みに家に着くまで緊張した…。

128.戯れるように【戦国BASARA:小政】

おー、大漁大漁。
籠の中を覗き込んだ政宗が無邪気に笑った。
籠の中には二人して摘んだ山菜が沢山入っている。『大漁』とは些か表現が間違っているような気がするが、手に余るほど採れたことには違いない。
「随分摘みましたね」
「おう、今夜はコイツを使って腕を揮うぜ?」
まずは天麩羅だろう?和えものもいいな。それから…、と指を折りながら政宗は頭の中で夕餉の献立を考えているようだ。
なにしろ、生来の凝り性が高じて自ら包丁を握るまでになった政宗が作る料理の品数は豊富である。
ひとつの食材でどれだけの料理の抽斗が彼の中に隠されているかしれないのだ。
そんな主の様子を微笑ましく見つめ、小十郎は「楽しみなことです」と答えた。
「では、憚りながらこの小十郎もお手伝い致しましょう」
「ああ、頼む」
時として、政務を離れて趣味に没頭することも必要だと考えている。
殺伐とした乱世を否応なしに渡らねばならぬ身だ。日々に緩急をつけることも、癒しとなる清涼剤を見出すことも、過酷な世を生きてゆくうえで大切なことである。
限度を越えてぴんと張り詰めた弦は、存外呆気なく切れてしまうもの。
そのことを歳若い竜はちゃんと理解している。
「なあ、小十郎」
くん、と政宗が小十郎の袖を引っ張った。
どうしました?と問えば、「少し休んでいこうぜ」と誘ってくる。
「せっかくの陽気だ。このまま城に戻るのは勿体ねェ気がするだろ?」
饒舌な左の瞳が語る彼の真意を正確に汲み取れぬほど愚かな小十郎ではない。
政宗の申し出に小さく肩を竦めた小十郎は、それでも一応気休めに窘めた。
政務自体に滞りはないが、そうはいっても城主があまり長く城を離れる訳にはいかないだろう。
念のため留守居役に成実を据えておいたが──これは政宗の手料理で懐柔している──、普段の政宗の政務の量を考えたら今頃泣きをみているかもしれない。
「成実がべそを掻いているかもしれませんよ?」
「An?たまには俺の苦労も知っといた方がいいんだよ、成も。アイツだって伊達の人間なんだからな。とにかく、少しくれェ羽根を伸ばさせろ」
「まったく…達者な口ですな、我が竜の口は」
うるせェよ、と拗ねて政宗が口を尖らせる。その少しばかり幼い仕種に小十郎は眩しそうに瞳を細めながら頬を緩めた。
「ほんにしようのない。政宗様のご命令とあれば従うまで」
そう答えて、小十郎は政宗の手から籠を取り上げた。
せっかく摘んだ食材たちに───更には城で留守居を務めている成実には申し訳ないが、愛しい竜が満足するまでもう少し待っていてもらわなければなるまい。
「命令、じゃねェよ」
そんな野暮な真似、誰がするか!と笑いながら、政宗が両腕を小十郎の首に巻きつけた。
「では?」
小十郎を従わせるそれが〈命令〉というのでなければ、一体何なのです?
わざとらしく問うてみる。
「Ha!決まってんだろ」



こいつは〈おねだり〉っていうんだぜ?






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