人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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今年もありがとうございました!

冬コミの戦利品に埋もれつつ、大みそかです(苦笑)。
いつもなら大騒ぎで年賀状を書いているんですが、今年は年賀状書きもさっさと終わらせているので、例年になく時間を有効に活用中。これからお誕生日月間リクを一本書こうと思います。年が暮れる最終日まで小政です。


たぶん今年最後の日記になると思うので。
今年は本当にいろいろありました。
ウチの母がよく「今年は激動の年だったわー」って言うんですが、まあ確かに激しく動いた年ではありました。いろんな意味で。
一方で、個人的には充実した年であったとも思っています。
一年間、BASARAに終始した年でもありました。そしてBASARAに踊らされた(笑)。←でも、一片の悔いもなし。
イベントにも参加できましたし、小政や家政も書けましたし。
来年もまだまだ推して参る所存です。小政も家政もまだまだ書きたい話があるので。
よろしければ引き続きお付き合いいただきますと嬉しく思います。


今年も一年、本当にありがとうございました!
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気になる…

地元のラーメンやさんのメニューに


黒龍


なるものがあるらしいです…。
食べてみるか…。

うどんの国の人がお薦めの、その後

2月にうどんの国出身の父が熱く語ったクロワッサン餃子
そんなに美味いというのなら、餃子の国の人としては是非とも食べてみたい…。

…という訳で注文をして、早10か月。
今年もいろいろありました…としみじみふり返っているところで漸く届きましたっ。
注文の時点で発送まで数か月お待ちくださいでしたが、現在は発送まで1年半以上待つっぽいですよ(苦笑)。
注文したことすら忘れそうだ。←10か月ですら遥か彼方のことで忘れてた(汗)。

で、早速食べてみました。
さすがクロワッサンの名に恥じない皮のパリパリ感。
皮がもっちりよりはパリッとの方が好きなので、大変好感触でした。
餡はわりとさっぱり系かな。
口の中がくどくならないので、数を食べてもあまり気になりませんでした。(おまけに1個が小さいからな)
水餃子にしたら、これまたつるつる行けちゃうかな?

とりあえずまだ少し残っているので、完食したらまた頼んでみようと思います。

ありがとうございました!

昔は毎日更新を頑張ってやっていたこともあったんですけど(←サイトを作ったばかりの頃)、毎日更新を久しぶりにやってみて…いやはや大変だ、と(苦笑)。
大変でしたが、でも毎日小政やら家政が書けて楽しかったです。←1時間一本勝負書きの毎日…。
アドベントもどき企画をお読みいただきどうもありがとうございました!

これからはお誕生日月間リクの消化をしつつ、春の原稿に向けて設定を練ろうかと思います。
一応春は司書ムネ話になるか、パラレル戦国設定の小政になるか…という感じです。
その前に春の申込み…。


以下、遅くなりましたが拍手等レスになります。

暴け、サンタクロースの正体【戦国BASARA:小梵、小政】

アドベントもどき企画は昨日で終了したハズなんですが(苦笑)。
もう1題、おまけで書いてみました。
…だって今日がクリスマス。

折り畳んでいますが、別段そういう仕様ではありません。
むしろ普通の小梵、小政です。
アドベントもどき企画は昨日で終了したハズだったのにねっ、という言い訳を先に持ってきたかっただけ(苦笑)。


目覚めて最初に目にしたものは【戦国BASARA:小政】

いつもと変わらない朝。いつもと変わらない目覚め。
躰の奥にいつまでも熱が残っている感じがするのと疼痛がするのは、昨夜些か激しく扱われた所為だ。雰囲気に流されて互いに羽目を外し過ぎたという自覚はあるが、あんな風に求められるのは嫌いではない。
布団の中で小さく身動いだ後、腕を伸ばしてうんと伸びをする。昨夜思う存分政宗を捕食し、腹いっぱいに満たした小十郎はいつものことではあるが既に起きているらしく、寝室に気配はない。おそらくキッチンで朝食を作っているのだろう。耳を澄ますと、微かにそれらしい音が聴こえた。
布団から両腕を突き出したまま大きく欠伸をした政宗が寝惚け眼を擦ろうと左手を翳した時だった。
「――――――?」
左の薬指に違和感がある。
というか―――昨晩まではなかったプラチナリングが嵌まっている。しかもきつ過ぎず緩すぎず、実に計ったようなぴったりサイズで。
なんだこれは?と思う前に、政宗は叫んでいた。誰が嵌めたかなど知れている。
「こ、小十郎っっっっ!」
寝室からの雄叫びに、だが慌てることもなく――おそらく想定内の反応だったのだろう。憎たらしいことに――ギャルソンエプロンをした小十郎が現れた。どう説明を求めたらいいか寝起きの頭なので考えが纏まらず、結果口をパクパクさせている政宗に向かって、彼はふ、と頬を弛める。
「おはようございます、政宗様」
「Mornin’…じゃねェっ。Hey,小十郎!一体どういうつもりだ、こいつは!!!」
拳を作った左手を突き出す。突き出された拳にゆるりと目線を当てた小十郎は、臆することなく「…給料三か月分です」と答えた。
「――――――っ、」
給料三か月分―――つまりはそういうことだ。
「きゅ…っ」
「こうでもしねえと貴方恥ずかしがって受け取ってくれねえでしょう?」
「だ、だからってこんな………」
眠っている、というか意識を失っている隙に嵌めるなんて。騙し討ちもいいところだ。
ああ、そうか。だから気持ち良すぎて意識がふっ飛ぶくらい激しかった訳か。
「貴方には出し抜かれっぱなしですから、たまには出し抜かねえと」
「そ、そういう問題じゃねェ…………だ、ろ」
「俺なりのケジメです。貰ってはくれませんか、政宗様?」
熱っぽい眼差しで懇願されたら、否やなど言えないではないか。いや、最初から政宗の選択肢に『否』などないのだけれど。
「こんなので縛りつけなくたって…俺はお前のものなんだぜ、小十郎」
「わかっております。ですが、小十郎は無類の心配性にて、政宗様の周りに“悪い虫”が付くのが許せねえんですよ」
貴方の魅力に惹かれて次から次へと寄ってくるのは仕方がないと思っている、と小十郎は言う。
「…だから、虫除け代わりです」
政宗の左手を掬いあげた小十郎は、そう嘯いて薬指に口づけた。






お題配布元:love is a momentさま


蜂蜜味のリップクリーム【戦国BASARA:小十郎+(女)政宗(家政前提)】

許婚シリーズ(とうとうシリーズ名がついてしまった…)の小十郎と政宗兄妹話。
政宗が小十郎にべったりなのは、いつの時代も標準仕様。
(そして、そんな二人を前に悔しがる家康も標準仕様/苦笑)

話の流れの関係で省略してしまいましたが、政宗にリップクリームを塗ってあげる小十郎をね…いつか書きたいな、と。

生クリームかチョコレートか、それが問題だ【戦国BASARA:家政+元親】

「なあ、元親」
元親は思わずぎくりと身を竦ませた。嫌な予感がする。
家康が「なあ、元親」と言う時は大抵自身の悩み事を切り出す時で、そして大抵ロクな悩み事ではない。以前家康の悩み事を聞いてやった結果、とんでもないとばっちりを喰らったことがあって、それ以来なるべくなら家康には関わりたくねえなあ…と内心思っている元親である。
とはいえ、頼られたら嫌とは言えない―――むしろ「おうおう、いつでも頼ってくれや」という兄貴肌の元親なので、内心関わりたくねえなあと思ってはいてもやっぱり相談に乗ってしまうのだった。
それでなくても、家康は元親の友人なのである。目の前で友人が悩んでいるというのに見捨てられるほど薄情にできていない。たとえどんなに嫌な予感がしていても、だ。
「おう、どうした家康」
「実はな、悩んでいるんだ」
「そいつはいけねぇな。話してみろよ。解決…とまではいかねぇかもしれねぇが、もしかしたら解決の糸口くらい見つけられるかもしれねえぜ」
ニッと笑って家康の重い口を開かせるよう促すと、「うーん、そうだよなあ…」と家康にしては珍しく暫し逡巡した後で、「実はな…」と口火を切った。
これは元親が想像している以上に深刻な悩み事かもしれない。そう考えて身構える。場合によっては本腰を入れる覚悟だ。
「ワシ………どちらにしようか悩んでいるんだ」
どちら、ということは選択肢が二つ、或いはそれ以上あるらしい。
「…何を?」
「うん。実はな、独眼竜が」
「…………、」
家康が“独眼竜”と口にした瞬間、元親は『深刻な悩み事』から『ロクな悩み事』に即時訂正する。今更やっぱり関わりたくねえなあという思いがむくむくと擡げてきているが、話してみろと言った手前逃げることもできなかった。
そんな元親の心の葛藤など知る由もなく、家康は思い詰めた顔をして口を開いた。
「…独眼竜がワシのためにクリスマスケーキを作ってくれるというんだ」
「―――はあ、」
そうかよ、という言葉は腹の底から抜けてゆく溜息とともに消えた。
「それでな、『生クリームとチョコレートどっちがいい?』と訊くんだ。なあ、大問題だろう?生クリームとチョコレート、どちらも甲乙つけ難い。だって、独眼竜の手作りケーキだぞ。むしろどっちも食べたい」
「…じゃあ、どっちもリクエストすりゃあいいじゃねえか」
「ワシだってそうしたいのは山々だが…独眼竜が『どっちがいい?』って訊くんだ。つまり、どちらかしか作らんということに相違ないだろう?」
「それは…まあ、そうかもしれねえが。でも、お前が強請れば案外政宗も絆されるんじゃねえの?アイツ、ああ見えてお前には甘いところがあるし」
「いやいや…絶対両方は作ってくれん。だってな、独眼竜はワシが太るのを好まんからなあ」
逞しくなるのはいいが、太るのは許してくれんのだ―――と頬を弛ませて家康が語る。
「確かにワシが太ったら独眼竜に負担を強いてしまうしな。ただでさえ独眼竜は華奢だから。脱いだら本当に華奢だぞ、ワシの竜は。抱き潰してしまうんじゃないかといつも冷や冷やだ」
そんなの知ったことか、と切って捨てたい。
「…………おい、それは悩みか。それとも惚気か」
「もちろん悩みだ。なあ、元親。ワシはどうすればいいと思う?生クリームとチョコレート、」
「……………、」
半ば泣きたい気持ちで「勝手にしてくれ」と胸中で唱えながら、元親はげんなりと肩を落とした。




お題配布元:love is a momentさま

真っ赤なお鼻のあなた様【戦国BASARA:三政】

(おのれ……っ)
ぎりぎりと奥歯を噛み締めた三成は、心底憎々しげな表情をしていた。そのあまりにも憎々しげな表情を――不幸なことに――たまたま目にしてしまった通りすがりの人が「ぎょっ」とした顔をし、次には目を背けてそそくさと足早に立ち去っていく。
「おのれ、伊達政宗ぇぇぇっ」
三成は決して気の長い方ではない。
その三成が寒空の下、かれこれ十五分近く待たされているのだ。これが敬愛する豊臣秀吉や竹中半兵衛であれば何時間でも待てるが、それ以外の者であれば一分一秒とて待たされることを良しとしない。
(この私を十五分近く待たせるとは…っ)
苛々と腕時計を見遣る。寒空の下これ以上待たせるというのなら、こちらとしてもそれなりの対応で―――それこそ三成の一存で約束自体を反故にしてもいいくらいなのだが、基本真面目な性格の――更には融通の利かない――三成はこれだけ憎々しげにしていても、律儀に待ち続けていた。
「だいたい何だっ。待ち合わせようと時間を指定してきたのは伊達ではないかっ」
政宗とは友人というほど仲良くもないが、かといって知人というほど余所余所しい間柄でもないという微妙な関係である。尤も、顔を合わせればいがみ合う二人を周囲の者達はむしろ“喧嘩するほど仲がいい”という認識で見ているようだ。少なくとも三成という男は、どうでもいい人間に対しては端から人として認識しない。それこそ先述したこの世で最も敬愛する二人以外は人として認識しなくても不思議ではないくらい人間関係に淡泊な男が、だ。政宗といがみ合うのだから、二人以外に政宗を『特別』と認識していると考えていいだろう。たとえそれが無意識であってもだ。
とにかく。
この日、三成は政宗と買い物の約束をしていた。三成が「秀吉様と半兵衛様へのプレゼントを買いに行く」というのを聞いた政宗が、「俺も小十郎のプレゼントを買いたいから…じゃあ、一緒に行こうぜ」と誘い、互いの家からの中間点で待ち合わせということになったのだ。
根が真面目な三成は約束時間のきっかり五分前に待ち合わせ場所に着いたのだが、当の政宗が時間になっても一向に現れない。一分一秒たりと時間に遅れることを良しとしないから、当然苛々が募るばかりだ。おまけにこの寒さが更に苛々を助長する。
加えて、遅れるという連絡ひとつ寄越さない。なんという暴挙だろうと思う。百歩譲って遅れるというのなら、連絡を寄越すのが礼儀だろう。なんという無礼者だ。
苛々苛々。
苛々苛々。
「石田!」
三成の苛々がいよいよ頂点に達しそうなった頃、まるで見計らったように政宗が現れた。
「すまねェ、遅れちまった」
開口一番そう言って、悪かったと潔く頭を下げる。
政宗は自分の行動に決して言い訳をせず、己の非は非として認め頭を下げる潔さを持っていた。
苛々と待たされる間、どれだけ文句を言い連ねてやろうかと考えていた。だが、先んじて相手に折れられてしまったら、言うべき文句も全部飲み込んでしまうではないか。どんなに憎々しげな表情をしていようと、解かざるを得ないではないか。
非を認めた相手を容赦なく攻撃するほど、三成は無礼ではない。
「待ったか?ああ、うん…待ったよな」
「…………、」
ホントすまなかったな、ともう一度謝った政宗は三成をまっすぐに見つめ、それからクスリと微笑んでみせた。
隻眼という特殊な容姿も手伝って、政宗は鋭い印象を他人に与えることが多い。だが、こんな風に笑うとそうした印象は崩れ、ずっと柔らかくなる。
「伊達。貴様、何を笑う」
憮然となって、三成は政宗に問うた。政宗の柔らかな表情を見るのはいいが、自分が笑われるというのは冗談ではない。
「伊達、」
「だってよ―――お前の鼻、真っ赤だし」
「――――――っ!?」
咄嗟に両手で鼻頭を隠す。
き、貴様ぁぁっっと唸る三成を余所に、政宗は惜しみなく綺麗な笑みをふり撒いた。
「Ha-ha.石田、アンタ可愛いな」
可愛い可愛いと連呼する政宗も、実は結構可愛く映っているのだが―――存外本人は気付かないものである。
「な…っ。伊達、貴様ぁぁぁぁっ」
表現しがたい二人の関係がほんの少し変わるかもしれないと予感させる―――冬の日の出来事だった。




お題配布元:love is a momentさま

手袋を半分こ【戦国BASARA:小政】

天気予報ではちょうどクリスマス頃に今年一番の寒波がやってくると言っていた。天気予報だからあまり真に受けるつもりはなかったのだが…なるほど予報どおり数日前からどんどん寒くなってきている。雪が降らないのが不思議なくらいだ。
街はイルミネーションが綺麗だ。赤や緑、様々な電飾が街を彩り、軽やかなクリスマスソングが雰囲気を盛り上げている。行き交う人誰も彼もが皆幸せそうに見えるからこの季節は不思議だった。
(まア…クリスマスは一種の魔法みてェなモンだからな)
そういう自分も魔法とやらにかかったみたいで、ずっとそわそわしている。ガラじゃねェんだけど…と苦笑した。
両手に白い息を吹きかけ、政宗は駅の改札口の方を見遣った。
改札口が見えるこの場所は、目印となるモニュメントがあることも手伝って待ち合わせ場所によく使われていて、政宗の他にも待ち合わせらしき多くの人がいた。電車が来て改札口からどっと人が出てくるたびに待ち合わせ相手を見つけた人が去っていき、また新たな人が待ち合わせにやってくる。
そのつもりはなかったのだが、半ば時間潰し―――と退屈凌ぎに人間観察を楽しんでいた。
(遅せェなア…)
比較的時間を自由にできる学生の政宗とは違って、年上の恋人は会社勤めをしている。クリスマスとはいっても今日は平日なので、恋人は普通に出勤だ。それでも今夜は早く帰るから一緒に過ごそうという内容の短いメールが入っていて、政宗を喜ばせた。
月末に年末が重なる12月である。その上付き合いなどもあって仕事はそれでなくても忙しいだろうに、政宗のことを大切に想ってくれている。短いメールでもそれが伝わってきてなんだか嬉しくなった。
何度かメールの遣り取りで時間を決める。元々は政宗が直接部屋に行くという約束だったから――合鍵も渡されているし――本当は此処で待っていなくてもいいのだが、驚かせてやろうという悪戯心が芽生えて、駅で待ち伏せる気になったのだった。約束の時間から逆算して凡そこの時間帯に駅に着くだろうという当たりをつけると、その前に小さなクリスマスケーキとちょっとした惣菜を買って駅に向かった。
左眼を改札口にぴたりと据えたまま、政宗は再び両手に息を吹きかける。手袋をしてこなかったのは失敗だったかもしれない。おまけに、しんと冷えた真冬の夜の空気が足許から這い登ってくる。少しでも暖かくなるようにとその場で小さく足踏みをした。
尤も、サプライズを仕掛けるのだ。驚いた相手の顔を見られるのなら、こんな寒さくらい我慢してやる。なにしろ政宗の恋人は大人の余裕全開で、滅多なことでは驚いてくれないのだ。政宗ばかり驚かされたり喜ばされたりというのは―――正直面白くない。自分だって同じように驚かしたり、喜ばせたりしたいのに。
電車がホームに入る音が聞こえてくる。
ちら、と腕時計を見るとちょうどいい頃合いだ。もしかしたらこの電車に乗っているかもしれない。恋人には此処で待っているとは――当然サプライズなので――言っていないので、いくら見通しがいいとはいっても気付かないかもしれない。それではこの寒空の中待っていた意味が全くなくなるので、改札口を出てきたらすぐに声をかけるつもりで、政宗は眼を逸らさずじっと改札口を見つめた。
改札口からどっと人が溢れ出てくる。今夜何度目かの光景だった。
その中に。
「小十郎っっっ」
改札口から出てくる人々の中からコート姿の愛しい偉丈夫の姿を見出した政宗は、大きな声でその名を呼ぶと「こっちだ」と手を振った。
「政宗様?!」
政宗の予想どおり、心底驚いたような表情を浮かべた小十郎は慌てて政宗の許へ走ってきた。
「おかえり、小十郎」
「このような寒いところでお待ちいただかずとも…合鍵を渡しているでしょう?」
「Ha!部屋で迎えるよりも此処で待っていたい気分だったんだ。ついでにケーキと惣菜をちょこちょこ買っておいたぜ」
「気分って…ああ、政宗様。斯様に冷え切って……お待たせして申し訳ありません」
「No problem.待ったというほど長い時間待った訳じゃねェから気にすんなって」
眉根を寄せる小十郎を見上げて、にこりと笑ってみせる。
すると、何に気付いたのか、小十郎の眉間の皺が一層深くなった。その鮮やかな変化に「どうした?」と首を傾げると。
「―――政宗様。この寒さの中、斯様な薄着で」
元々厚着を好まない政宗は、真冬であっても比較的薄着で通していた。とはいえ、天気予報で今年一番の寒波が襲来と言っていたから、手持ちの洋服の中で一番厚地の洋服を重ねている。確かに手袋を忘れてしまったのは痛手だったが、政宗としては充分に厚着だと思っているのに、小十郎から見るとまだまだ薄着ということらしい。
「No,お前が厚着過ぎるんだよ」
厚着を好まない政宗と対照的に、この時期の小十郎は重装備である。上から下までスマートに決めているクセに、実は何枚も着込んでいるのだ。なのに、外見からはそうと気取らせないから不思議だった。
どうにも寒さが苦手らしい。というか、とんでもない寒がりなのだ。暖かな部屋で一枚一枚脱いでいく様が玉ねぎの皮を剥いているみてェだ…と呆れたことがある。
「早く帰りましょう」
小十郎の申し出にうんと肯く。ケーキの箱と惣菜の入ったビニールバックを持って歩き出そうとした小十郎は、だが立ち止まった。怪訝そうにしている政宗の前で一旦ケーキの箱とビニールバックをベンチに置き、それから徐に嵌めていた手袋を外そうとする。政宗が手袋をしていないことに気付いたのだ。
大丈夫だと、それより早く帰ろうぜと言っても聞く耳を持たない。大体寒さが苦手な人間が手袋を貸し与えてしまって我慢できるのかと思う。大人の余裕を見せる男だが、殊寒さだけは政宗の前であっても絶対強がらないというのに。
(しょうがねェなア…)
小さく嘆息した政宗は、左手の手袋だけ寄越せと告げた。
「右はお前が嵌めていろよ。手が冷たくなるだろ」
当然だが小十郎の手袋だ。政宗には少し大きい。しかし、今まで嵌めていた小十郎の温もりが伝わってくる。まるで、彼の手に包まれているようだ。
「ですが政宗様…」
右手はどうするのか、と小十郎が問うてくる。ふふ、と口許を綻ばせた政宗は同じく素手となった小十郎の左手を取ると指を絡めた。
またもや小十郎が驚いた表情をする。この男が驚く様を幾度も見られるのは出し抜けたみたいで嬉しい。
「ほら、こうして手ェ繋いで…なあ、小十郎。ポケット借りるぜ?」
「――――――、」
コートのポケットへと差し入れた。
ポケットの中でしっかりと繋がれる―――右手と左手。
見上げる政宗の瞳と、見下ろす小十郎の瞳が重なる。
ふわりと微笑んだふたりは、ゆっくりと家路についたのだった。



お題配布元:love is a momentさま

314.君がくれた絶望【戦国BASARA:家政】

些か羽目を外し過ぎたという自覚はあった。
クリスマスイヴという―――それこそ恋人と盛り上がるには絶好の日だというのに、恋人より友人を取ってしまうあたり、此処にいる連中は女子から恋人失格の烙印を押されるに違いない。けれど、烙印を押されても構わないと本気で思っているからどうしようもなかった。
それくらい気の合う仲間が集まっての飲み会だ。クリスマス効果も手伝って初っ端から皆テンションが高かったし、とにかく陽気だった。雰囲気に流され、政宗も普段はあまり飲まない――弱いと自覚しているためだ――酒を飲み、挙げ句に潰れてしまった。
尤も、他の連中も早いか遅いか程度の問題で似たり寄ったり。さして広くもない部屋は、いつの間にか酒瓶とデカい図体の男達が転がる有様となっていた。
「大丈夫か、独眼竜」
慮る声に反応して小さく呻いた政宗は、重い瞼を引き上げた。どうやら室内は常夜灯が灯されているようだ。酔いが醒めて起き出した時に転んだりしないようにという配慮からだろうか。
「水、飲むか?」
のろのろと首を動かせば、抱き起されてすぐに口許へペットボトルを宛がわれた。ゆっくりと飲み下すと水の冷たさが躰に浸み渡ってゆく。
家康、と切れ切れに名を呼ぶと、常夜灯の仄かな明かりに照らされた彼はうっすらと笑んでみせた。
酔い潰れた連中の中にあって、家康だけが正気を保っているらしい。それだけ家康が酒に強いのか、それとも介抱役に徹するために敢えて酒量をセーブしたか。後者だとすれば、とんだお人好しである。
大丈夫かと体調を慮る家康の声で目覚めたものの、政宗の意識は摂取したアルコールの所為で判然としてはいなかった。重たい瞼は重力に逆らえずに再び落ちそうになっているし、意識も今にも手放しそうだ。
「独眼竜、」
落ちそうな意識の中で、自分を呼ぶ甘い声がする。
甘い、声。甘い、匂い。促されるように、政宗はゆるゆると吐息を解く。
「どくがんりゅう」
「ふ…、」
甘い薫りの向こうにある―――モノ。それが何であるのか見定めたくて、政宗は泥のように這い上がってくる誘いを振り切って閉じかけの左眼を開いた。
至近に家康の貌がある。この貌が好きだと思い始めたのは、いつからか。
「独眼竜、」
先ほどの慮るような声音とは異なり、今彼が吐くのは熱を孕んだ―――もっと狂おしいものに近かった。その表情に太陽の匂いはなく、もっと昏い、太陽とは対極の闇色めいた―――獰猛な肉食獣めいたものを感じさせる。
家康、と再びその名を口に乗せる前に、政宗は荒々しく家康の腕に掻き抱かれ、貪るように唇を奪われた。苦しくて逃れようと暴れたが、酔いの回った政宗が敵う訳がない。囲う腕すら弛まないのだ。
じたばたと暴れることで酔い潰れている他の連中が目を覚まさないか――覚ましたら覚ましたで、家康と政宗のこの状況を見てどう思うか――と思ったが、形振り構っていられない。
「いえや、すっ」
束縛から逃れたいと我武者羅に暴れる政宗の手が、何発か家康に当たった。加減などできる筈もないから痛いだろうに、それでも彼は怯まなかった。
独眼竜、と切羽詰った声。
「独眼竜、ワシのものになってくれ―――」
ワシだけのものになってくれと荒々しい行為とは裏腹に切ない眼差しで懇願する。
「ずっとワシにはお前だけだったんだ。誰にも渡したくはない。だから―――」
「家康…っ、」
「ワシのものになって」
熱を孕んだ双眸。
「独眼竜、」


――――――そんな声で俺を呼ぶな。

あの子が一番欲しい物【戦国BASARA:小政+元親】

休みの日の本屋巡りは政宗の楽しみのひとつだった。
書店員ではないが、同じ本を扱う者としてアンテナを常に高く張り巡らせている。流行にも感覚を鋭くさせておかないと、魅力的な本を揃えることなどできない。図書館に通い詰めたくなるような魅力的な蔵書を揃える―――それが司書の使命のひとつだと政宗は思っている。
ひとりで本屋巡りというのは久しぶりのことだ。
大抵は恋人である小十郎と一緒だし、小十郎が一緒のときは本屋に立ち寄ることはあっても、基本的に巡ることはしない。大学教員である小十郎も本好きで、家で図書館を開けるのではないかと思うほど多くの本があるから本屋巡りにはきっと好意的だろうと思うが、本好きということが災いし、お互い時間を忘れて没頭しかねない。そこまでしてふたりの休みの日を潰したくはなかった。
つまりは、お互い恋人の方が優先順位は上―――ということである。
ところが今日は前日から小十郎が学会で出張のため、ひとりで休みの日を過ごすことになり、ならばということで本屋巡りを思い立ったのだった。
ぶらりと入った本屋で、予め書評に目を通したもののうち気になった本を手に取ってぱらぱらと流し読みをしてみる。更に気になればタイトルと著者、出版社をメモするようにしていた。選書の際に役立つだろうと思ってのことだ。
仕事半分、あとの半分は自分のために店内をぐるりと回った政宗は、個人的に興味を惹かれた本を数冊持って会計を済ませるべく正面レジのあたりに戻ってきた。
出入り口に近く、一番目立つ場所に置かれている本は大概その本屋イチオシのものや話題のもので、売れ行きを考えてか山のように平積みされていた。
「へえ、売れてるじゃねェか。元親の本」
同じ平積み本でも一番目立つ位置に置かれたそれは、最近ひょんなことで知り合った弥三郎こと長曾我部元親の本だった。
文学賞受賞作家の元親は、今一番旬の作家といっていい。その彼は政宗が司書として勤める大学のOBで、
受賞直後、附属図書館に彼の作品を集めたコーナーを政宗発案で作った縁で知り合うこととなった。OBということと文学賞受賞効果で専用コーナーは今も人気である。
また、どんな偶然か、彼は小十郎の大学時代の後輩でもあった。これには政宗の方が驚かされた。同じ研究室の先輩・後輩だというから、専門分野を考えたら元親はかなり異色の作家となるだろう。文系ならばともかく理工系であんな繊細な表現をするのだから、とんだ才能である。
いつの間にか新刊が出ていたらしい。政宗にしては珍しいチェック洩れだ。
選書の際に元親の作品はひと通り読んだ政宗は一読で彼が書く独創的な世界の虜となり、以来彼の本を買うようにしていた。特に今回は文学賞受賞後初めての作品だ。当然注目度も高いだろう。
元親の作品に没頭する――面白いのだから当然だ。そういう部分は正直な政宗である――政宗に対して小十郎はとやかく言わないが、たぶんあまり靡いてくれるなと思っている筈だ。見るからに大人の男である小十郎だが、ああ見えて意外にヤキモチ焼きだったりする。以前、自分とあの野郎の好みは悉く被ると忠告したくらいだから、政宗の小十郎に対する感情を信じて疑わないまでも釘を刺しておきたいかもしれない。もちろん、刺されるまでもなく政宗は小十郎に一途であって、元親はあくまでも好きな作家の一人であり、ただの友人に過ぎないのだが。
帯に買い手の心理を上手く煽る文句が書かれた新刊を迷わず手に取った。どうやら今作は恋愛ものらしい。
(あの元親が恋愛もの…ねェ)
あらすじに軽く目を瞠ったのは、元親と恋愛作品が結びつかなかったからだ。あの図体のデカいガキみたいな男が恋愛作品を書くなんて意外過ぎる。
尤も、意外性がかえって面白いかもしれない。イメージに凝り固まらず、常に相手を驚かせようと意外性を求める姿勢を政宗は買っているし、またそういうアグレッシブさは政宗の最も好むところだ。
「この厚さなら今日中に読み終わっちまうな」
なにしろ恋人が不在なので時間ばかりが余ってしまっている。そんな休日のお供にはちょうどいいだろう。否、小十郎が不在の時で逆にいいかもしれない。前述のとおり意外にヤキモチ焼きなので、変に誤解した挙げ句に拗ねられても困る。困るとは言っても、結局はそれだけ愛されているということなので、本当のところは嬉しかったりするのだが。
なににせよ、早く読んでしまいたい。というより、早く読みたかった。
彼は自分の作品の一番の読者――という名誉をもらってしまった――の感想を早く聞きたいらしく、いつも新刊を出すとすぐに連絡をしてくるので、すぐに答えられるようにしておきたいというのもある。
今度はどんな世界観を披露してくれるのか期待しつつ、政宗はレジに向かった。




お題配布元:love is a momentさま

365題ログ格納

GARDEN:TEXT 365題ログ格納



今回格納したのは6月から8月にかけてブログにて掲載した以下の4本になります。小政と家政です。


「68.赤い意図」、「173.止まない鼓動」⇒小政
「31.眼鏡の傷」、「69.美貌と言うに相応しい顔」⇒家政

なお、止まない鼓動は微妙ににょた宗表現があるため最下層に移しています。
赤い意図の設定であと何本か書いてみたいと思っています。


今日のクリスマスお題の更新は「彼烈火」の方になります。

冬の匂いがする【戦国BASARA:小政】

政宗様、と障子戸で隔てた向こう側から控えめな声で呼ばれる。
控えめとはいえ、心を捕らえて放さない低い美声で己が名を呼ばれる―――政宗はこの瞬間がとても好きだった。
「政宗様、小十郎にございます。お目覚めですか?」
「Mornin’小十郎。起きてるぜ。構わないから入れ」
入室を許すと、失礼しますという短い断りを入れた後に、スッと滑るような動作で静かに戸が引かれた。
小十郎とともに、刺すような冬の早朝の冷気が引いた戸の僅かな隙間から忍び込んでくる。
「………政宗さま、」
呆れたような声がしたかと思えば、次にはやれやれといった溜息。
「起きている、と今しがた小十郎の耳には聞こえたような気がしますが?」
「Sure,起きているぜ」
「斯様なお言葉を寝床に潜り込んだまま申されても何ら説得力がございませぬな」
起き上がるどころか、寝床に潜り込んだままという政宗に向かって、小十郎はこの日最初の小言を零した。
目覚め一番の小言は耳に痛いが、実のところ政宗は意図的にしていることなので、これくらいのことは覚悟しなければならない。
「政宗様、」
枕許まで膝行してくる。
大きく武骨な手が布団を掴んだ。
「奥州筆頭ともあろうお方が寝穢い。起きなされ」
容赦なく布団を引き剥がされる、そのタイミングと同時に政宗は小十郎に向かって両腕を伸ばした。伸ばした腕を武人らしくがっしりした太い首に絡ませると、力ずくで引き寄せる。
「――――――っ?!」
咄嗟のことにも機転を利かせてなんとか姿勢を保とうと踏ん張った小十郎だったが、政宗の力の方がやや上回ったらしい。結局支えきれずに覆い被さる恰好となった。
それでも、下に敷くことになる政宗を押し潰さないようにと肘を付いて自身を支えたあたり、やはり小十郎である。
「ま、政宗さまっっっ」
「まだ朝も早い。少しぐらい暖を取ったっていいだろう?」
含み笑いをしながら甘えるように鼻先をすり寄せると、小十郎の躰から力が抜けるのがわかった。
小十郎は政宗に厳しいが、それと同じくらい甘い男なのである。
「どちらかといえば…こうして暖を取るのは小十郎のような気がしますがね」
苦笑交じりに小十郎が答える。確かに表の冷気を纏わせた小十郎は冷たく、帷子を通して肌にひやりとした冷たさが沁み込んでいくようだ。
「Ha!布団を引き剥がされたままに比べりゃア、ずっといい」
ついでに足を絡めて、ぐっと引き寄せる。小十郎は逆らわず、むしろ温もりを求めて積極的に絡ませてきた。
さっきよりも間近に見る―――精悍な貌。
「お前…冬の匂いがするな」
「然様にございますか?」
「ああ。お前の匂い、好きだぜ?」
「これは…………嬉しいことを仰る」
目許を甘く和ませた小十郎は、先ほど容赦なく己が引き剥がした布団に再び潜るようにして掛け直したのだった。

そんな―――ある寒い朝のお話。





お題配布元:love is a momentさま

お子様用シャンパン【戦国BASARA:家政】

「なあ、独眼竜…」
確認、という訳ではないんだが…と言葉を濁しつつ、家康はテーブルの上に置かれた銀色のラッピングを施された瓶と、テーブルを挟んだ向こう側でクリスマスソングを口ずさみながら綺麗に盛り付けた料理の皿を並べている政宗とを交互に見遣った。
それが政宗に“ぼーっと突っ立っている”と取られたのだろう。顔を上げた彼に『突っ立ってないで、さっさと手伝え』と怒られる。反射的に『スマンっ』と謝り、家康は慌ててセッティングを手伝った。
情けないことかもしれないが、家康は政宗には弱い。恋愛は惚れた方が負けというが、まさにそのとおりだと思う。少なくとも家康の方が負けっぱなしだ。
「なあ、独眼竜」
「An?」
クリスマスディナーのセッティングを手伝いながら、家康はもう一度シャンパングラスの傍らに置かれているその瓶に視線を当てた。
今夜のディナーは総て政宗手製である。料理を趣味としている彼はその腕前も玄人の域に達していて、店を開いたとしてもその世界で充分に生きていけそうなほどなのだ。
だが、その玄人はだしの腕前は専ら家康のために披露されている。お蔭で未成年であるのに、家康の舌はどんどん肥えていくばかりだ。
美味そうな―――否、間違いなく美味い料理に添えられた瓶。隣に並んで置かれているのは赤ワインの瓶だが、もう一方のそれは…。
「これって…もしや、」
「Yeah,シャンパンだぜ?お前用のな」
やっぱり、と家康は肩を落とした。アルコールの入っていない、所謂子供用のシャンパンである。子供向けのアニメのイラストが描かれたラッピングもあるが、どうやらそれは免れたらしい。さすがにそれは年頃の男子の矜持に関わる。
政宗が家康をどう思っているか、それで一目瞭然だった。つまり、子供扱いだ。
「ワシ用って、だってこれお子様用のシャンパンだろう?」
「Ha!それがどうした。それとも大人だって言いたいのか?この未成年が」
「うっ、」
ふふん、と鼻先で笑われた。
反論できない。政宗の言は尤もで、彼との年齢差―――四歳という年齢差を如何ともしがたい家康は、彼の言うとおり未成年なのだから。
そして、家康は如何ともしがたいその差に常に焦燥感を抱いている。
「酒と煙草は二十歳になってからだ、未成年。その代わりいっぱい食え。そのつもりで作ったんだからな」
子供扱いされてしゅんとしている家康を慰めるように政宗は手を伸ばすと、ぐしゃぐしゃと家康の頭を掻き撫でた。
「お前が食っているところを見てるのが好きなんだ、俺。お前に料理を食わせるのが好きだし、食ってもらうのも嬉しい」
「独眼竜…」
俺を楽しませてくれ、と艶やかな笑みを浮かべた政宗にダメ押しでそんな殺し文句を言われ、なんだか子供用シャンパンに拘っている自分が急にバカらしくなって。
そもそもこんな些細なことに拘ること自体、子供扱いされても仕方がないだろう。
彼は本当に自分の操縦が上手い。
どんな風に振る舞えば家康が喜び、どんな風に言えば家康が引き下がるか、或いは自尊心を擽るか、よく心得ている。それもまた政宗の鮮やかな武器なのだろうが―――付き合い始めて数年経つが、本当に敵う気がしない。たぶん一生敵わないだろう。
「家康、」
嬉しそうな顔を前にすれば、元々が食べ盛り。食欲も湧く。

(ああ、ワシ…独眼竜に餌付けされているよなあ)

まあ、少なくとも。
政宗の手料理を堪能できるのは自分だけの特権だ。




お題配布元:love is a momentさま

ハートに赤と緑のリボンをかけて【戦国BASARA:小政】

当初、もっと明るく書く予定でした。(そのつもりでいたので書き出しは明るめ…/苦笑)
でもなんでですかね、着地点は切なめでした…。
立場という不可視なものだけでなく、皮膚だとか…物理的なものが邪魔してひとつになれないと言って藻掻くようなお話が好きです。躰の限界めいたような…うまく言えないけど。

直接的に絡んでいるわけではないのですが、気持ち的に折り畳みました。なんて小心者(苦笑)。


貴重な体験

昨日人間ドックの再検査に行ってきました。
1年ごとに再検査やら観察項目が増えていくのは…気のせいでしょうか(苦笑)。
おかしいなー。気は遣ってるんだけどなー。

ぷち断食をして臨んだ検査の結果、特に異常なところはなかったみたいで。
内視鏡検査だったので、自分の内臓を見られる貴重な体験をさせてもらいました。←と言えるのは、結果が「異常なし」だったからなんでしょうが。
…いや、でもカメラが内臓をぐるぐるしているリアルな感覚はなんか不思議だった(苦笑)。
異物が入ってるってこんなカンジなのね。



本日のクリスマスお題の更新はありません。



トナカイのストライキ【戦国BASARA:家政+小十郎】

許婚同士な家康、政宗(女)とかなり過保護(+心配性)な家康の未来の小舅殿小十郎のお話。
にょた仕様なので、本編折り畳みです。ご面倒をおかけします。
10日にアップした「日常までが~」でこのままでは終わらないと言いましたが、その続きとなります。
小十郎視点。
そして、この後たぶん血のクリスマス…(苦笑)。



ありがとうございます!

毎日拍手をありがとうございます。
年末に向かって仕事がたてこんできたため、なかなか思うように更新ができないんですが…そんな中にあって、とても励みになっております。
本当にどうもありがとうございます!
そんな有様ですので、暫くはブログ上の更新が続くかもしれません。
(現在アドベントカレンダーもどき挑戦中です/苦笑)


以下、拍手等レスになります。



月の凍てつく夜に【戦国BASARA:小政】

庭先で双眼鏡を片手に真冬の夜空を仰視している政宗に声を掛ける。だが、「おー」とか「あー」とかいう生返事が返ってくるばかりで、視線はぴたりと頭上に据えられたままだ。いい加減首も痛くなるだろう。
「政宗様、風邪をひきますぞ」
「No problem.着込んでいるから心配ねェ」
外は寒いからと防寒着を何枚も着せられていた。小十郎としてはそれでもまだ心配なのだが、これ以上着せられたら身動きがとれねェと愚痴っぽく言って、政宗は唇を尖らせる。
やれやれと小十郎は肩を竦めた。
真冬の夜の寒さは躰の芯から熱を奪うような冷たさだ。容赦なく冷気が肌を刺し、吐く息も真っ白である。冷気に晒された政宗の頬は真っ赤だ。
「これなら…少しは暖かいでしょう?」
小十郎は防寒用にと部屋から持ち出してきた毛布を広げると、政宗を包み込むように背後から抱き竦めた。
「うわっ…こじゅ、っ」
驚いて小十郎を見上げた政宗の瞳に、ふふと笑いかける。そんな小十郎の笑みが余裕ぶっていると受け取られたのか、政宗の口がへの字に結ばれる。
「11年ぶりに全国で見られる皆既月食だそうですよ」
今夜の皆既月食は11年ぶりに日本全国で見られるということで、ニュースでも話題になっていた。幸い好天に恵まれ、天体観測にはもってこいだろう。
―――この寒さだけはどうにかなって欲しいものだが。
今夜はこの寒空の下、どれだけの人が月を見上げているのだろうか。
そういえば11年前もこうして政宗と二人で夜空を眺めていた。あの頃の政宗はまだ小学生だっただろうか。今夜と同じように好条件が揃っていて、しかも最大級の皆既月食時間という触れ込みも手伝って、やたらと政宗がはしゃいでいたことを鮮明に憶えている。
あの時は今夜と違って夏の夜だった。
午後9時前から始まった月食を政宗と庭で見上げていた。皆既食が始まるのは1時間後、皆既食の最大はそのまた1時間後で、当時の小十郎はそれまで政宗が起きていられるかが心配だった。本人は『始めから終わりまで全部見るっ』と意気込んでいたが、月食の終わりは深夜だったのだ。
案の定、政宗は襲い来る睡魔に勝てなかった。元々夜更かしはしない性質だった――幼少の頃から早寝早起きを躾られていた――こともあるだろう。
皆既食が始まる頃まではなんとか起きていた政宗だったが、うつらうつらと次第に瞼が落ち始め、いつの間にか小十郎の腕の中で眠ってしまっていた。
だから、彼は11年前の皆既月食を殆ど憶えていないだろう。小十郎の11年前の皆既月食の思い出も腕の中の彼の重みと彼の寝顔で占められていて―――皆既月食自体、これまた殆ど記憶に残っていなかった。
「そうなんだよなァ…11年前の皆既月食のことは殆ど憶えていねェんだよ。『始めから終わりまで全部見るっ』って意気込んでいたことだけは憶えているんだが」
「途中で寝ちまいましたからね、貴方。まあ小学生でしたし、仕方がないのかもしれません」
「だからな、今夜は11年前のrevengeだ」
勝気な笑みが政宗の貌を彩る。
「政宗様、そろそろ皆既食が始まりますよ」
「おう」
政宗が寒くないようにと抱き寄せて視線を上空へと促せば、天頂にかかった月は殆ど地球の影に隠れて欠けてしまっていた。爪の先みたいに見える細い光が完全に地球の影に隠されてしまった時、皆既月食が始まるのだ。
いよいよだ。
いよいよ―――夜空を飾る神秘的な赤い月が現れる。
赤銅色の月とは対照的な白い息が、しんと凍えた夜に零れ落ちて溶けた。声もなく、ただただ小十郎の腕の中で政宗は月に魅入っている。ともすれば小十郎が妬いてしまうほど、熱烈にその瞳を月へと向けている。
「政宗様、」
うん?と漸く小十郎に気を向けた政宗の冷たい唇に触れるだけのキスをしてやる。
「月食が終わったら……温まりましょう?」
囁く小十郎に政宗は左眼を細め、小さく肯いた。



お題配布元:love is a momentさま

皆既月食っ


見えてますっ!

真冬の月なので寒いし首は痛いし(←ほぼ真上)だけど…赤くて凄く神秘的。
皆既月食スタートまでUSTREAMを見てたんですが、我慢できなくなってベランダに出てみました(苦笑)。
11年ぶりの皆既月食、やっぱり肉眼で観ないとな。
星も綺麗で、今夜は観測日和だなあ。

日常までがイルミネーション【戦国BASARA:家康×(女)政宗】

せっかくのクリスマスシーズンなので、下で「わー、いいなあ」と言っていたクリスマスお題に挑戦。
「クリスマスのための二十四題」ということで、文字どおり24あるんですが…たぶんアドベントカレンダーはムリです(苦笑)。毎日更新はムリ…。
ですが、意気込みは「それができるくらい!」ということで挑戦してみたいと思います。
小政と家政と…あとは「彼烈火」の方で成政ができればいいかな、という感じです。
お題がお題なので、戦国よりも現パロの方が多いかもしれません。
ということで。
とりあえず、本日の更新。
本日は家政です。
「何度でも~」、「無邪気と言う~」のにょた宗さま話が好評でしたので、今回もその設定となります。
もちろん、このままでは終わりません(苦笑)。

クリスマスお題

クリスマス用のお題を見つけて、「わー、いいなあ」と創作意欲に駆られています。
ちょうど24題あって、12/1から一題ずつ12/24までどうぞという粋なお題。
アドベントカレンダーみたいでいいなあ…と思っています。
挑戦してみるのも面白いかな。


……もう7日ですけど(苦笑)。


小政更新…死ネタにつきご注意

GARDEN:TEXT 戦国BASARA「夢のあとさき」(小政)アップ。


今日12月4日は新暦の小十郎の命日になります。
昨年は命日に合わせて書くことができなかったのですが、今年はどうにか書くことができました。
今日中にアップしたかったので、やや散漫な部分がありますが…。


このお話は双竜の『永久の別れ』がテーマになります。
穏やかに別れを迎える二人のお話です。
苦手な方はご注意ください。


家政リク全消化

GARDEN:家政はじめました記念【家政まつり】「篝火花」アップ。


最後の家政まつりリクの更新です。これで全18本終わりました。
1本目をアップしたのが昨年の12月5日だったので、ほぼ1年かけて18本を消化した形になりますね。
お付き合いどうもありがとうございました!
家政まつりを始めた頃は「家政受け入れてもらえるかなー」と不安に思っていたんですけど…そんな不安はすぐに吹っ飛んでしまいました(笑)。
受け入れてくださってどうもありがとうございます。
昨年の今頃は家政で本つくったり、アンソロに参加させていただいたりするとは思っていませんでした(苦笑)。
また機会があればやってみたいです。


さて、最後のリクは「誰にでも優しい家康に嫉妬する政宗」です。
篝火花というのはシクラメンの和名になります。(豚の饅頭という和名もあるらしいですが…)
花言葉は「内気」とか「はにかみ」とかですが…「嫉妬」というのもあるみたいです。あと「疑いをもつ」とか。
今回のお話は後者の過激な花言葉がイメージです(苦笑)。



以下、リクエストいただいた方へお礼をば。

師走突入

今日から12月ということで…過ぎる時の早さを身に沁みて実感中(苦笑)。
なに、今年ももうあと一か月って…。
今年はいろいろあって、いろいろなことが脆く崩れた年でもありましたが………来年はみんなが穏やかに過ごせる年であればいいなあと思います。



それはそれとして。
12月に突入した途端にこの寒さってどういうことっ?!←昨日との気温差10℃以上って(汗)。


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