人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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124.生【戦国BASARA:小政】

強い夏の陽射しが容赦なく照り付けている。北に位置する奥州といえど、夏の暑さはそう変わらない。
「暑ちィ…」と堪らず呻くように呟いた政宗は、いっそ痛いくらいの陽射しを遮ろうと手庇を作った。
辺りの山々からは短い生を謳歌する蝉の声が時雨のように聞こえてくるが、それは涼を誘うどころか一層暑苦しい。
作物にとって太陽と水は生育に大切なもの。夏の天気が良ければ、秋の収穫が期待できる。今年も奥州もきっと実り豊かだろう。奥州一体を束ねる者、預かる者として豊穣の秋を迎えられるのは喜ばしい。
とはいえ、よくもまあこんな暑いなか畑作業なんざやっていられる…と思うのが正直なところだ。戦ならば文句も言えぬが――そもそも天候を選んで戦っているわけではないのだ――、政宗は夏の暑さに然程強くはなかった。
常に政宗に寄り添う男がこんな炎天下を歩く己の姿を目にしようものならば、すっ飛んできて小言とともに連れ戻そうとするだろうが、その男は刀を鎌に持ち替え現在畑で汗を流している――曰く、「この時期一日でも間を置くと作物は収穫時期を逸するほど大きく成長するし、雑草も蔓延る」そうだ――。政宗はそんな男のために中食を用意し、自ら届けに畑まで足を運んだのだった。
こんな炎天下であっても、農民達は変わらず作業に精を出している。生き生きとした人々の営みに眩しそうに瞳を細めた政宗は、奥州筆頭として彼らの生活を守りたいと強く思った。
目指す畑は目と鼻の先だ。
途中、畑の管理を任せている爺に逢った。政宗のお出ましということで恐縮した爺は慌てて男を呼びに行こうとしたが、それには及ばぬと断った。驚かせてやるつもりだからと悪戯っぽく笑えば、なるほどと得心顔で肯き返された。爺は若者の悪戯心をよくわかってくれているようだ。
更に歩みを進めると、男の畑が見えてくる。慣れぬ手つきの若衆に交じって、男は夏野菜を収穫している最中だった。よほど出来がいいのか、捥いだ野菜を今にも頬ずりせんばかりだ。戦場では鬼の如き働きを見せる男のその落差と言ったら、何度見ても可笑しい。あの野菜に対する情熱は、時として男の政宗に対するそれを凌駕するのではないかと思っている。奥州筆頭ともあろう者が野菜に負けるだなんて、甚だ面白くない話ではあるが。
政宗はすん、と鼻を鳴らした。
土の匂いがする。あとは緑の匂いか。踏み締める足許は柔らかな感触。
(ああ………、)
中食の重箱を包んだ風呂敷を脇に置いて畑の縁にしゃがみ込んだ政宗は、瞳を細めて耕された土に触ってみた。
陽光をいっぱいに浴びた豊饒の大地。男達の汗を吸い、優しさを吸い、そうして豊かな実りを齎してくれる土だ。
「政宗さまっ?!」
畑の土を弄っていた政宗の姿をいつの間に目に留めたのか、文字どおり男がすっ飛んでくる。その姿に思わず苦笑が浮かんだ。
「おう。精が出るな、小十郎。そろそろ腹が減る頃合いだろうと思って、中食を持ってきたぜ」
「それは忝く。ですが、この炎天下。政宗様御自ら足を向けずとも、誰か屋敷にいる野郎に持たせればよろしいでしょうに」
「Nonsense!それじゃあ意味がねェだろ。お前の畑の具合もこの目で見たかったしな。どうだ、今年の野菜の出来は?」
「茄子に胡瓜…お蔭様にて、皆よい具合です」
「そうか、そいつはよかった。お前の育てた野菜は最高に美味いからな」
「ありがたきお言葉。これらが政宗様のお口に入ると思えば、丹精込めて育てた甲斐があるというものです」
そう答えて男臭い笑顔をみせた小十郎だったが、滝のように流れる汗に「これはとんだ不調法を!」と慌てて首にかけた手拭いで拭おうとする。その手拭いを小十郎から奪い取ると、吹き出る汗を丁寧に拭いてあげた。
「ま、政宗さまっ」
「俺の口に入るものを作ってくれているお前を労うのは当然のことだろう?」
「なれど、汚れます」
汚れのうちに入るものかと口の端を持ち上げて言い返せば、即座に男は渋面を作る。まったく固い男め、と続けて逞しい躰に抱きついてやったら、さすがに慌てたのだろう。すぐに渋面が崩れた。政宗様と諌める声を封じてやらんと無邪気に笑い声をあげる。その屈託のなさに呆れたのか、小十郎はやれやれと言わんばかりに肩を竦めた。
「―――お前の育てた野菜は最高に美味い」
さっき口にした言葉を再度舌にのせる。贔屓目でもまして欲目などでもなく、小十郎の育てた野菜はどれも瑞々しくて美味しかった。小十郎の言葉どおり丹精込めて―――きっと手間暇を惜しまず、愛情を込めて育てた成果なのだろう。
小十郎が自らの手で畑を耕し、爺の手解きで野菜を育てるようになったのは、政宗が置かれた環境に起因している。
今でこそ伊達家の当主のみならず、奥州筆頭として奥州を束ねる若き竜だが、小十郎が傅役として上がった当時は隻眼という容姿のためにひどく内向的な性格の持ち主だった。隻眼という武将にとっては致命的な弱点を抱えているにも拘わらず、政宗の父は政宗を嗣子として定めたが、弟を溺愛していた政宗の母はこれを快く思わず、そのために伊達家は家を二分する危険を常に孕んでいた。
いつどこで反政宗派が存在を消そうと暴挙に及ぶかしれない。幼い時分の政宗は生活の全てが危険と隣り合わせだったのだ。特に“食”は最も狙いやすく、ともすれば毒を盛られかねないと危惧した小十郎が自ら携わればその危険も少しは減るのではないかという思いから始まったことだった。
勿論大前提はそこにあるのだが、その他にもうひとつ。子供の頃の政宗は食が細いうえに偏食家で、それを直すためということもあった。確かに功を奏したか、長じた政宗は好き嫌いが殆どない。
(考えてみれば――――――、)
誇張でもなんでもなく、あの頃から政宗は小十郎によって生かされているようなものだった。畑の野菜と同様、小十郎が手をかけてくれたお蔭でこうして成長できたようなものだ。
「政宗様、どうなされました?」
抱きついた体勢で思惟に耽ってしまった政宗を暑さで参ってしまったのかと勘違いしたのか、小十郎が心配そうに覗き込んできた。
政宗の眼は口で物を語るよりも余程饒舌だと言うが、小十郎の目の方がずっと雄弁だと思う。今も覗き込んだ双眸には深い色の中に“心配”の二文字がくっきりと浮かび上がっている。
「No problem!」
小さく笑って目の前にある小十郎の頭を両手でぐしゃぐしゃと掻き乱してやった。陽光を浴びた黒髪に鼻を寄せれば、きっと太陽の匂いがすることだろう。
「まったく…貴方様ときたら。然様な悪戯ができるようでしたらお言葉どおりなのでしょうな」
「Sorry,小十郎。なんだかな、この畑を見ていたら…俺ってつくづくお前に生かされているよなァって思っちまってよ」
「政宗様?」
「考えてもみろよ。お前が育てた野菜を俺が食うってことはさ、お前の野菜が俺の血となり肉となるわけだろう?お前の愛情の賜が文字どおり俺の血肉となるんだ。それってお前が俺を生かしているってことじゃねェか」
「政宗さま…………っ、」
感極まった声。目線を上げると、勿体なきお言葉と言わんばかりの表情をした小十郎がいる。
己を生かしてくれる――――――そんな男が政宗は堪らなく愛しかった。
「なんなら今夜あたり確かめてみるか?お前の愛情がちゃんと俺の血肉となっているか」
艶を含んだ瞳を緩く撓め、ふふと口許を綻ばせる。
「ま――――――っ!?」
珍しく狼狽えた小十郎を見、してやったりと陽気に笑う政宗の笑い声が夏空の下、遠くまで響いた。


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あと2日…。

HDCは発売日に届くみたいなので…うおっ、あと2日じゃんっ(苦笑)?!
あの麗しの筆頭にお逢いできるのもあと2日…。
あと2日………。
あと2日……。
あと…。
美しい筆頭をより美しく眺めまわすために、ゲーム部屋のTVも新しくしたしな。
そして、発売日翌日は存分に眺め回せと言わんばかりに休暇入れてるしなっ!ホントは人間ドックで休みなんだけど…。
なにはともあれ。
万全の態勢でお届けをお待ちしております!!!

本日のおしながき

TEXT 365題ログ格納(小政)

2月から4月にかけてブログにアップした3本です。全て小政。


来月の戦煌!2ですが、
東4ホールお45b 「THE GARDEN OF SINNERS」になります。
新刊等の詳細はまた後日お知らせできれば。

戦煌!の後すぐに恒例の逃避行で青森に出かけてきます!
今年は戦国武将から離れてちょいとばかり自然と戯れる旅となる予定。
星空観賞会に申し込んだので、当日晴れてくれることを祈ります…。

お誕生日月間企画2012リク更新

お誕生日月間企画2012小政まつり「やさしいココロ」アップ。



お誕生日月間企画第3弾です。
今回は司書ムネになります。政宗が熱を出す話。
司書ムネシリーズの政宗は、小さいころは体が弱かった設定です。大きくなっても季節の変わり目には体調を崩しやすいのです(オン/オフ共通)。
小十郎はこういう時にこそ甘やかしを発揮すると思います。なにしろ一番独占できますもんね。
リクエスト、どうもありがとうございました!


以下、リクエストいただいた方へお礼をば。





舞台

年に2度も舞台BASARAがあるっていいよね。

3でせっかく陽の目を見たのに、2ではあっさり切られて「もう出てこないのか瀬戸内…」とひっそり涙した瀬戸内組が今回主役なんて!
チケット、無事に取れたので行ってきます!
ホントは楽日に行きたかったけど、争奪戦が凄そうなのと謹言があるので別の日にしました(苦笑)。
まあ、いいんだ。とにかく行ければ。

187.シャープ【戦国BASARA:小政】

「あの、政宗さま―――?」
男にしては珍しく困惑気味に名を呼ぶ。
鼻先がくっつきそうなほど間近で見る男の相貌は、普段政宗が眼にする精悍で男の色気がたっぷりと滲み出たそれとは異なり、途方に暮れていると言わんばかりに眉をはの字に寄せていて、なかなかcuteだ。
だから見たまま素直に「Cuteだぜ、小十郎」と口の端を引き上げて感想を述べてやった。
Cuteという言葉の意味を正しく理解できているのか――政宗が多用しているので完全にとは言わずとも凡そを理解しているのだろう。小十郎はそういう男だ――、小十郎は途端に顔を顰める。
「小十郎めに然様に“可愛い”いと仰られても何の足しにもなりませぬ」
可愛いという言葉が相応しいのは貴方の方だと―――閨で幾度も耳許で囁かれるような言葉を返されるが、政宗はそんな小十郎の言葉を婀娜な笑みで封じ込めた。
「俺の眼は確かだぜ、小十郎?」
「政宗様、然様な戯れはお止め下され。それより一体これはどういうおつもりか?」
「An?」
小十郎の問いに素知らぬふりで政宗は左眼を瞬かせる。
政宗は小十郎の股座に乗り上げ、膝立ちの状態だ。小十郎とは向かい合わせの恰好で端正な顔を間近に寄せている。少し腰を落とせば、きゅっと締まった形良い小ぶりな尻が男の膝に当たるかもしれない。そんな恰好。
冗談めかして「いつも閨でやっているじゃねェか」と言えば、サッと男の顔色が変わった。
「政宗様っっ、」
落ちた雷に堪えることなく、ペロリと舌を出して肩を竦める。
「Freeze,小十郎。じっとしてろ」
「何を………」
僅かに狼狽の色を見せた小十郎を構わず、政宗は両手を伸ばして綺麗に後ろへ撫でつけた小十郎の髪をぐしゃぐしゃと掻き撫でた。「何をなさいます!」という小十郎の抗議の声が上がるが、笑って聞き流した。
思うさま髪を掻き乱した政宗の手はするりと滑り、精悍な小十郎の輪郭を確かめるように辿る。
「俺の気に入りを堪能しているんだ。だからじっとしてろ」
ふふ、と唇を綻ばせて政宗は小十郎の頬をゆっくりと撫でた。
左の指先に少しばかり頬肉が盛り上がった箇所が当たる。
傷痕だ。その昔、政宗を護って男が受けた傷。男はそれを政宗を護った証―――勲章だと言い切った。そんな男の体には、こればかりではない。政宗を護るためにできた傷が無数にある。古傷、新しいもの問わず無数に。
それは身も心も政宗に捧げているのだという男の誓言にも似ていた。言葉ではなく、その身で以て示している誓い。
「政宗様………、」
「俺のために生きているお前だ。慈しみてェと思うのは自然なことだろう?」
なあ、小十郎?
ぺろりと男の唇を舐め上げると、男は心底困ったような吐息を零した。妙に落ち着かないのか。腰をもぞもぞとさせている。
どうした?と意地悪に問えば、少しばかり恨めしそうな眼をした小十郎が赦しを請うみたいに政宗の唇に自身のそれを重ねてきた。政宗を支えるつもりだったのだろう、腰に回された大きな手は当初の目的を忘れてそろりそろりと欲を引き出す意図を持って撫でている。
「いつまで小十郎に“お預け”を強いるおつもりか」
「Ha-ha.俺と違って、堪え性はあるんだろう?My sweet」
とはいえ、焦らすのは政宗としても本意ではない。
「こじゅうろう、」
政宗はよく躾けた愛犬を呼ぶみたいに「おいで」と優しく囁きかけて小十郎を引き寄せると、耳朶に噛みついてやった。




こんな感じの………

………本が9/15の戦煌2で出る予定です。
小政、家政とも表紙が仕上がったので、退路を断つ心意気(笑)で表紙画像をアップ。


これは小政。
司書ムネシリーズの短編集です。今回は全年齢向け。
(いつか司書ムネの再録集を出したいです…。)
9/15戦煌2新刊(小政)表紙


こちらは家政。
戦国設定です。
画像がちっさいので見えませんが、「R18」標記がされています…。
うっかりいつものノリでR18入れちゃったけど、今回は全年齢向けなんだー。
原稿は慌てて修正しました。

戦煌2新刊(家政)表紙

あとは無配ペーパー用に小政を書く予定。
それから司書ムネ繋がりということで、一作目の「物語みたいな恋をしよう」の再版をかけました。

さらに余力があれば、HDCの例の特典画像のネタを出したい…ッ。

今年の逃避行

さて、今年の逃避行はどこにしようか…。
広島へ日輪を拝みに行く旅は日程的にどうなんだろう、な状況なので、ルートを変更が濃厚。
はやぶさちゃんで青森に行くか、
未踏破の岐阜に行くか、
はたまた塩釜で寿司三昧そして松島・仙台へ(←しつこいと言われそうだ/苦笑)行くか…。




場所を決めている時が一番楽しかったりするんですよね。

終わっちゃった…。

お盆休みが終わって、今日から仕事です。
お盆休みは前半動いて(夏コミ行ったり、紅茶の祭典行ったり…)、後半は涼しい部屋で夏の新刊を読みまくるというたいへん充実(?)した日々でした(苦笑)。
さすがにまだ休みボケしていて、いつものペースに戻りません。
エンジン掛かるのは来週かなあ(苦笑)。

お疲れ様でしたー!

ご挨拶が遅れましたが、10日の夏コミお疲れさまでした!
拙本をお手にとってくださった方、本当にありがとうございます!

前日までは涼しい関東だったんですけど、ナニいきなりまた真夏に戻りやがって(苦笑)!!!
ホントーに暑かったですよね。
10日は早起きしてなでしこの決勝戦を観てから出掛けたので、眠気も加わってグデグデでした…。
(あんな早起きはセンター試験の日くらいしかやらんわ)
お昼回った頃にはお友達のスペースで早々に屍と化していた次第です…(苦笑)。


さて、次回のサークル参加は9/15戦煌2です。
当日は司書ムネと家政(戦国)の新刊を予定しています。
家政はとりあえず書き終わって、司書ムネが現在超佳境です。
早いとこぶっこめたら、あれだよ!HD話を追加で書きたいよ!…という野望を胸に秘めています。
今回のコピ本も持参しますので!


お盆休み中は釣果に埋もれてウハウハです…。

お誕生日月間企画2012リク更新

お誕生日月間企画2012家政まつり「勝利の女神は誰に微笑む?」アップ。



お誕生日月間企画第2弾です。
今回は家政まつり。リクエストは「現代設定で文化祭の話」でした。
一緒のクラスで…というのもいいですが、ここはあえて別々のクラスにしてしてみました。家康のクラスメイトは幸村、政宗のクラスメイトは三成です。東軍と西軍を入れ替えてます。(こんな時でもなければこういう設定で楽しめないもん/苦笑)
クラス対抗の文化祭が舞台ですが、家康も最初は勝ちにいったんだと思います。でも、ひと目政宗を見て毒気を抜かれたという…。
まあ、力関係を思えば当然なんですが(苦笑)。
リクエストどうもありがとうございました。

以下、リクエストいただいた方へお礼をば。

コミックマーケット82発行物

夏コミが終わるまでこの記事がトップです。



8月10日 「コミックマーケット82」
東3ホール コ-38b 「桔梗屋本舗」さまに小政新刊の委託をお願いしております。



お手数でも小銭をご用意いただけると大変助かります。
当サークル発行物はR18となっておりますので、18歳(高校生含む)以下の方は閲覧、ご購入をご遠慮ください。
また、身分証明書等のご提示により年齢確認をさせていただきます。
申し訳ありませんがその旨ご了解いただき、ご協力くださいますようお願いいたします。


【発行物】
●新刊
夜宴の外れで【準備号】(R18) 小政
20P/A5コピー/200円
平成24年8月10日発行

会社員小十郎と夜の住人政宗の物語。
行きずりで小十郎が一夜をともにした相手は、夜にしか逢えない青年だった―――。

7/19のブログに掲載した「朝陽に溶ける」を書き起こしたものです。
一冊にまとめるには時間が足りないので、今回は「準備号」という形でほんのさわりだけお届け。



コピ本でます→8/10のこと

夏コミ初日の金曜日ですが、お友達のサークル「桔梗屋本舗」さまにコピ本をお願いすることになりました。
桔梗屋本舗さまのスペースNo.は「東3 コ-38b」になります。
いつもホントありがとうございます。

で。
昨日の時点で原稿がタイムトライアル中だったのですが、なんとか原稿が終わりまし、た(苦笑)。
とり急ぎ当日まで発行物のお知らせをブログのトップにくるようにしてあります。
今回本当にギリギリだったので、紙の在庫とか全然チェックしていなくて…なので、印刷して当日持って行けるのもあまり多くないかもしれません。
何もかも突発でホント申し訳なく…(汗)。
今回のコピ本ですが、来月の謹言にも持参するつもりです。

いろいろお知らせ

「こまさーち」さまに本登録されました。
お世話になった「こじゅまさーち」さまが閉鎖されてしくしくしていたのですが、新たな小政サーチがいつの間にか誕生しておりましたよ!


もうひとつお知らせです。
まだちょっとわからないのですが、金曜日はお友達のスペにコピ本を置かせていただくかもしれません。
わからないのは―――原稿が現在タイムトライアルだから(苦笑)。
今回ばかりは前日とか前々日とか…そういったギリギリのレベルでの告知になるかも。
そんなギリギリ具合なので告知もブログのみとなりそうですが、なんとかなりそうな時はお知らせします。

お誕生日月間企画2012リク更新

お誕生日月間企画2012小政まつり「ビューティフルライフ」アップ。



今年のお誕生日月間企画でいただいたリクエストの消化をはじめました。
今年もたくさんリクをいただきまして、さてどれから書き始めようかと思ったのですが…第1弾は小政まつりから。
「生徒小十郎×教師政宗」です!
小十郎が中学生→高校生、政宗が大学生(塾講師)→教師という流れで小十郎の初恋物語。
中学時代、政宗に手取り足取り教わったものの、本懐を遂げる前に家の事情で政宗と離れてしまった小十郎が高校生になって政宗に再会する…というものです。
たぶん、政宗は年下の恋人の“覚悟”を思い知らされるんだと思います。
リクエストどうもありがとうございました!

以下、リクエストいただいた方へお礼をば。


おかげさまで

WOWOW先行にエントリーしてまして、昨日当落結果発表があったんですが………

来年一月の6DAYSに行けるよっ!!!YEAR!!!

当選しました。次の週はセンター試験だけどな(汗)
WOWOW先行で駄目だったらe+の先行にエントリーして、それで駄目なら発売日に電話と格闘して、駄目だったら潔く諦めるつもりだったんですけど。
「だって次の週にセンター試験があるもんっ!」
で、潔く諦められる筈だったんだ今回は…(苦笑)。
………そういうときの方がかえって取れるもんですね。

ただ。
ファミマでのチケットの発券が12/23からなので…うっかり忘れそうです(苦笑)。だってまだ4か月も先の話…。

120.自称ヒーロー【戦国BASARA:小政】

背後から可愛らしい視線を感じて、小十郎は参考書から目を上げた。
椅子に背を預けるようにしてそーっと背後をふり返れば、ほんの僅か開いたドアの隙間から円らな瞳が此方をじっと窺っている。目が合うと“しまった!”とばかりに小さな体が跳ねて、それが悪戯を見つかった子どもみたいでなんとも可愛らしいと思った。
「政宗さま?」
声をかけても子ども―――政宗はドアの外で躊躇っているようだ。どうやら自分の勉強中は邪魔をしないこと、というこの家の約束事が浸透しているらしい。小十郎は今年大学受験である。
小さく笑った小十郎はシャーペンを置くと、おいでとドアの向こうに向かって手招いた。
「だって…小十郎、勉強中だろ?」
「大丈夫。今日の分は終わりましたよ」
本当はもう少し進めようと思っていたのだが、終わったと答えて参考書を閉じた。するとパッと表情が弾けて、転がるように部屋に飛び込んでくる。
「小十郎!本読んでっ」
「今日はどういう本ですか?」
身を屈めて覗き込む小十郎に向かって、政宗は「今日はこれだ」と言って本を見せた。
政宗は八歳になったばかりだが、それは八歳の小学生が読む本としては聊か難しい内容のものだ。日本古典、軍記物である。ぱらぱらと頁を捲ると少しばかり頭が痛くなった。現代語訳が付されているが、基本は古語だ。
「小十郎?」
「政宗さま、今日は随分と難しい本を持ってきましたね」
聞けば父親――政宗の父は小十郎の担任である――の書斎にあったものだという。なるほど、道理で子供向けではないはずだ。
政宗の父、輝宗は教え子である小十郎が高校を卒業するまで衣食住一切の面倒を見てくれている。
面倒見がいい教師であったがまさかそこまでとは思わなかった小十郎は、輝宗から「いっそウチに来ないか」と提案されたとき、「人を養うには金がかかり、自分は返す当てがない」と答えた。ならば息子の遊び相手をしてもらうという交換条件を付され、その結果――子どもの遊び相手など本来交換条件にもならない。そもそも等価ではないだろう――、小十郎は伊達家の厄介になっていた。
「オレにはまだ難しすぎるだろうって言ったけど、小十郎に読んでもらうからいいって答えたらお父さんが貸してくれた。小十郎が読んでくれるなら、小十郎の勉強にもなるだろうからって」
「…はあ、」
父子のやり取りが目に浮かぶようだ。
大方古典の勉強にもなるだろうと思ったのだろう。小十郎は他の教科に比べると古典が少し弱い。それを見越してのことだ。さすがは教師、抜け目ない。
「こじゅうろう?」
読んでくれる?と小首を傾げて上目遣いにお願いされては、断ることなどできまい。
「この厚さだとさすがに一気には読めませんから…ちょっとずつ読み進めていきましょうか?」
「うんっ」
小さな体を抱き上げてベッドへと移動した小十郎は、政宗を抱きかかえるようにしてベッドの端に腰を下ろした。
政宗を膝に乗せて、改めて本を開く。
さて、今日は一体どんな質問攻撃がくるのやら…。
「なあなあ、小十郎。この“ぎおんしょうじゃ”ってなあに?」
「祇園精舎というのはですね…」
知識欲の深い政宗の質問攻撃に耐えられるようにするため、小十郎も広く知識を身に着けようと余念がない。それが結果として受験勉強の役に立っているのだから、政宗には感謝すべきだろう。
「すごいな、小十郎は。なんでも知ってる」
「…ありがとうございます」
キラキラと目を輝かせて褒めてくれる政宗。なんだか面映ゆい。

「やっぱり小十郎はヒーローだ!」

戦隊もののヒーローを見るように目を輝かせる小さな彼のそのひと言が。
彼にとってずっとそういう存在でありたい―――と小十郎を奮い立たせたのだった。


「どうしたんです、政宗様?」
ソファで寛いでいる小十郎の許に無言で近寄ってくると、政宗は小十郎の膝の上にすとんと腰を下ろした。
「政宗様?」
「たまには、な。本を読んでもらおうと思ってよ」
含むように笑って本を差し出してくる。
どうやら書庫代わりの書斎から拝借してきたものらしい。
「なあ、いいだろう?」
政宗特有の甘え方。
あの頃の純粋な可愛らしさに今は甘い色が加わった。
まるで猫のように頬を摺り寄せる彼に、小十郎は小さく笑みをこぼす。
「甘えたがりで…しようのない人ですね」
甘えたがりという言葉に反応して軽く拗ねたのか、口を尖らせた政宗へキスをして。
「さて、どこから読みましょうか?政宗様」
今も―――貴方にとってのヒーローであるために。
小十郎は恭しく本を開いた。




ありがとうございました!

昨日までのお誕生日月間リクにご参加いただきありがとうございました!
いただいたリクは総て受付済みです。
最終的に小政まつりが14本、家政まつりが9本になりました。
プラス、小政場外まつりで1本。
許婚シリーズ設定で2本いただいているんですが、うち1本は家康と政宗の間に生まれた娘(=いろは決定!)が出てくるので、小政というより(家政前提)小+政かなーと思って場外になりました。
(違うと思ったら却下してもいいですというお申し出でしたが、却下なんてもったいない!)
順次書いて参りますので、暫しお待ちくださいね。

以下、備忘録代わりにいただいたリクを列挙。
全部挙げたつもりですが、もし参加したのに挙げられてないよーという方がいらっしゃいましたら、お手数でもご連絡ください。

また、併せてメッセージなどなど、どうもありがとうございました!
プロフィール

安曇

  • Author:安曇
  • 今日も元気に生きてます。
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