人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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愛しさに触れる【戦国BASARA:小政】

噛まれた小指が疼く。それはほんの僅かの間でも離れ難く思う主のせめてもの餞、とでもいおうか。
(まったく…可愛らしいことをしてくれる)
小十郎を支城へ遣わすことが最善だと理解してはいても、己が〈右目〉を僅かなりとも手放すのはやはり耐えられぬ、と思ったのだろう。
戯れに小指に噛みつかれた小十郎は、反射的に顔を顰めた。
「政宗様、いきなり何をなされます?!」
「あぁん?忘れないようにしてやったんだよ」
他人の小指に噛みついておきながら少しも悪びれることなく、政宗はそう答えた。
「離れている間もコイツが痛めば、その痛みを施した俺のことを忘れねェだろう?」
「な…っ、」
「小指の痛みでお前が俺を忘れなければ、俺もお前のいねェ間、お前を薄情者と謗らずに済むからな」
狼狽えた小十郎を見、してやったりとばかりに嫣然たる笑みを浮かべた政宗に向かって、いつもは窘める役目の筈の己が舌打ちしてしまった。
「どうしてそういう手管ばかり…」
「An?そりゃァ、教えがイイんだろうよ。なァ、〈先生〉?」
なるほど、確かに。
どこか甘さを秘めた切ない疼きは、その痛みを齎した存在を忘れさせてはくれないようだ。




お題配付元:capriccioさま


「指先五題」最後のお題は〈小指〉です。
相手の小指を噛むのってちょっと色っぽいですよね。
たった一時離れるとしても、その間すらも『忘れないで、』という意味を込めて。

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