人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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目覚めて最初に目にしたものは【戦国BASARA:小政】

いつもと変わらない朝。いつもと変わらない目覚め。
躰の奥にいつまでも熱が残っている感じがするのと疼痛がするのは、昨夜些か激しく扱われた所為だ。雰囲気に流されて互いに羽目を外し過ぎたという自覚はあるが、あんな風に求められるのは嫌いではない。
布団の中で小さく身動いだ後、腕を伸ばしてうんと伸びをする。昨夜思う存分政宗を捕食し、腹いっぱいに満たした小十郎はいつものことではあるが既に起きているらしく、寝室に気配はない。おそらくキッチンで朝食を作っているのだろう。耳を澄ますと、微かにそれらしい音が聴こえた。
布団から両腕を突き出したまま大きく欠伸をした政宗が寝惚け眼を擦ろうと左手を翳した時だった。
「――――――?」
左の薬指に違和感がある。
というか―――昨晩まではなかったプラチナリングが嵌まっている。しかもきつ過ぎず緩すぎず、実に計ったようなぴったりサイズで。
なんだこれは?と思う前に、政宗は叫んでいた。誰が嵌めたかなど知れている。
「こ、小十郎っっっっ!」
寝室からの雄叫びに、だが慌てることもなく――おそらく想定内の反応だったのだろう。憎たらしいことに――ギャルソンエプロンをした小十郎が現れた。どう説明を求めたらいいか寝起きの頭なので考えが纏まらず、結果口をパクパクさせている政宗に向かって、彼はふ、と頬を弛める。
「おはようございます、政宗様」
「Mornin’…じゃねェっ。Hey,小十郎!一体どういうつもりだ、こいつは!!!」
拳を作った左手を突き出す。突き出された拳にゆるりと目線を当てた小十郎は、臆することなく「…給料三か月分です」と答えた。
「――――――っ、」
給料三か月分―――つまりはそういうことだ。
「きゅ…っ」
「こうでもしねえと貴方恥ずかしがって受け取ってくれねえでしょう?」
「だ、だからってこんな………」
眠っている、というか意識を失っている隙に嵌めるなんて。騙し討ちもいいところだ。
ああ、そうか。だから気持ち良すぎて意識がふっ飛ぶくらい激しかった訳か。
「貴方には出し抜かれっぱなしですから、たまには出し抜かねえと」
「そ、そういう問題じゃねェ…………だ、ろ」
「俺なりのケジメです。貰ってはくれませんか、政宗様?」
熱っぽい眼差しで懇願されたら、否やなど言えないではないか。いや、最初から政宗の選択肢に『否』などないのだけれど。
「こんなので縛りつけなくたって…俺はお前のものなんだぜ、小十郎」
「わかっております。ですが、小十郎は無類の心配性にて、政宗様の周りに“悪い虫”が付くのが許せねえんですよ」
貴方の魅力に惹かれて次から次へと寄ってくるのは仕方がないと思っている、と小十郎は言う。
「…だから、虫除け代わりです」
政宗の左手を掬いあげた小十郎は、そう嘯いて薬指に口づけた。






お題配布元:love is a momentさま



12月24日。今日はクリスマスイヴですね!
ということで、アドベントもどき企画も今日がラストになります。結局、24題中13題消化(うち1題は「彼烈火」にて更新)という形です。残った11題は1年後の課題かなー(苦笑)。覚えていたらだけど。

そんな訳で、最後の1題はやっぱり小政で。
虫除け代わりの贈り物です。

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