人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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3/18 HARU COMIC CITY17発行物

HARU COMIC CITY17が終わるまでこの記事がトップです。


3月18日HARU COMIC CITY17
東4ホール チ-52ab THE GARDEN OF SINNERS & 桔梗屋本舗



3月18日開催HARU COMIC CITY17の新刊は、小政になります。
開場後1時間程度、買い物等で本人は留守にする予定です。(毎度のことで申し訳なく…)
お手数でも小銭をご用意いただけると大変助かります。
当サークル発行物(一部を除く)はR18となっておりますので、18歳(高校生含む)以下の方は閲覧、ご購入をご遠慮ください。
また、身分証明書等のご提示により年齢確認をさせていただく場合があります。
申し訳ありませんがその旨ご了解いただき、ご協力くださいますようお願いいたします。


【発行物】
●新刊
物語みたいな恋をしよう(R18) 小政
52P/A5/500円
平成24年3月18日発行

助教小十郎×大学生政宗。
准教授昇任が決まった春、小十郎はふらりと立ち寄った小さな本屋で自分の好みのど真ん中を衝いたアルバイト店員に出逢う。
名前さえも知らない彼に恋をした小十郎は、店に通い詰めることで次第に彼との距離を縮めていくが、ある日「今月で本屋のバイトを辞めるんだ」と聞かされて…。
サイトでお馴染み司書ムネシリーズ。
ふたりのなれそめ編です。

サンプルは折り畳んでいます。

●小政ペーパー 
こちらも司書ムネ。元親がでてきます。
新刊お買い上げの方にお付けします。


●既刊
わすれなぐさ~forget me not~(R18) 80P/A5/700円【小政】僅少
デリケートにスキして 16P/A5コピー/100円【小政】僅少 
小悪魔ヘヴン(R18) 26P/A5/300円【小政】
光環再録集 (R18)  78P/A5/700円【小政】僅少
朽無の華(R18)    40P/A5/400円【小政】
月が堕ちてゆく 16P/A5コピー/100円【家政】僅少

物語みたいな恋をしよう



思えば世の中を斜に眺めていたところがあった。
早くに父を亡くし、女手一つで兄姉そして自分と三人の子を育ててきた母は体が弱く、父はそこそこの遺産を遺してくれたものの、母の入院費に消えるような有様だった。
そんな家庭環境で育った自分は、だからこそ子供の頃から周りの大人――母や歳の離れた兄姉である――の手を煩わせないように自制して生きてきた。
義務教育期間中は仕方がないとしても、それ以降は一人で生きられるようにしなければと考えていた。高校進学は金がかかることはわかりきっていたので端から諦めていたのだが、兄姉が学費を貯めてくれていて、進学が叶った。
母の入院費、自分の学費、そして日々の生活のためのお金。それらを兄姉が負担するには重すぎる。未成年ゆえに最低限のことには甘えざるを得ないが、一人でも食い扶持が減るならばその負担は軽くなるのではないか。そう考えて、高校進学と同時に家を出た。
勿論家族は反対したし、兄姉は怒って挙げ句に「子供なんだから甘えればいい」と言ってくれたのだが、もう決めたことだからと我を通した。頑固な性格は血を分けた者だからこそよく知っている。最終的には困った時には頼ることを条件に、兄に保証人になってもらう形で独立を許してもらったのだった。
勉強と生活のためのアルバイトに明け暮れる毎日。
比重は次第にアルバイトの方が大きくなり、授業中に居眠りをすることが多くなった。
「片倉、」
ある日、担任に進路指導室へ呼び出された。アルバイトの許可は事前に学校側から得ているし、家庭の事情も知られている。だから今まである程度のことは大目に見てくれていたのだろうが、さすがにそうも言っていられなくなったのだろう。
(いよいよ指導か………、)
失敗した、と内心舌打ちした。口頭注意程度で済めばいいが、保護者呼び出しなんかになったら兄姉に迷惑が掛かる。
「なあ、片倉。バイトはそんなに大変なのか?」
担任の名は伊達輝宗という。面倒見の良い教師で、生徒から好かれていた。
「…すいません。以後気をつけます」
別に叱責しているつもりはないんだがなと苦笑いを浮かべた輝宗は、「片倉はもう少し大人に甘えることを学んだ方がいいな」と以前兄姉が言ったことと似たようなことを言った。
「……………」
「そうだ。なあ、片倉。お前、いっそのことウチに来ないか?」
突然の申し出に、思わず眼を瞬かせた。面倒見の良い教師ではあるが、ここまでとはさすがに思わなかった。
「お節介かも知れないが…お前を見ていると、どうにも私の息子を見ているようでな」
「……息子?」
「私の息子も…ああ、政宗といって七つになったばかりなんだが…片倉のように大人に甘えることを知らなくてなあ」
笑うと目尻に皺ができる。輝宗はきっとその息子を慈しんでいるのだろう。
「三食寝床付き。どうだ?」
「どうだって言われても…その、」
確かに自分にとっては生活費が浮くので渡りに舟のような話だ。しかし、人を養うには金がかかる。そうまでしてくれる輝宗に、自分は返せる当てがない。
「食費とかそういうことに対して気を遣っているというなら、こうしよう。私がお前にバイトを斡旋する。そのバイト代で生活費を相殺する」
「バイトって…」
「うん?ベビーシッター…って言ったら“ベビーじゃねェ!”って息子に怒られそうだな。だから言い換えようか。私の息子の遊び相手」
「遊び相手って…俺、そんなガキ…じゃなくて子供の相手なんかしたこと」
「構えなくてもいい。言っただろう?お前を見ていると私の息子を見ているようだって。どこか似ているんだよ、お前達は。だから大丈夫」
「伊達先生!」
「ははは。私は息子の面倒を任せられるし、お前はバイトの量を減らせる。どうだ、一石二鳥だろう?」
一人で生きられるようにならなければならないと思っていた。
なのに。
そんな優しさに触れてしまったら。


「こじゅうろう!」


上げた視線の先。
初めて〈光〉を見たような気がした―――。


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