人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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いつもよりちょっと優しい【戦国BASARA:家政】

なあ、独眼竜。
見るからに弱り切った、心底弱り切った―――傍から見れば大層情けない顔で家康が口を開く。
本人には言うつもりはないが、政宗は家康の、この弱り切った――傍から見れば大層情けない――表情が結構気に入っている。
「An?」
どうした?と問い返せば、家康はくるりとその表情を変えた。
今度はどこかむず痒そうな表情だ。
ああ、こういう表情も好きだな―――と思いつつ、政宗は左眼を細める。
無論、好きなのはこういう人間臭い表情ばかりではない。普段の年下とは思えぬ精悍さや泰然とした顔つきも気に入りだ。ただ、こういう人間臭い表情はその人の本質を一番色濃く映すから好きなのだ。
「あの、な。その…なんで今日のお前はそんなに優しいんだ」
「None of your sauce!俺がいつも優しくねェような口ぶりじゃねェか」
「いやいやいやいや、そうではなくてだな!もちろんっ、お前はいつでも優しいがっ。今日はなんというか…いつもより…そう、ちょびっと優しいような気がしてだな…っ」
何をしどろもどろになっているのだか。
くつくつと喉を鳴らして、政宗は笑った。
「独眼竜!」
「Sorry,my dear.そうだな、まアそういう気分だったってところか?」
「はあ、気分…なの、か」
家康は政宗が気まぐれであることを承知している。
承知の上で、そういうところもひっくるめて好いてくれるという大きな度量の持ち主だ。
「そういうわけだから、俺の気分が変わるまでお前は甘えていりゃあいい」
「ふむ。そういうことならば、お言葉に甘えてそうしよう」
そうとなったら全力で甘えるぞ!
太陽のような笑みを満面に浮かべて、家康は政宗を抱きしめた。


お題配布元:color seasonさま



いつもよりちょっと優しいのは、単に気まぐれではなくて。
愛情返しをしたくなったから。
ただね、素直でないからこんな風にぼかしちゃうんですね。
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