人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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戦煌!2 発行物

戦煌!2が終わるまでこの記事がトップです。


9月15日 戦煌!2
東4ホール お45b THE GARDEN OF SINNERS


9月15日開催戦煌!2の新刊は、小政と家政です。
毎回のことで申し訳ありませんが、開場後1時間程度買い物等で留守になります。
先にお買い物を済ませてからお越しくださいませ。

お手数でも小銭をご用意いただけると大変助かります。
当サークル発行物(一部を除く)はR18となっておりますので、18歳(高校生含む)以下の方は閲覧、ご購入をご遠慮ください。
また、身分証明書等のご提示により年齢確認をさせていただく場合があります。
申し訳ありませんがその旨ご了解いただき、ご協力くださいますようお願いいたします。


【発行物】
●新刊
キラキラデイズ 小政
68P/A5オンデマンド/700円
平成24年9月15日発行

現パロ司書ムネシリーズ。
准教授小十郎と司書政宗の日常をぎゅぎゅっと詰め込んだ短編集。
政宗の幼馴染幸村とその目付役佐助、サイトでもおなじみの元親のほかに今回は中坊関ヶ原組が登場。
政宗の周辺は一層にぎやかになる一方、小十郎はやきもき………。

サンプルは折り畳んでいます。

Le Grand Bleu 家政
26P/A5オンデマンド/300円
平成24年9月15日発行

戦国設定。
小田原にて大敗を喫した政宗の許へ同盟を打診に訪れた家康。
家康は政宗とともに政宗の生母義姫から晩餐の誘いを受けるが、政宗に「俺が口にするまで出された膳をお前は口にするな」と言われ…。

小政ペーパー
司書ムネペーパー。元親、家康、三成が登場。
小政新刊をお買い上げの方にお付けします。



●既刊
夜宴の外れで【準備号】(R18) 20P/A5コピー/200円【小政】
契情の檻(R18) 52P/A5オンデマンド/500円【小政】
小政100%(R18) 98P/A5オンデマンド/1,000円【小政】 僅少 
物語みたいな恋をしよう(R18) 52P/A5オンデマンド/500円【小政】※再版しました。


一緒に暮らそう



書斎の壁に沿って置かれた本棚にたくさんの本が隙間なく収められている。それでも収めきれない分は辺りに積まれていて、それなりの広さを持つ部屋のはずであるのに、本に占領されて殆ど足の踏み場もなかった。頑丈な造りのマンションだと言っていたけれど、これではいつかそう遠くない日に床が抜けるのではないだろうか。そんな危惧さえ覚える。
政宗は専門職なので本の虫であっても当然なのだが、この惨状を見るにつけ小十郎も大概だと思う。尤も、彼がこうなった一因は幼い頃の自分にもあるのだということを政宗は知らない
「スゲーなァ。また増えたんじゃねェの?」
ヒュウと短い口笛を吹き、感嘆混じりに政宗は書斎を見渡した。そんな政宗の背後では小十郎が苦笑いを浮かべている。
「ホント、ちょっとした図書館だよな」
小十郎の書斎は政宗の知的好奇心を満たしてくれる恰好の場所だ。小十郎は自分の専門に限らず、多岐に亘ったジャンルの本を読むため、蔵書も統一性がない。中には政宗の知らないような、興味をくすぐる本もあって、小十郎の部屋に来るときは恋人の存在を忘れて書斎に入り浸る確率が非常に高かった。
「気を付けてください、政宗様。下手に引き抜くと本が崩れるかもしれませんから」
「崩れるって………すげェ、ホント図書館みてェだ。いや、古本屋か?それにしてもお前、よくここまで買い集めたな。これ以上買ったら此処の床が抜けちまうぞ」
「ええ、管理会社からも先日それでクレームをもらいました」
幾分極まり悪げに答えた小十郎に、
(ああ、やっぱり…)
と政宗は肩を竦めた。だからといって政宗以上に“本の虫”であるこの男が、本を買うことを諦めるとは思えない。蔵書を手放すということもまず考えられないから、このまま本格的に床が抜けるのを待つのみだろう。その前にマンションを追い出されるかもしれない。
「まあ、此処も手狭になったなとは思っていましてね。収納スペースもあまりないですし。確かに通勤には便利なんですが……、」
小十郎のマンションからは二人の職場である大学が近く、確かに通勤には便利だ。
大学に近いうえに家賃も手ごろだということもあって、彼はこのマンションに院生時代から住んでいた。だから居住歴は結構長い。
「……なので、もう少し広い所へ引っ越そうかと」
「What?」
聞いていないぞ、そんな話!驚いた政宗が詰め寄ると、小十郎はやや困惑気味に「今初めて話しました」と答えてきた。更に問い詰めれば、条件に見合ったいい物件はないか、いくつか不動産屋をあたっているらしい。
(知らなかったぜ、いつの間に…)
そんな大事なことを自分に黙って進めていたことが面白くなくて、政宗は不貞腐れた。その憮然とした表情で、政宗の機嫌が急降下したのを覚ったのだろう。
「政宗さま、」
宥めるように背後から抱きしめてくる。そんな―――抱きしめられたぐらいで絆されるものか。小十郎の腕の中でますます依怙地になった政宗はぷうと頬を膨らませた。
「政宗様、お願いです。話を聞いてください」
「知らねェよ!」
「政宗様、」
頑として小十郎の話を聞こうとしないので業を煮やしたか、実力行使に出た小十郎は、政宗の肩を掴むと強引にふり向かせた。拗ねて不機嫌になった政宗の態度に怒っているのかと思えば、どうやらそうでもなさそうだ。怒ってはいないが、とても真剣な表情をしている。
あまりに真剣な小十郎の表情に、政宗は喉許まで出かかっていた文句を飲み込んだ。
真摯な眼差しを向け、小十郎が口を開く。

「政宗様――――――一緒に暮らしませんか?」

一緒に暮らさないか。
そう告げた小十郎の言葉がじわりと政宗の中に浸透してゆく。政宗はゆっくりと瞬き、小十郎を見上げた。
「こじゅうろう………?」
「実を言えば、ずっと考えていたんです。ちょうどいい機会だ。政宗様、俺と一緒に暮らしちゃくれませんか?」
「小十郎、でも―――」
いきなりの申し出に、さすがの政宗も戸惑った。
もちろん恋人から“一緒に暮らそう”と持ちかけられて嬉しくないはずがない。己が性格を鑑みれば、一も二もなく飛び込んでいったっていいくらいだ。
だが、自分達は公にはできない関係である。そんな自分達を応援してくれる人達は身近にいるけれど、肉親や職場には秘密にしているのだ。
一緒に暮らせば、それだけ周囲にバレるリスクが大きくなる。無論、細心の注意を払ったとしても、どこで綻びが見つかるか知れたものではない。
そんなリスクを抱えての生活は互いの心をすり減らしはしないだろうか。共に暮らすことで互いに疲弊し、かえって距離感を生むことにはならないだろうか。
本末転倒な結果が政宗は怖い。
「…バレたらどうするんだよ」
「そうですね。そのときは貴方を連れて海外にでも逃げますか」
冗談めかして小十郎が言う。
「そういう諸々のリスクを抱えてでも俺が貴方と離れていたくないんです。政宗様、どうか俺の我儘を聞いてやっちゃくれませんか?」
「小十郎………」
離れていたくないと思うのは小十郎ばかりではない。自分だって同じなのだ。離れていたくないと思うことが我儘だと言うならば、政宗は小十郎以上に我儘だろう。
神妙な顔つきで小十郎は政宗の返答を待っている。政宗の中で答えはとっくに出ていて、本当は迷うこともないのかもしれない。
小十郎とその名を呼び、おずおずと眼を合わせる。小十郎ともう一度呼びかけて、小さく肯いた。
「政宗さま―――っ!」
感極まったようにきつく抱きしめられる。
今後起こるであろう問題はそのときに考えればいい。悩んでいたって仕方がない。そう開き直れば、心もずっと軽くなる。この先、障害を乗り越えるときは小十郎と一緒なのだから。
昼も夜もこの腕が自分のものとなる幸せを感じながら、政宗はゆっくりと瞳を閉じた。



政宗様、と新居のドアを開けて迎え入れた小十郎が晴れやかに笑う。
小十郎が手に入れたのは郊外に建つ中古の一軒家。今までそれぞれが住んでいた場所からすれば通勤の便は些か悪くなったが、念願叶っての二人の城だ。少々のことは目を瞑ろう。
ちょっとした庭もあって、おそらく小十郎は此処に家庭菜園を作る気だろう。言葉にはしなくても考えていることはわかる。
「多少古い家ですが部屋数が多いので、暫く書庫には困らないですよ?」
「Ha,古い家って………前のところ以上に床が抜ける心配しなきゃならねェじゃん」
「…抜けないように善処します」
そうしてくれ、と小十郎の背中を叩く。この家で床が抜けたら、修繕は自分達でやることになるのだろうから。
「政宗様、荷物はこんなものですか?」
「Ya.俺のところは家具がみんな作り付けだったから、荷物って言ってもホント身の回りのものくらいなんだよな。あ、小十郎」
ふり返った小十郎に軽いキスを贈った。不意討ちだったからか、驚いた表情がなんとも可笑しい。
「ま―――っ、」
「Ha-ha.Cuteだぜ、小十郎」
「――――――っ!」
きっとこんな毎日が繰り返されるのだろう。そう思うとまるで子供みたいにワクワクする。
「小十郎、」
小十郎と過ごす毎日はきっと楽しい。二人でこの場所に楽しい毎日を刻んでゆくのだ。


「不束者だが―――今日からよろしくな」


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