人生楽ありゃ苦もあるさ

日々のつれづれや大好きなものを力いっぱい叫ぶ代わりに書き綴っています。サイト更新情報や、時々BASARA二次創作(小政、家政メイン)も。 

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どうしてこんなに好きなんだろう【戦国BASARA2:成政】

…非常食に手をつける模様です(苦笑)。


今日は書くネタがないので、急場凌ぎで最近よく書いている現パロ成政のストックを。
ストックとはいっても、実は差し上げモノなので既に見かけている方もいるかもしれませんが。
この組合せを書くに至った経緯は長い(苦笑)ので割愛しますが、何本か書いているうちに結構面白くなってですねー。>それを「ミイラ取りがミイラになる」という(苦笑)。
気がついたら、設定集が作れるくらいメモがありました。
小政もそうだけど、BASARAを始めてから書き殴り設定メモが凄い量(苦笑)。>大半が読めない…orz


大河の時から基本的に成実は好きだったりするのです。
「梵さー」
人間座椅子よろしく背後から政宗を抱きしめた恰好で不意に成実が声をかけた。
政宗は成実に凭れかかって最新号の学会誌に目を通していたのだが、話かけられたので一旦作業を中止して顔を上げる。
決していい加減な反応を返さずに相手にちゃんと意識を向けるのは、政宗の心遣いである。
風呂上がりの就寝前。
ほんの僅かな時間、こうして過ごすのが二人の日課だ。
お互いに就いた仕事が忙しく、それこそひどい時は昼夜逆転で同じ屋根の下で暮らしていながら何日も声も聞かなければ、顔を合わせないことだってある。
そうなると必然的に不安になるもので、そうした謂われない不安感をお互いに持たないように、すれ違いを起こさないようにという互いの気遣いの賜物だった。
お蔭で一緒に暮らし始めてもう随分経つのだが、良好な関係を築けている。
クンクンと犬みたいに鼻をひくつかせているのは、首筋から仄かに漂う石鹸の香りを嗅いでいる所為だろう。時折成実の息が首筋にかかって妙に擽ったい。
擽ってェと笑いながら抗議したら、更に調子づいて鼻先を押しつけてきたので、「調子に乗んな!」と軽く頭を叩いた。
「梵さー、ぶっちゃけ俺と小十兄とどっちが大事なの?」
「What?」
なんだ、その『ワタシと仕事とどっちが大切なの?』みたいな展開は。
政宗は訝しげに瞳を眇めた後、小さく嘆息した。
今でこそ政宗の前でそういう素振りはあまり見せなくなったが、政宗の片腕である片倉小十郎が助教として政宗の研究室に採用された当時は、かなり彼に対して蟠りを持っていたようだ。
(まァ…それに関しては俺としてもどうしようもねェんだけどさ)
小十郎は幼馴染であり、家の事情で片倉家に預けられることが多かった政宗は、片倉家で育ったようなものだった。だから政宗にとって小十郎は幼馴染というよりも歳の離れた兄という存在に近く、それこそ彼には無防備に懐いていた。
幼少時から政宗が預けられていた関係で従弟の成実も子供の頃から頻繁に片倉の家には出入りしていたので、当然成実も小十郎を知っている。
だが、小十郎に政宗が懐いている、ということが成実にとっては子供心に余程面白くなかったらしい。
それこそ『三つ子の魂百まで』の世界である。
政宗にとって小十郎は、あくまでも<兄>である。今はそれに<頼れる同僚>という立ち位置が加わったが、それだけのことでそれ以上の感情を望むべくもない。それは小十郎だって同じだろう。
自分と小十郎はどこまでいっても<兄>であり<弟>にしか過ぎないのだ。
だから成実が危惧することなど一つもないというのに、そのあたりがいつまで経っても理解できないらしい。
成実なんだからそれくらい判れよ、と思う。
尤も、成実にそれを求めるのは酷だろう。政宗自身きちんと言葉にして成実に告げた記憶がないのだから。
政宗は自分の気持ちをストレートに言葉に乗せることがあまり得意ではない。それを補うように成実の方はいつも直球勝負で自分の感情を素直に吐露するし、またなかなか口にしようとしない政宗の気持ちを的確に汲みとる力に長けている。
口にしなくても伝わる、ということも確かにあるだろう。以心伝心、という言葉も確かにある。
 けれど、総てが総てそうではないのだ。
 言葉にしなければ伝わらない。
 超能力者ではないのだから。
(ったく…厄介だよなァ)
「お前と小十郎をどう比べろってんだ?比べようがねェだろ」
不安がって何を確かめたがっているのか知らねェが、と宥めるように背後から回されている成実の手を撫でてやる。
「…それでも俺から答えを引き出したいと思うのか?」
「うん…我ながらズルイと思うけど」
「本当にズルいヤツだ」
「…ゴメン」
 殊勝に謝られて、政宗は苦笑を零した。
 本当に厄介だ。
 厄介だが。
 (しょうがねェなァ…ホントに)
 「お前と小十郎とどっちが大事かって?そんなのお前に決まってるだろ。どっちかをとらなきゃならねェっていうなら、俺は成をとる」
 「梵…」
 「そもそも小十郎は別に俺がいなくたって生きていけるだろうよ。けど、お前は違うだろう?」
 少しばかり頭を反らして、政宗は成実を見た。
 「───お前は俺がいなくちゃダメだろ?」
 「梵…」
 「…そいつが答えだ。判ったか」
 成実の感極まってうっかり泣き出しそうな、なんともいえない顔を見ているのが急に居た堪れなくなって、政宗はプイと顔を背けた。
 「うん…」
 くぐもった小さな声が耳に届く。
 ぎゅうと抱きしめた成実の腕に一層力が籠った。


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